仕事の課外授業-成果を上げるための能力 講義

仕事の課外授業-705「命を下す」


カテゴリー: 2017年03月10日






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 ◆◇◆  仕事の課外授業(講義23) ◆◇◆ 
   
         道をひらく

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〔1〕(vol.705)「命を下す」

〔2〕「ちとえ藤堂塾」のご案内 

〔3〕 今週の「人生好転メールマガジン」
   

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〔1〕(vol.705)「命を下す」

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♪♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~ン ♪


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「命を下す」

 自分がこうしたいと思うことを人に命じて、
 その命のままに自在に人が動くということは、

 事を運ぶうえにおいて、
 きわめて大事なことではあるけれど、

 命になれて、いつのまにか命がなければ人が動か
 ないということになっては、これはたいへん。

 こんな硬直した姿では、
 進歩も発展も生まれないであろう。

 たとえ命令がなくとも、以心伝心、
 命ずる人の意を汲んで、

 それぞれの人が
 適時適確にすすんで事を運んでゆく――

 こういう柔軟な姿のなかにこそ、
 かぎりない発展性が生まれてくる。

 そのためには、命を下す前に、
 まず人のいうことに耳をかたむけることである。

 まず聞くことである。
 聞いた上で問うことである。

 そして、
 そこにわが思いと異なるところがあれば、

 その気づかざる点を気づかしめ、
 思い至らざる点の理非を説く。

 そうした納得のうえに立って、
 断固、命を下さなければならない。

 命を受ける人に納得があるということは、
 その人の知恵がそれだけ高まったということである。

 わけのわからぬままに
 命に従わせていたのでは硬直する。

 命を下すということは、
 ほんとうはそんな容易なことではないのである。


         (『道をひらく』松下幸之助)
     

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いまの組織は、

 上下関係が崩れているので、
 「命令で動く」ということはなかなか難しい

かもしれません。

価値観が多様化する中で、
「リーダー」に求められるものも、

 以前の「強いリーダーシップ」のイメージから、
 「徳的人間力あるリーダー像」に変わりつつある

ようです。


相変わらず現場では、

 「自主性」とか「主体性」

を言われ続けていますが、

 未だに、「指示がないと何もできない」人

はたくさんいます。

幸之助さんの仰るように、

 たとえ命令がなくとも、以心伝心、
 命ずる人の意を汲んで、

 それぞれの人が
 適時適確にすすんで事を運んでゆく

というわけにはいきません。

そうあってほしいと思っているリーダーは多い
でしょうが、

現実は、そうもいかないものです。

自主的に動いてくれたとしても、
「わかったつもりで勝手に」動かれると、

今度は、

 その「マネジメント」が難しくなります。


そこで、幸之助さんは、

 そのためには、命を下す前に、
 まず人のいうことに耳をかたむけることである。

 まず聞くことである。
 聞いた上で問うことである。

 そして、
 そこにわが思いと異なるところがあれば、

 その気づかざる点を気づかしめ、
 思い至らざる点の理非を説く。

 そうした納得のうえに立って、
 断固、命を下さなければならない。

と仰っています。

 「そこまでしないといけないのか?!」

と感じるかもしれませんが、

ここに、

 「命令」の本質があるように思います。

 
 「人が人を動かす」

というのは、本来、易しいことではありません。

今までは、

 「組織の秩序論」に支えられていたので、

 「命令に反すること」の方が難しく、
 部下の側が、従う姿勢を持っていました。

そういう意味では、

 これまでの「命令の理解」は浅かった

というか、

 そんなにきちんと考えてはいなかった

のかもしれません。


幸之助さんの仰る「命」の本質は、

 「命を受ける側」の「理解や納得」にある

ようです。

 命を受ける人に納得があるということは、
 その人の知恵がそれだけ高まったということで
 ある。

とも仰っていますが、これは確かにそうです。

私たちは、

 意見が違うと、相手を「説得」しようとします。

 「価値観」の違いを一所懸命「説得」して、
 「納得」してもらおうとします。

そして、それが通らないと、

 「これは命令だ!」

という武器を使ったりするのです。


しかし、幸之助さんの「説得」は少し違いました。

幸之助さんは、

 「意見の違い」ではなく、
 「思考の前提の違い」をいつもとらえていました。

たとえば、相手が、

 「自社の利益にこだわっている」とわかると、

 「産業全体のことを考えるとどうか」とか
 「日本の未来を考えるとどうなるか」

と、その「思考の前提」に切り込むのです。

結局、

 「意見の違い」というのは「視点の違い」です。

その「視点」には、

 「短期で考えるか、長期で考えるか?!」

 「一面で考えるか、多面で考えるか?!」
 
 「部分で考えるか、全体で考えるか?!」

あるいは、

 「枝葉で考えるか、幹や根で考えるか?!」

 「具体論で考えるか、本質論で考えるか?!」

等、いろいろあります。

その問題は、

 「何を本質と見て考えればいいか?!」

という、

 「思考の前提」をまず押さえる。

これが、幸之助さんの問答の基本のようでした。

この

 「何を前提に考えるか?!」

というのは、

 その企業の「理念」に依ります。

結局、「命を下せる」というのは、

 この理念が「部下にも浸透している」

ということでもあるのでしょう。


しかし、現実には、

 「理念(考え方)」を優先するか?!

それとも、

 「経営(数字)」を優先するか?!

で、いつも現場は苦悩しています。


これからの組織は、

 「命を受ける人の納得」の前に、

 「命を下す人の納得」が大きな課題である

と言えるかもしれません。


♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~~ン ♪♪


今回もお読みいただきありがとうございました。 


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〔2〕 「ちとえ藤堂塾」のご案内

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下記の通り「ちとえ藤堂塾」を開催いたします。


  (東京)4月16日(日)13時~16時

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 (テーマ)「価値観多様化時代の
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    価値観が多様化する中では、働く理由や
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    これまでのやり方では、部下を動機づけ
    することができません。

    価値観の違う人に、どうすればやる気に
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    その辺りを考えてみたいと思います。


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   自分のことばかり考えている間は、
   人は幸福になれない。

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   「譲れない」というものが、
   自分が参加する「条件」になっている。
    

本日、「第944号」を配信いたします。


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