緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。

「緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」vol.113


カテゴリー: 2013年03月04日
◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆   2013年3月4日発行
             vol.113「声優アワードのスピーチの裏で。」




 日々、バタバタしていて、…ふと、気づいたら。

  メルマガが「休刊」になっていました!!!!!  …(滝汗)

 すみません! すみません! すみませんーー!!!m(_ _;)m


 …でも、もうそろそろ、「時期」なのかもしれません。。
 いろいろなものを、考え直す「時期」。
 そんな「ターニングポイント」のひとつが、昨日、ありました。

  第七回「声優アワード」で、「高橋和枝賞」を戴きました。

 詳細はコチラ→ http://seiyuawards.jp/201303/01020705.php
 あと、ブログ→ http://emou.seesaa.net/ (3月4日付の記事)


 スピーチ自体は、もはや自分でもやや遠く、、、申し訳ありませんが、どこか
の記事になったものをご覧になるか、4月アタマにTOKYO-MX等で特集が組まれ
るそうなので、そちらをご覧頂ければと思います。

 その裏で思っていたことを、この際だからブログにいろいろ綴ろうかと思って
いたのですが、…いざ書き始めると、いろいろ深い部分にまで入っていかざるを
得なくなり、大変長くなってしまいました。
 それに、それを一般の方の目に触れやすい場に置くのが、躊躇われ、、、

 なので、その、もっとディープなこと…私があのスピーチで、なぜそういう風
に話したのかの経緯の部分は、メールマガジンにしようと思い立ちました。
 …で、昨晩、急遽、復刊の手続きを踏んだ次第です(^^;;


 …という、ワケなので!
 今回のメルマガは、ブログをまずお読み頂き(スピーチを聞いていて下さって
いれば尚わかりやすくはあるのですが…すみません)、その上でお読み頂けると
幸いです。

 逆に「いつも」な読者の皆様には、知っている話も多いかもしれません。
 でも、この機会なので…と、思いました。

 甚だ恐縮ではありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。




   **********
   **********




 自分を「アニメ声」だと思ったことは、今まで一度もありません。

 むしろ声質的には、もともとは外画(洋画)向きだろうと思っていて、…でも
(舞台で)少年役を褒めて頂き、勧めてもらったことがきっかけではあったので、
アニメの少年はやれたらいいなあ。そんな風に漠然と思っていました。

 腰を痛めて踊れなくなった自分が、それでもまだ役者として必要とされる場所
があるなら、なんでもやろう。「影の存在」になってもいい。黒子にもなる。

 …そんな風に考えて、私は、この業界の扉を叩きました。

 でも、デビュー作「幽☆遊☆白書」の蔵馬役で一変。
 20代半ば、いい歳の自分が、アイドル扱いをされるようになりました。


 それまでの声優ブームとは違う「グラビア」を含む…いわゆる一般のアイドル
(の同人版的感覚だと思っておりましたが←)的活動が「主」な日々。
 「写真嫌い」だった自分が、同時期に立ち上がった声優グラビア誌に創刊から
携わり、そんな容姿でもないのになぜか写真集まで出させていただくようになり。

 素のトークが苦手で、「役者は素を晒すべきではない」と思っていたのに、ラ
ジオパーソナリティをやるようになり、数々のイベントが日常的な仕事の一部に
なり、まるで「声優代表」のようなカタチで、テレビや一般雑誌の取材を受ける
ようになり。


 3歳から始めていた音楽は大好きで、歌も演奏も作詞作曲も趣味だったけれど、
だからこそ「シンガーデビューは『アニメ声優』だからであり、私の音が認めら
れたワケじゃない」ことに、どこか後ろめたさを感じ、、、

 後にランティスの社長・井上氏に「もういいんだ。君は君の音楽を作りなさい」
と言って頂くまで、ずっと、「みんなが欲しいであろう声優っぽい歌」を作ろう、
それが自分に求められていることだと思い込み、乖離する「部分」との間で足掻
いていました。



 「アニメで人気になり、世代交代の波が来たら外画やナレーションに移行する」

 それが「声優界の王道」だと教わってきました。
 ジッサイ今でも、そういう流れは王道としてあると思います。


 でも私の時代には、既に同期で「ナレーションメイン」の人材が多数出ていた。

 「お前のような『アイドルアニメ声優』が、入り込む場所はない」ーーー

 私の実力が不足していたこともあると思いますが、最初の事務所の、当時のナ
レーションセクションのマネージャーたちには、何度かそう言われました。
 同時期に外画の製作会社さんの中でも、いわゆる「アイドル的活動をする声優」
を外画で使うことを控える風潮が、出始めてきた時期でもありました。


 声優の仕事は多岐に渡ります。
 アニメ・外画・ナレーション・各種CM音声・企業用VP、etc。
 私達のような「アニメメイン」でやる声優は、その中のほんの氷山の一角です。

 その中でも、声優(役者)らしい部分は、ほぼアニメだけ。
 後は喋ったり、曲を作ったり歌ったり、原稿を書いたりーーー

 そんな自分は、一体「何屋」なんだろう?

 職業を書かなくてはならない時、ペンが止まることも多々、ありました。



 「アニメ・音楽・ラジオ・グラビア」メインで生きる、1st世代。
 今は若いからいい。…でも、歳を重ねていったらどうなる?

 不安でした。「見えない未来」が。
 先達のいない道。でも明らかに、後輩たちが続いてくるだろう道。


 まずはいろいろな方々との、良い形での「共存」ができないか、探る所から始
めました。事務所内で。また「業界」という大きな場所で、無謀にも。
 同じ時代、一緒に頑張ってくれていた現場マネージャーたちは、力を貸そうと
一生懸命サポートしてくれました。

 変えられたこともありました。みんなで歓びました。
 でも、骨子の部分では難しかった。
 いろいろ考え、悩みぬいた結果、「ひとりになること」を選びました。



 自分の「賞味期限」は、通例から読めば、あとわずか。
 その間に、変えなければならないことをそのままにしたら、そのまま消えゆく
運命なのは、わかっている。

 もう、ここ(最初の事務所)でやれることは、すべてやった。
 あとは身軽になった自分が「前例」を作っていくことしか、後からくる後輩た
ちの、何よりも自分自身の未来のために、できることはない。…そう思ったから。


 当時の営業部長に、言われました。

 「君の言うことは正論だ。でも残念ながら、今のウチでは急激な変化は難しい。
  『船』が大きすぎる。『いつか』はやらなければと、わかっているんだが…」

 現場担当のマネージャーたちは、泣いてくれました。私も泣きました。
 でも、もう、そうするしかないと、お互いわかっていたからーーー
 その後も何かあれば、彼女たちは力を貸してくれました。有難い「戦友」です。


 それから、ただただひたすらに、走り続けて、16年。
 思いがけずに戴いた「ご褒美」ーーーそれが、今回の賞でした。



  **********



 あとは、スピーチで喋ったとおりです。あとブログに書いた通り?(笑)


 この仕事を続けてきて戴いた大きな「ご褒美=試練」が、3回あります。

 1回目は、「1994年の『アニメグランプリ』」。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA
 よく見て頂けるとわかるのですが、…なんと「全部門制覇」でした。
 声優賞、男性キャラ部門、女性キャラ部門、作品部門、サブタイトル、主題歌。
 すべて私と、私の関連の作品で「独占」させて頂いたのでした。

 嬉しかったけれど、怖かった。どう考えても私の実力なんかではなく、作品に
恵まれたおかげで、、、新人の自分が受けるには、あまりにも大きすぎるモノ。
 戴いたトロフィーは、その重量の何十杯も重く感じました。


 そして2回目は、「某マネージャーのコトバ」。
 最初の事務所を出て5年くらいたった時に、とある現場で、現在その事務所の
大黒柱になっているマネージャーに、2人きりになった時に言われたのです。

 「あなたの遺してくれたものは、今の事務所に、後輩達に根付いている。
  話は聞いていましたが、今の仕事ぶりを見て、もしあの時に自分が1度でも
  一緒に仕事できていたら…と確信し、悔しく思います。
  何かあれば、言って下さい。できる限り、チカラになります」

 ありがとうと言って握ってくれた手は、とても温かくて。嬉しかった。
 すべてが報われたキモチで、幸せでした。
 でも、だから、戻ることはないーーー別の場所でみんなのチカラになりたい。
 そう、思えた出来事でした。


 …そして、3回目が、この賞です。
 やはり、嬉しいと思うと同時に、身が引き締まる思いです。

 「これからの自分」が、この賞に相応しい自分に、なれるように。
 今まで通り、頑張っていきたいと思います。



 …この機会に、と思ったので、つい徒然に綴ってしまい、長くなりました。
 長文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
 これからも、みなさんに元気になってもらえるような仕事を、させて頂く場
がある限り、頑張ってゆきたいと思います。

 ありがとうございました!
 今後とも、よろしくお願いします…!!
 




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当メールマガジンは、これを持って、ひとまずしばらくお休みします。
復活するかもしれない。でもこのまま、かもしれません。
少し考えて、結論をだせればと思います。

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 [ 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。 ] -vol.113-
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