外国為替ディーラーの心の中

外国為替ディーラーの心の中


カテゴリー: 2017年07月21日
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外国為替ディーラーの心の中  2017年7月21日 発行
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※忙しい人のサマリー
日銀金融政策決定会合後、一時円安も、ECB理事会後のドル全面安に押される

ECBドラギ総裁は秋に政策変更の議論について表明し
市場では1月以降のテーパリング開始に向けた意識が強まる

日銀会合では物価目標の先送りが決定され、円売りに
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《7/20 木曜日》	   
      ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  111.97  1.1515  128.93
高値  112.42  1.1658  130.27
安値  111.48  1.1479  128.78
終値  111.91  1.1631  130.16
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《7/20 木曜日の主要株式指数》
        前日終値       前日比
日経  20144.59   +123.73
DOW   21611.78   -28.97
S&P    2473.45   -0.38
Nasdaq  6390.00   +4.96
FTSE   7487.87   +56.96
DAX   12447.25   -4.80
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《7/20 木曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=46.79(-0.33 -0.70%)
NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1252.10(+3.30 +0.26%)
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《7/20 木曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
通関ベース貿易収支(6月)8:50
結果 4399億円
予想 4880億円 前回 -2042億円(-2034億円から修正)
億円 814億円
予想 1275億円 前回 1338億円(季調済) 

日銀政策金利 12:10
結果 -0.1%
予想 -0.1% 現行 -0.1% 

全産業活動指数(5月)13:30
結果 -0.9%
予想 -0.8% 前回 2.1%(前月比)

【豪州】
雇用者数(6月)10:30
結果 1.40万人
予想 1.50万人 前回 3.80万人(4.20万人から修正)

失業率(6月)10:30
結果 5.6%
予想 5.6% 前回 5.6%(5.5%から修正) 

【スイス】
貿易収支(6月)15:00
結果 28.1億スイスフラン
予想 N/A 前回 33.9億スイスフラン(34.0億スイスフランから修正) 

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(6月)15:00
結果 0.0%
予想 -0.1% 前回 -0.2%(前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.8%(前年比)

ユーロ圏経常収支(5月)17:00
結果 301億ユーロ
予想 N/A 前回 235億ユーロ(222億ユーロから修正)(季調済)
結果 183億ユーロ
予想 N/A 前回 228億ユーロ(215憶ユーロから修正)(季調前) 
 
ECB政策金利 20:45
結果 0.00%
予想 0.00% 現行 0.00%

ユーロ圏消費者信頼感・速報値(7月)23:00
結果 -1.7
予想 -1.2 前回 -1.3

【英国】
小売売上高(6月)17:30
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 -1.1%(-1.2%から修正)(前月比)
結果 2.9%
予想 2.6% 前回 0.9%(前年比)

【香港】
消費者物価指数(6月)17:30
結果 1.9%
予想 2.1% 前回 2.0%(前年比)

【米国】
新規失業保険申請件数(15日までの週)21:30
結果 23.3万件
予想 24.5万件 前回 24.8万件(24.7万件から修正)

フィラデルフィア連銀景況指数(7月)21:30
結果 19.5
予想 23.0 前回 27.6
                    
景気先行指数(6月)23:00
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 0.2%(0.3%から修正)(前月比) 

【南アフリカ】
南アフリカ中銀政策金利 22:20
結果 6.75%
予想 7.00% 現行 7.00%

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《7/20 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*日銀金融政策決定会合
景気判断を上方修正
2018年度のコアCPI見通し1.5%
物価目標達成時期を18年度中から19年度ごろに先送り 

*日銀経済・物価情勢の展望(展望レポート)
我が国経済は海外経済の成長率が緩やかに高まるもとで
きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に景気の拡大が続き、
2018年度までの期間を中心に潜在成長率を上回る成長を維持するとみられる
消費者物価はエネルギー価格上昇の影響を除くと弱めの動き。中長期的な寄す物価上昇率の上昇もやや後ずれ。
従来の見通しに比べると、成長率については幾分上振れている、物価については見通しの期間の前半を中心に下振れている。
リスクバランスは経済・物価ともにしたぶえっリスク
金融政策運営は物価安定目標の実現を目指し、安定的に持続するために必要な時点まで継続。 
所得から支出への前向きの循環プログラムが働くもとで緩やかに拡大。
海外経済は総じて緩やかな成長が続き、そうしたもとで輸出は増加基調
設備投資は緩やかな増加基調
個人消費は底堅さ増す
公共投資は増加に転じつつある
住宅投資は横ばい圏内
鉱工業生産は増加基調
労働需給は着実な引き締まり
金融環境、きわめて緩和した状況
予想物価上昇率は弱含み 
国内需要は企業家計両部門において前向きの循環メカニズムが持続し、緩やかな拡大
前回の展望レポート以降、エネルギー価格が押し上げに寄与し、物価上昇率高まる。
労働や設備の稼働状況を表すマクロ的な需給ギャップは着実に改善
中長期的な予想物価上昇率は弱含み
輸入物価は持ち直し
金融政策運営
第一の柱 中心的な見通し
2%に向けて上昇率高める。物価目標に向けたモメンタムは維持。
第二の柱 金融政策運営上のリスクは、海外経済中心に下振れリスクの方が大きい。
経済成長率見通し
17年度 +1.8%(+1.5%~+1.8%) 前回 +1.6%(+1.4%~+1.6%)
18年度 +1.4%(+1.1%~+1.5%) 前回 +1.3%(+1.1%~+1.3%)
19年度 +0.7%(+0.7%~+0.8%) 前回 +0.7%(+0.6%~+0.7%)
消費者物価見通し(除く生鮮食品)
17年度 +1.1%(+0.5%~+1.3%) 前回 +1.4%(+0.6%~+1.6%)
18年度 +1.5%(+0.8%~+1.6%) 前回 +1.7%(+0.8%~+1.9%)
19年度 +2.3%(+1.4%~+2.5%) 前回 +2.4%(+1.4%~+2.5%)
19年度(消費税引き上げの影響を除く) +1.8%(+0.9%~+2.0%) 前回 +1.9%(+0.9%~+2.0%) 

*黒田日銀総裁
景気は緩やかに拡大している。
景気の総括判断を一歩前進させた。
経済・物価ともに下振れリスクのほうが大きい。
2%目標に向けモメンタムに力強さ欠けており、注意深く点検が必要。
モメンタム維持に必要な政策調整も。
企業の賃金・価格設定の姿勢はなお慎重。
木内・佐藤両委員が展望リポートで独自案提案も否決。
今後も強力な金融緩和を粘り強く推進していく。
長短金利操作は持続可能性が高い金融緩和の枠組み。
政策金利を大きくマイナスにすることは難しい。
何があっても緩和考えないということではない。
さらなる緩和ありえるしさまざまな調整も十分考えられる。

【ユーロ圏】
*ECB 
上下限金利も据え置き、マイナス0.4%とプラス0.25%
見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。

*ドラギECB総裁
600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
成長へのリスクはほぼ均衡。
QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
極めて大規模な金融緩和が必要。
景気拡大はまだ物価に波及していない。
ヘッドラインのインフレはエネルギー価格の影響受けている。
基調インフレ圧力は引き続き抑制されている
コアインフレは中期的には緩やかに上昇。
景気の一層の上振れに向けた勢いは増している。
グローバルな回復が貿易・輸出を下支え。
回復は広範にわたっている。
ECB理事会は秋に決定を下す。
QE変更時期を設定しないことで全員一致。
テーパリングのシナリオは議論されていない。
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《本日予定されている主な経済指標》

【英国】
公共部門ネット負債(6月)17:30
予想 42億ポンド 前回 60億ポンド

【カナダ】
小売売上高(5月)21:30
予想 0.3% 前回 0.8%(前月比)
予想 0.1% 前回 1.5%(自動車除く・前月比)

消費者物価指数(6月)21:30
予想 0.0% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.1% 前回 1.3%(前年比)

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おはようございます

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本題です

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【東京市場】日銀会合受けてやや円安

 注目された日銀金融政策決定会合では、物価目標達成時期を2019年度ごろに先送りが決められ、円安がやや優勢となる展開を見せた。
 経済成長率見通しの引き上げなど強めの材料もあったが、黒田日銀総裁の任期内に目標に達成出来ないとの見通しに市場は反応した。
 ドル円は111円台に落とされていたが、112円10銭台まで回復。もっとも、そこからの買い上げは一息で、地合いの弱さも。

 この後ECB理事会を控えるユーロは、対ドルで頭の重い展開。1.1530台まで上昇を見せたが、1.1504近辺まで値を落としている。

 雇用統計が強かった豪ドルは、指標後すぐの上昇も、すぐに値を戻し、その後は軟調地合い。雇用の強さが好感されたものの、ポイントである0.80手前まで上昇後、すぐに値を戻したことで、上値の重さが意識された。


【ロンドン市場】ECB理事会前にやや調整

 ECB理事会の結果発表を控えて、ややユーロ売りドル買いが優勢に。

 理事会前の調整に加え、ポンド売りが主導した格好で、一時1.15割れ。

 ポンドはフォックス英貿易担当相が、
EU離脱交渉がなくても我々はサバイブできる、と発言したことに反応したとみられる。

 ドル円は112円42銭近辺までと、円売りの動き広がる。日銀金融政策決定会合後の円売りに。

 ECB理事会は現状維持を決定。予想通りで反応は限定的。ドラギ総裁の会見待ち。

【NY市場】ECB理事会後の会見受けてユーロ高ドル安

 ドラギ総裁の会見では、
ECB理事会は秋に決定を下す。と、金融政策についての議論を
秋のECBで改めて行うことを表明。

 12月が期限となる量的緩和について
9月の理事会でテーパリングが決まる可能性が意識され、ユーロ買いが強まった。

 ユーロドルは一気に1.16台半ばへ。

 ドルが全面安となり、ドル円は高値から一気に調整され111円台。
下げが強まり111円台半ばを割り込むところまで値を落とした。

 ユーロはその後も高値圏1.1620近辺がしっかりとなった。

 ドル円は少し調整が入り112円ちょうど近辺までも、112円台での買いに慎重姿勢。

【本日の見通し】ドル売り基調継続

 日銀金融政策決定会合を受けて112円40銭近辺まで一時上昇したドル円は、
その後のドル全面安に押されて111円台半ばを割り込むところまで売りが進む場面が見られた。

 ドル安の勢いが強く、ドル円も戻りの重い展開が続きそう。
昨日の上昇が112円台前半で抑えられたことで、112円台では売りが出る流れか。

 ECB理事会を受けて急騰したユーロは、高値からの調整が鈍く
高値圏で推移するなど、かなりしっかりした流れに。
ユーロドルでのもう一段のユーロ買いドル売りが広がると、
ドル全面安基調が意識され、ドル円も111円台前半をしっかりトライする可能性も。

【本日の戦略】戻り売り

 日銀金融政策決定会合のドル買い円売りが112円台半ばを付けられなかったことで
ドル円は112円台が重くなりそう。
下方向のリスクが強い展開が予想される。

 週末でもあり、突っ込んだ売りは避けたいが、112円台は売り上がりたい。

 デイトレも小さく売りから。112円ちょうど近くから売りの回転も、
勢いを確認しながら。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

*・。・。.☆:*・。・。.☆:*・。・。.☆:*・。・。☆:*・。・。.☆:
ダックビルのプロフィール
本名:山岡和雅
1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。
1994年ナショナルウェストミンスター銀行
(現ロイヤルバンクオブスコットランド銀行)に移り、
2003年3月まで10年以上にわたって
インターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、
2003年4月からGCIグループに参画、
現在エムサーフ社所属
http://klug-fx.jp/
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
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このレポートの情報・分析・予測でいかなる損害が生じたとしても、その責を負いません
内容の無断転載・コピーを禁止します
このレポートの記載事項はその内容を保証するものではありません
また為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
レンジは銀行間での参考値です。
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■作成/発行 株式会社みんかぶ
■配信停止はこちらから http://www.mag2.com/m/0000094647.html
■バックナンバーの閲覧はこちら http://www.mag2.com/m/0000094647.htm
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