■〓〓 通訳・翻訳のことならおまかせ♪ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓■ No.374 APR.23, 2018 Issue つーほんメール < http://tsuhon.jp > ■CONTENTS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】第4回日本翻訳大賞は韓国ミステリーとポーランドの古典小説 【2】第9回翻訳ミステリー大賞 『フロスト始末』が受賞 【3】通訳の新たな試験「一般通訳検定」始動 【4】翻訳コンテスト情報 ~ニュース翻訳 まだまだ応募受付中!~ 【5】Pick Up! 通訳・翻訳イベント情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【PR】 ■■ 仕事に繋がる通訳者・翻訳者の名刺テンプレート差し上げます ■■ 通訳者・翻訳者から11年間名刺を受け取ってきた元コーディネータが 「つい依頼したくなった名刺」のポイントをまとめました テンプレートに入力するだけで「仕事に繋がる名刺」が作れます https://kase2.net/l/2hon_bizcard_2018May_present.n.html ■─「通訳翻訳WEB」更新情報 ─────────────────────── +グローバルビジネス現場の英語表現 http://tsuhon.jp/column/cat_column/globalbusiness 第46回 delta / 三角州ではなくて……… 第47回 at the end of the day / 「一日の終わり」ということは? 第48回 what’s your take? / あなたの見解は? +求人情報 http://tsuhon.jp/employment □─ MAIN TOPIC────────────────────────────── 【1】第4回日本翻訳大賞は韓国現代ミステリーとポーランドの古典小説 --------------------------------------------------------------------------- 「日本翻訳大賞」は、 12月1日~翌年の12月末までの13カ月間に発表された翻訳作品のなかで、 最も賞讃したいものに贈られる賞です。 今年の選考委員は第1回~第3回に引き続き、 金原瑞人さん、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、西崎憲さん、松永美穂さん の5人の翻訳家。 4月14日に選考会が行われ、翌15日、受賞作が発表されました。 大賞に選ばれたのは次の2作品です。 ●『殺人者の記憶法』キム・ヨンハ著、吉川凪訳/クオン 「田舎の獣医キム・ビョンスの裏の顔は、冷徹な殺人犯だった。 現在は引退して古典や経典に親しみ詩を書きながら平穏な日々を送る彼には、 認知症の兆候が現れ始めている。そんな時、偶然出会った男が連続殺人犯だと直感し、 次の狙いが愛娘のウニだと確信したビョンスは、 混濁していく記憶力と格闘しながら人生最後の殺人を企てる――」(出版社サイトより) ●『人形』ボレスワフ・プルス著、関口時正訳/未知谷 「19世紀中葉のワルシャワを舞台に展開するこの長篇は24ヶ国語に翻訳され、 世界中で愉しまれる古典中の古典」(出版社サイトより) 『殺人者の記憶法』は韓国の現代ミステリー小説で、 今年1月には映画化もされています。 『人形』はポーランドの古典小説で、なんと1248ページの超長編! 第69回読売文学賞(研究・翻訳賞)も受賞しています。 4月28日(土)に東京・御茶ノ水にて授賞式が開催され、 選考委員による座談会や大賞受賞作品の訳者によるトークなどが予定されています。 まだ予約を受け付けているようですので、興味のある方はぜひ。 ★詳細はこちら(日本翻訳大賞ホームページ) https://besttranslationaward.wordpress.com/2018/04/15/2017award ■─【PR】──────────────────────────────── 『出版&映像翻訳 完全ガイドブック』(イカロス出版) 本や映像の翻訳に携わりたい人、必携の1冊 1,800円+税 http://tsuhon.jp/book/4369 □─ SUB TOPIC────────────────────────────── 【2】第9回翻訳ミステリー大賞 『フロスト始末』が受賞 --------------------------------------------------------------------------- 第9回翻訳ミステリー大賞が4月14日、決定しました。 同賞は、2009年に翻訳者の故・小鷹信光さん、深町眞理子さん、 白石朗さん、越前敏弥さん、田口俊樹さんによって創設され、 現役翻訳者の投票により 「読者に読んでほしい翻訳ミステリー作品の年間ベストワン」を選出するものです。 56人の翻訳家による投票の結果、 『フロスト始末』R・D・ウィングフィールド著、芹澤恵訳/東京創元社 が大賞に決定しました。 『フロスト始末』は、 ジャック・フロスト警部が活躍する人気警察小説シリーズの最終作です。 「このミステリーがすごい!2018」の海外部門ランキングでも1位に選ばれています。 「今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、 強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。 警部がそれらの捜査に追われている裏で、 マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、 フロストをよその署に異動させようと企んでいた……」(出版社サイトより) また、誰でも投票できる「第6回翻訳ミステリー読者賞」は 『13・67』陳浩基著、天野健太郎訳/文藝春秋が選ばれました。 ★詳細はこちら(翻訳ミステリー大賞シンジケート) http://honyakumystery.jp/6843 ■─【PR】──────────────────────────────── 『通訳・翻訳ジャーナル』2018年春号(イカロス出版) 1,300円+税 第1特集「AI時代に生き残る翻訳者・通訳者」 第2特集「出版翻訳ジャンル別ガイド ミステリ編」 第3特集「通訳・翻訳 最新マーケット分析 2018」 http://tsuhon.jp/book/6435 □─ SUB TOPIC────────────────────────────── 【3】通訳の新たな試験「一般通訳検定」始動 --------------------------------------------------------------------------- 行政や学校、病院や警察などで必要とされる通訳、 いわゆる「コミュニティ通訳」の基盤は残念ながらいまだ多くをボランティアに頼り、 まだまだ脆弱な状況が続いています。 昨年の統計では在留外国人の人数は247万人以上、 年間の訪日外国人は2800万人を突破したこともあり、 コミュニティ通訳はもはや「社会インフラである」と言っても 過言ではない状況となっています。 この社会インフラとしての通訳を整備することを目的として、 2017年10月に一般社団法人 通訳品質評議会が発足されました。 そして今年度より、通訳品質評議会はこれからの日本の社会インフラとして必要な コミュニティ通訳の育成と地位向上に寄与するため、 「一般通訳検定」(Test of Universal Interpreting:TOUI[トーイ])を 実施することになり、去る4月21日に第一回の検定が行われました。 今後の日程や詳細については下記ホームページをご参照ください。 ★一般通訳検定 https://www.interpreter-qc.org/toui ■─【PR】──────────────────────────────── 『通訳ガイドがゆく』ランデル洋子著(イカロス出版) ベテランガイドが通訳ガイドの世界をナビゲート! 1,400円+税 http://tsuhon.jp/book/4199 □─ CONTEST ────────────────────────────── 【4】翻訳コンテスト情報 ~ニュース翻訳 まだまだ応募受付中!~ --------------------------------------------------------------------------- ●『通訳・翻訳ジャーナル』誌上翻訳コンテスト「ニュース翻訳編」 『通訳・翻訳ジャーナル』では毎号、翻訳コンテストを開催しています。 最新号(2018年春号)のコンテストでは、ニュース記事の翻訳にトライ! 課題文は、英国のオンライン新聞「The Independent」の記事です。 ニュース記事の翻訳・ライティングを手がけているプロの翻訳者が審査を担当します。 応募締切:2018年5月21日(月) 応募方法:郵送(当日消印有効) 結果発表:8月21日発売予定の『通訳・翻訳ジャーナル』2018年秋号に掲載 賞 品 :最優秀賞3万円、優秀賞1万円 ★誌上翻訳コンテスト「ニュース翻訳編」の概要はこちら http://tsuhon.jp/contest ■─【PR】──────────────────────────────── 『産業翻訳パーフェクトガイド』(イカロス出版) 産業翻訳のことはコレ1冊で丸わかり! 定価1,800円+税 http://tsuhon.jp/book/5136 □─ EVENT ──────────────────────────────── 【5】Pick Up! 通訳・翻訳イベント情報 --------------------------------------------------------------------------- 毎年恒例の「翻訳フォーラム・シンポジウム」が今年も開催されます。 第1次発売のチケットは売り切れてしまったようですが、 第2次発売の分はまだ残っているようです。 シンポジウム後には交流会も予定されています。 ●翻訳フォーラム・シンポジウム2018 ~つなぐか切るか~ 今年のテーマは「つなぐか切るか」。 文やパラグラフは原文通りに切るべきか、状況に応じてつないでも良いものか、 テンやマルはどこに打つのか、接続する言葉は入れるのか入れないのか。 そこにルールはあるのか、正解はあるのかを、様々な角度から論じる。 日時:2018年5月27日(日)11:00~17:00(交流会は18:30~20:30) 場所:東京・大塚 お茶の水女子大学 参加費:5,000円(交流会は別途6,500円) 申込方法:オンライン(詳細は下記公式HP参照) ★ http://www.fhonyaku.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通訳・翻訳関連のセミナー&イベントを多数掲載! ★ http://tsuhon.jp/event ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 次号(第375号)は、2018年5月8日(火)の配信予定です。 次回の「つーほんメール」をどうぞお楽しみに! 【通訳翻訳WEB】 http://tsuhon.jp 【Twitter】 https://twitter.com/tsuhonj 【Facebook】 https://www.facebook.com/tsuhonj ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛