仕事の課外授業-成果を上げるための能力 講義

仕事の課外授業-759「さくら」


カテゴリー: 2018年03月23日





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 ◇◆  仕事の課外授業(講義23) ◆◇ 
   
       道をひらく

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〔1〕(vol.759)「さくら」

〔2〕「ちとえ藤堂塾」のご案内

〔3〕 今週の「人生好転メールマガジン」
   

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〔1〕(vol.759)「さくら」

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♪♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~ン ♪


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「さくら」

 さくらのつぼみが
 日に日にふくらんでいる。

 長く寒い冬を、小枝にしがみつくように
 して耐えつづけてきたのが、

 きょうこのごろはふっくらと色づいて、
 花ひらく日の喜びを春風に託している。

 桜花らんまんを待って、
 浮かれるのもよいけれど、

 色づくつぼみを仰いで、
 その耐えてきた日々をそっとねぎらうのも

 また人間らしい思いやりであろう。

 人の歩みの花ひらくのも、
 長く辛い忍耐の末にあるのかもしれない。

 だからこそ、
 耐えぬいた人生の開花を見るとき、

 人は惜しみなく賞讃をおくる。

 しかしまた、未だ花ひらかず、

 じっと人の世の寒風に耐えている
 ささやかな歩みに対しても、

 心をこめたいたわりとはげましを
 与え合うのも、

 人間だけができる
 思いやりの世界であろう。

 人の心が乱れてくると、いたわりと
 はげましの思いやりも忘れがちになる。

 そして人の世の乱れはさらに増す。

 せっかくのこの季節、桜のつぼみを仰いで
 しばしわが心を省みたい。


    (『続・道をひらく』松下幸之助)
     

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 「桜花爛漫の春を待って浮かれたくなる」

そんな季節です。

どうしても、

 「蕾」ではなく、
 「開花した桜」を求めてしまいます。

それも、

 「満開」を期待しがちです。


しかし、その開花も、

 「耐え続けた冬の時代」があってこそ

です。

 その「耐えてきた日々」をそっと労う

という思いやりも必要でしょう。

 「冬の時代」がなければ「春」は来ない

 この事実を、しっかり受け止めること

が大事です。

改めて、

 「春夏秋冬」という「四季の意味」

を味わっておく必要があるようです。


この「桜の開花」は、

 「受験の合格」に重ねたりしますが、

そのまま、

 「人の歩みの花ひらく」にも通じている

でしょう。

よく「苦節何年」と言ったりしますが、

 「よく耐えてこられたな」

という感じがします。

ただ、それも、

 「開花したから」こそ言える言葉です。

それまでの努力が報われ、

 「ほんとうによかったですね!」

と祝福してあげたくなります。


しかし、幸之助さんの仰るように、

 「未だ花開かず、
  じっと人の世の寒風に耐えている」

という人もたくさんおられます。

ひょっとすると、

 「自分自身」がそうであり、

あるいは、

 「自分の近くにいる人」もそう

かもしれません。

「耐える」と言っても、

 「開花の保証」はありません。

「耐えればいい年月」がわかっていれば、
まだがんばることはできるかもしれませんが、

 「もしかして、自分は、
  このまま終わってしまうのではないか?!」

と不安で仕方ないという人もいるでしょう。

いくら「信念を持って」といっても、

 耐え続ける日々は、長く辛いものです。

「人の世の寒風」に耐え続ける日々は、

 「ギリギリ」の生き方

といってもいいでしょう。


 このように耐えた結果「花開く」

というのは、

 「ひとつの成功」と言えるでしょう。

しかし、努力しても、

 必ずしも「花開く」とは限りません。

「花開く」に越したことはないでしょうが、

 人生の評価は「結果」だけではありません。

たとえ、「花開く」ことがなくても、

 その「生き様」には十分価値があります。


松陰先生は、人は、

 その人なりの「人生の四季」を生きて死ぬ

と仰いました。

『留魂録』には、次のようにあります。

 今日、私が死を目前にして、
 平穏な心境でいるのは、

 春夏秋冬の四季の循環ということを
 考えたからである。

 つまり、農業で言うと、

 春に種を蒔き、夏に苗を植え、
 秋に刈り取り、冬にそれを貯蔵する。

 秋、冬になると農民たちは、
 その年の労働による収穫を喜び、

 酒を造り、甘酒を造って、
 村々に歓声が満ち溢れるのだ。

 この収穫期を迎えて、

 その年の労働が終わったのを悲しむ者が
 いるというのを聞いたことがない。

 私は、三十歳で生を終わろうとしている。

 未だ一つも事を成し遂げることなく、
 このままで死ぬというのは、

 これまでの働きによって育てた穀物が、
 花を咲かせず、実をつけなかったことに
 似ているから、惜しむべきことなのかも
 しれない。

 だが、私自身について考えれば、やはり
 花咲き実りを迎えたときなのであろう。

 なぜなら、人の寿命には定まりがない。
 農事が四季を巡って営まれるようなもの
 ではないのだ。

 人間にもそれに相応しい春夏秋冬があると
 言えるだろう。

 十歳にして死ぬ者には、 
 その十歳の中に自ずから四季がある。

 二十歳には自ずから二十歳の四季が
 三十歳には自ずから三十歳の四季が、

 五十、百歳にも自ずから四季がある。

 (中略)

 私は三十歳、四季はすでに備わっており、
 花を咲かせ実をつけているはずである。

 それが単なる籾殻なのか、成熟した粟の実
 なのかは、私の知るところではない。

 もし同志の諸君の中に、私のささやかな
 真心を憐れみ、それを受け継いでやろう
 という人がいるなら、

 それは蒔かれた種子が絶えずに、
 穀物が年々実っていくのと同じで、

 収穫のあった年に恥じないことになるで
 あろう。

 同志諸君よ、このことをよく考えてほしい。 


これが、松陰先生の「死生観」です。


人生の四季は、

 「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」

とも言われます。

そのなかに、

 「合格」や「達成」
 あるいは「成功」と呼ばれるもの

があるかどうかはわかりませんが、

 「自分の人生の四季」を感じながら、
 丁寧に、誠実に、そして真剣に生きたい

ものです。

「花見」の前の季節に、
このところの「寒さ」は驚きますが、

 「花開く前の桜」

に「人生の四季」を感じたいと思います。



♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~~ン ♪♪


 今回もお読みいただき、
 ありがとうございました。 


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〔2〕「ちとえ藤堂塾」のご案内

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下記の通り
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 うまく説明できなくてもいい。

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 後でわかる。


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