日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信

【アメリカ通信】SNS時代。350万人のデモは意味がない?!


カテゴリー: 2017年02月07日
┠──────────────────────────────────
┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
┠──────────────────────────────────
├ 2017年02月7日 SNS時代。350万人のデモは意味がない?!
──────────────────────────────────
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

▼奥山真司の「アメ通 LIVE!」|THE STANDARD JOURNAL 2
2017/02/07(火) 開場:20:57 開演:21:00
★ニコニコ動画 生放送★
http://live.nicovideo.jp/watch/lv287955053

★Youtubeライブストリーミング★
https://www.youtube.com/watch?v=9i7rh22yU1c

──────────────────────────────────
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

おくやま です。

先週の放送でとりあげて好評だった、
NYタイムズ紙に掲載された意見記事の要約です。

--
【Youtube動画公開】
SNS時代。大規模デモの効果ってほんとうにあるの???
|奥山真司の地政学「アメリカ通信」
|https://youtu.be/hvCqUaV7cz8
--

これもテクノロジーの進化のパラドックスですね。

抗議デモのような形のイベントは
SNSの発展によって以前よりも
簡単に組織できるようになったにもかかわらず、
それが実際の政治ムーブメントにつながるかどうかは
別問題、ということ。

ワイリーのいうように
「ランドパワーが決定権を持つ」
というわけではないのでしょうが、
やはり最後は地道な政治努力と
政策実現のための組織運営
というところに行き着くわけです。

さらに言えば、あらゆる政治組織の運営には、
やはり「利権」のような構造が必要になってくる、
とも言えます。

( おくやま )

====

デモの規模は本当に重要なのか?
by ジーナップ・トゥフェックチー

全米各地(と世界各国)で先月行われた
「女性の権利デモ」(the Women’s March)は、
おそらくアメリカ史上最大規模のデモとなったはずだ。
350万人が参加したという推測もある。

ということは、もちろん
何かしらの意義があったはずであろう。

ところが過去20年間に行われてきた
デモ行進を調査した人間として、
私はここでみなさんに
悪い知らせをお伝えしなければならない。

それは、デジタル時代のデモの規模は、
そのムーブメントの強さを測ることができるだけの
信頼に足る指標ではなくなっている、ということだ。
過去に行われたデモ行進の参加者数との比較は、
とりわけ誤解を生みやすい。

いまや「多くの人がひとつの場所に集まった」
というだけでは、そのデモの力を示すことにはならない。
むしろデモというのは、そのムーブメントの潜在力を
象徴しているだけなのだ。

自然界とのたとえから考えてみよう。

トムソン・ガゼルは草を食べている時に、
目的もなく突然高く飛び跳ねることがあるが、
これは捕食者に対して
「これだけ高く飛べるのだから速く走れます、
だから追いかけても無駄ですよ」と伝えている。

これと同じように、デモの参加者も
「われわれはこれだけ集まれるのだから、
本気だしたらどうなるかわかってますよね」
と発信していることになる。

ところが大規模なデモを開催するのは
以前よりもはるかに容易になってきている。

たとえば過去には大規模なデモのためには
少なくとも数ヶ月の準備期間が必要であった。
たとえば1963年の「ワシントン大行進」は、
その準備が9ヶ月前となる1962年12月から始めらている。

結果として25万人が集まったが、
それ自体は今日の同規模のデモよりも
はるかに多くの努力やコミットメント、
そして準備を象徴したものであった。

フェイスブックやツィッター、Eメール、携帯電話、
そしてクラウドファンディング無しで
そのようなデモを組織するということは、
まさに公民権運動のようなムーブメントの
強さと精緻さを必要としたのである。

最近の大規模なデモが、
政策面での実質的な結果につながらず、
期待はずれに終わっている理由はまさにここにある。

私は2003年2月に開催された
反戦デモにも参加したことがある。
このデモは当時において
世界中で行われた史上最大規模のデモであるとされ、
世界の600以上の都市で行われた。

私は「さすがにアメリカとその同盟国たちは、
これほどの規模のデモを無視するわけにはいかないのでは?」
と思ったが、ジョージ・W・ブッシュ大統領はデモを
「単なるフォーカス・グループによって行われたものでしかない」
として退け、実際にわれわれを無視して、
そのすぐ後にイラク戦争が始められたのだ。

ブッシュ大統領は、実際は1つの面で正しかったといえる。

デモの参加者たちは、ブッシュ大統領を
2004年の選挙で敗北させるまでの
政治的に力には変えられなかったからだ。

私は2011年の「世界占拠」デモにも参加した。

これは80カ国以上の1000都市以上で開催され、
これも当時の時点で再び史上最大規模となり、
テクノロジーの発展のおかげでもあって、
たった数週間で組織されたものだ。

ここでも私は、経済格差に対する
これほどの大規模な抵抗運動のおかげで
すぐに政治・経済面で
変化が起こると楽観視していたのだが、
やはり間違っていた。

前回と同様に、残念な結果にしかつながらなかったのである。

その後、世界中で似たようなデモが開催されているが、
いずれも実質的な成果にはつながっていない。

もちろんこれは、デモの重要性が失くなった
ということを意味するわけではない。デモはいまだに重要だ。

だがわれわれは、その捉え方を変えるできであろう。
近年のデモは、組織的な努力の成果として見るのではなく、
むしろその運動の、最初の潜在的な第一歩として捉えるべきなのだ。

今日の大規模なデモというのは、
1963年の「ワシントン大行進」ではなく、
どちらかといえばローザ・パークスが
バスで白人に席をゆずるのを拒否したという行動に近い。

つまり以前は「最終地点」だったものが、
現在は「最初の火花」になっている、ということだ。

デモの重要性というのは、以前にもまして
「その後に起こること」に左右されるようになったのである。

2009年のティーパーティー(茶会党)運動を思い出してほしい。
この時も全米の多くの都市に何十万人もの人々が集まり、
デジタルコミュニケーションの助けを借りて動員されている。

そして他のデモ(先月の「女性の権利デモ」も含む)と同じように、
これらはムーブメントへの支持を
象徴的な形で表明したものであり、
自分と同じような考えを持つ仲間と知り合うことのできる
「イベント」としての機能を持っていたのだ。

ところがティーパーティーのデモ参加者たちは、
自分たちの目指す政策を実現させるために
猛烈な働きかけをした。

それは、自分たちの支持する候補者を見つけて
予備選挙に出し、それに抵抗した共和党員に挑戦し、
政策のプロセスを見守り、ティーパーティーの方針から
はずれる政治家に圧力をかけることなどだ。

先週ノースカロライナ州で開催された
「女性の権利デモ」に私自身も参加したが、
その参加者の数の多さと行進する人々の
情熱の熱さに驚かされた。

ただし、これらのデモの参加者たちが
互いの連絡先を交換せず、
地元での戦略会合も開かなかったら、
その数の多さもティーパーティーの支持者たちが
2009年のデモの後に獲得したような
影響力を持つことはできないだろう。

当然ながら、ムーブメントを進める上で
参考すべきはティーパーティーだけではない。
ところが街をデモ行進するだけでは
何の結果も生み出すことはできないのである。

私が参加したノースカロライナ州のデモは、
「さあ仕事を始めよう」(Let’s Get to Work)
という歌をみんなで歌ってお開きとなった。
そして今日のデモにとって、この歌の題名ほど
よく当てはまるメッセージはないのである。

====
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□

▼The 4th Turning(危機の時代)と戦略の階層
~未来予測と戦略CD~

------------------
※【Youtube無料動画】
奥山真司の『未来予測と戦略CD』
/「The Fourth Turning (危機の時代)と戦略の階層」
|奥山真司の地政学「アメリカ通信」
https://youtu.be/1V69XMOJI_4
------------------

危機の時代が到来しました。

英国のEU離脱はじめ、世界秩序が変わろうとしてます。

米国ではついにトランプ政権が発足しました。
世界中で反トランプ運動が起きていますが、
世界では移民反対を唱える政党が力を増しています。

この本はトランプ大統領の出現そのものを
予測した書ではありませんが、
まさに、時代の転換期が来ることを予測したものです。

この本は奥山真司先生が翻訳をしてますが、
実際に書かれていることの一部を紹介すると・・・

●米国の歴史が80年周期で春夏秋冬4つの時代が一周する
●20年ごとに春夏秋冬があり、その4つの時代に特徴がある。
●現在は第4ターニングに入っており、冬の季節で危機の時代である。
●前回の危機の時代は80年前の世界大戦であった。

ということなどが書かれていますが、
1997年に出版されたこの本には、
実に恐るべき予測が書かれています。
それは・・・

http://www.realist.jp/the4thturning.html

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□

※このメルマガは転送自由です。(ただし出典を残して下さい)

▼「奥山真司のアメ通LIVE!」番組へご意見・ご感想はこちらから
http://www.realist.jp/goiken.html

▼Youtube THE STANDARD JOURNAL
https://www.youtube.com/user/TheStandardJournal

▼「THE STANDARD JOURNAL ~『アメリカ通信』」
http://ch.nicovideo.jp/strategy

▼FacebookPage:「THE STANDARD JOURNAL」
 https://www.facebook.com/realist.jp

★奥山真司への講演依頼・執筆依頼は、
【webmaster@realist.jp】までお問合せ下さい。

日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信

RSSを登録する
発行周期 週刊、不定期
最新号 2017/11/23
部数 10,995部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信

RSSを登録する
発行周期 週刊、不定期
最新号 2017/11/23
部数 10,995部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

川島和正の日刊インターネットビジネスニュース
■読者数32万部超、日本一の個人メルマガ(まぐまぐ総合ランキング調べ) ■9年連続で年収1億円以上になり、70か国以上を旅行して、 190平方メートルの豪邸に住んで、スーパーカーに乗れるようになり、 さらに、著書は、日本を代表する超有名人2人に帯を書いてもらい、 累計50万部のベストセラーとなった、現在香港在住の川島和正が、 最新のビジネスノウハウ、自己啓発ノウハウ、健康ノウハウ、恋愛ノウハウ さらに「今チェックしておくべき情報リスト」などを配信中!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

ダメおやじの全財産をかけた崖っぷちFX通信
【1日に数万人が熟読する人気FXブログのメルマガ版】 相場歴30年以上のダメおやじがFXノウハウを大公開! 毎朝配信!毎日の経済指標情報や攻略法を無料で解説しています。 ●損切りがうまくできない、利食いが浅い ●ポジポジ病(ポジションを不要に持ってしまう) ●コツコツドカーン(小さく勝っても大きく負ける) ●エントリータイミングわからない ●メンタル面が弱い このようなお悩みがあれば購読してみてください。 FX初心者から経験者まで、FXの悩みをこのメルマガで解消します。 期間限定でメルマガ内で数万円相当分のFX情報商材をプレゼント中!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

僕は『絶対倒産する』と言われたOWNDAYSの社長になった。
売上20億,負債14億,赤字2億『絶対倒産する』と言われ、メガネ業界内ではただの質の悪い安売りチェーンと馬鹿にされ続けていたOWNDAYS(オンデーズ)を30歳の時に買収し社長に就任。その後、10年間で奇跡のV字回復を遂げて、売上150億,世界10カ国に進出するまで・・、みたいな巷によくある再生物語。半分ノンフィクション。半分はフィクション。いつまで、どこまで書き続けるかはまだ未定です。 https://www.owndays.com Twitter:https://twitter.com/shuji7771 blog:https://ameblo.jp/shuji7777/
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

石渡浩の不動産投資を本業に―保証人無しでも融資を受け自己資金にレバレッジをかけて家賃年1億円越えを―
大学院修了時に資本金990万円で作った投資不動産保有会社の石渡住宅サービスを9年後の2016年に上場企業フィンテックグローバル子会社ベターライフサポートホールディングス等に約5億円で売却(株式譲渡)して上場会社連結子会社にして石渡住宅サービス(現商号:ベターライフプロパティ)名誉会長に就任した石渡浩が,自己資金数千万円規模の一般投資家さんを主対象に,銀行融資を活用してアパート経営を成功させ不動産賃貸業を本業にするためのノウハウを伝授します. 主著:『たった4年! 学生大家から純資産6億円を築いた私の投資法- 借りて増やす技術-』ソフトバンククリエイティブ(2012)
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

首都圏不動産インサイドニュース
不動産業者がゼッタイ言わない最新の業界ウラ事情をリアルタイムで暴露します!!不動産投資で儲けよう!と意気込んでいるあなた。家族を守り夢を叶える手堅い不動産投資ですが数億円の借金を負う100%自己責任の事業。海千山千の業者相手に知識武装は万全ですか?「まかせっぱなし」は命取りです。かく言う私も業者ですが、不動産に携わる者として不幸な投資家さんをゼロにしたい。本気です。業界経験13年のプロとして真実だけをお伝えします。業者と対等な立場で戦ってください。決して損はさせません。村上しゅんすけ
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から3年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

アーカイブ

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング