書羅盤・チャイナブックナビゲーター

China Books Navigator No310-2


カテゴリー: 2017年06月30日
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チャイナウォッチャー必読!
≪書羅盤:チャイナブックナビゲーター≫
2017年第5号(総310号その2)(2017年6月30日発行)

★中国やその周辺に関連する国内発行新刊図書情報誌★
  ※本体価格で表示しております。


情報作成及び発行:(株)東方書店内<中国・本の情報館>
http://www.toho-shoten.co.jp/
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その1からの続きです

◆『中国年鑑 2017 特集:党大会と巨竜の行方』 中国研究所/明石書店 発売  B5
  506頁  2017年5月 18,000円 9784750345130 
  「特集 党大会と巨竜の行方」1.総論――「核心」習近平が率いるグローバル大国の
  課題(荒井利明)、2.習近平の懊悩――呻吟する権力集中(菱田雅晴)、3.習近平
  政権と香港・台湾――「以商囲政」とアイデンティティーのせめぎあい(福田円)、
  4.「奮発有為」の成果と制約――習近平政権の対外政策(高木誠一郎)、5.構造問
  題への取り組みが課題――安定続く中国経済(瀬口清之)、/6.インターネットが牽
  引する中国の文化産業――振興と管理のジレンマ(王梓安)
  
◆『東アジア戦略概観 2017』 防衛研究所 編  アーバン・コネクションズ  A5 266頁
  2017年3月 1,500円 9784904486542
  目次:序章 2016年の東アジア―不確実性が高まる戦略環境―/第1章 欧州戦略環境の
  変動 東アジアへの影響/第2章 インド洋地域の安全保障 中国の進出への域内諸国の
  対応/第3章 中国 大国外交の展開と課題/第4章 朝鮮半島 北朝鮮の核・ミサイル脅
  威の増大と韓国の苦悩/第5章 東南アジア ドゥテルテ政権の登場と南シナ海情勢の変
  化/第6章 ロシア プーチン大統領の訪日/第7章 米国 「大国間競争の再来」への対
  応/第8章 日本 戦略地平の拡大

◆『現代中国入門』 光田剛 編  筑摩書房  新書 384頁  2017年5月 1,000円
  9784480069634 
  あまりにも変化が速い現代中国。その実像を政治史、文化、思想、社会、軍事等の専
  門家がわかりやすく解説。歴史から最新情勢までバランスよく理解できる入門書。

◆『「大国」としての中国 どのように台頭し、どこにゆくのか』 加茂具樹 編  一藝社
  A5 168頁  2017年5月 2,400円 9784863591257
  本書は、「大国」意識を強く表明しはじめた中国を理解するための、必須の方法と情
  報を満載した。執筆は、外国人を含む第一線の研究者8人。専門分野ごとに問いを立
  て、この「大国」の行方を展望してゆく。第1部は、政治学からの問い。第2部は、経
  済学からの問い。第3部は、安全保障、国際政治学からの問いになっている。

◆『人民元の興亡 毛沢東・[登β]小平・習近平が見た夢』 吉岡桂子  小学館
  四六 404頁  2017年5月 1,800円 9784093897716 
  通貨と権力の150年史。毛沢東が統一の「象徴」として産み落とし、[登β]小平が「改
  革開放」のために育み、習近平が「世界制覇」の足がかりとした人民元の正史を辿り
  つつ、戦前、「反日通貨」としてばらまかれ、戦後、「円」の盛衰を反面教師にして
  きた裏面史も明らかにする。取材期間20年を経て、その秘史に分け入る。

◆『習近平の中国 百年の夢と現実』 林望  岩波書店  新書 240頁  2017年5月 820円
  9784004316633 
  2017年秋の党大会で、折り返しを迎える習近平政権。経済成長が鈍化し、共産党がそ
  の支配の正統性を問われるなか就任した習は、外交・内政で豪腕をふるい、党の「核
  心」と称揚される存在にのぼりつめた。だが、言論が統制され、ライバルも不在の一
  強体制には危うさも潜む。結党・建国百年に向け、習が見つめるものはなにか。

◆『中国の体制移行と経済発展』(岡山大学経済学部研究叢書47) 滕鑑  御茶の水書房
  A5 280頁  2017年5月 3,500円 9784275020673 
  中国が目指す社会主義市場経済は、「政治は一党独裁、経済は市場経済」というもの
  で、異端者扱いされた。世界のGDP成長率に対する中国の寄与の割合は、2013~2015年
  平均で28%程度に上昇している。同時に、腐敗、汚職、法整備の遅れ、経済過程に対す
  る行政の過剰介入、国有企業の独占と非効率性など、体制固有の欠陥が露呈してい
  る。このような中国について体制移行と経済発展の動的プロセスを、政府の政策、マ
  クロ経済、産業経済、ミクロ経済(企業・家計)との関連で経済学的にわかりやすく
  読み解く。

◆『詳解 新・中国増値税の実務』 板谷圭一 監修/片岡伴維  中央経済社  A5 300頁
  2017年5月 3,600円 9784502227318
  営業税から増値税への完全移行後(2016年)の新制度に全面対応し、実務上必要となる
  項目を網羅的かつ詳細に解説。用語説明や税務機関による解釈がわかるQ&Aを付す。
  
◆『アジア研究 第63巻第2号』 アジア政経学会  B5 52頁  2017年4月  1,500円
  【特集:加藤弘之『中国経済学入門』との対話】序(丸川知雄)、地域研究者として
  『中国経済学入門』をどう読むか(朴一)、『中国経済学入門』が提起した問題(毛
  里和子)、『中国経済学入門』を読む(絵所秀紀)、『中国経済学入門』の特徴と問
  題点(丸川知雄)ほか

◆『中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由』 富坂聰  ビジネス社  四六 224頁
  2017年6月 1,300円 9784828419558
  チャイナウォッチャーが、党中央幹部、国有企業エリート、現地メディア関係者、そ
  して一般の労働者に至るまで徹底取材し、日本のメディアでは絶対に報道されない、
  知られざる隣国の知られたくない真相に鋭く迫る。「崩壊か覇権か?」という不毛な二
  元論を超え、あの国を見る際に必要な「7つの視点」を提示した、世界一わかりやすい
  新しい中国解説本。

◆『中国 とっくにクライシス、なのに崩壊しない“紅い帝国”のカラクリ』 何清漣,
  程暁農/中川友 訳 ワニブックス発売  新書 280頁  2017年5月 900円 9784847061110
  強欲と腐敗にまみれた“共産党資本主義”に未来はあるか? 祖国を追われ、現在はア
  メリカに在住する中国人経済学者、何清漣と程暁農が中国の政治・経済から社会構造
  に至るまでの全面的な総崩れ状況を克明に分析、徹底解説する。
  
◆『中国の進化する軍事戦略』 ジョー・マクレイノルズ 編/五味睦佳 監訳/伊藤
  和雄,大野慶二,鬼塚隆志,木村初夫,五島浩司,沢口信弘 訳  原書房  A5 404頁
  2017年5月 4,000円 9784562054022 
  本書は、米国の中国軍事戦略研究者が、中国人民解放軍軍事科学院から発行された最
  新の中国語文献等を分析して、中国の戦略思想における重要な進化について明らかに
  したもの。第I部は「中国の軍事戦略に対する全体アプローチ」として、戦略思想の進
  化における幅広い動きを解明、第II部は「中国の通常戦および核戦争の戦略」とし
  て、空軍、海軍、およびロケット軍の通常戦部隊の戦略思想の最近の変更について、
  第III部では「中国の情報戦のための戦略」として、電磁戦、サイバー戦、宇宙戦に対
  する戦略的アプローチを検証、第IV部では抑止、戦争以外の軍事作戦(MOOTW)、およ
  び軍民融合の平時の戦略的アプローチについて、それぞれ詳述している。
  
◆『アジアの終わり 経済破局と戦争を撒き散らす5つの危機』 マイケル・オースリン/
  尼丁千津子 訳  徳間書店  四六 418頁  2017年5月 2,000円 9784198644031
  「アジアの時代」は終わった。トランプのアジア封じ込めはこれから始まる。保守系
  シンクタンクのアジア研究第一人者が最新アジアのリスクマップを作成。5つのリスク
  ―1経済成長の失速、2人口問題、3未完成の政治革命、4政治的共同体の欠如、5戦争の
  脅威―について分析する。新政権発足後、アメリカで特に読まれているアジア分析本。
  
◆『トランプは中国の膨張を許さない! 緊急発刊!ワシントン報告 「強いアメリカ」
  と上手につき合う日本』  古森義久  PHP研究所  四六 218頁  2017年5月 920円
  9784569836119
  トランプ大統領はなにを目指すのか。なぜ選ばれたのか。日本にとってなにを意味す
  るのか。中国や北朝鮮をどうするのか。先入観を捨て、多角的に事実を追う姿勢で探
  究する。

◆『米中激戦! いまの「自衛隊」で日本を守れるか』 藤井厳喜,飯柴智亮
  ベストセラーズ  四六 252頁  2017年6月 1,300円 9784584137987 
  国際政治学者が占う東アジアの悪夢とは? 元米軍大尉が語る自衛隊の弱点とは? 朝
  鮮半島、台湾、南シナ海…日本は危機にどう対処すべきか? 藤井厳喜と飯柴智亮が、
  地政学、政治学、軍事作戦から日本の防衛を考察する。

◆『米中は朝鮮半島で激突する 日本はこの国難にどう対処すべきか』 福山隆
  ビジネス社  四六 226頁  2017年5月 1,500円 9784828419510 
  アメリカと中国の半冷戦、北朝鮮ミサイル問題、ロシア北方領土案件。日本を取り巻
  く国際情勢不安が取り沙汰される昨今、この荒波をどう乗り切るかを元陸自幕僚長・
  陸将が、軍事で培った経験と目線で提言する。

◆『日本と中国、もし戦わば 中国の野望を阻止する「新・日本防衛論」』樋口譲次 編著
  SBクリエイティブ  新書  224頁  2017年5月 800円 9784797390759 
  中国が本気で尖閣、さらに沖縄を含む南西諸島をとりにきた場合、日本は勝てるの
  か? アメリカは助けてくれるのか? 自衛隊の戦力で太刀打ちできるのか? 気になる
  疑問に、元・陸上自衛隊幹部学校長らが答える。

◆『「華僑」だけが知っている お金と運に好かれる人、一生好かれない人』 大城太
  宝島社  四六 226頁  2017年6月 1,300円 9784800271419 
  華僑が世界で成功している理由は、敵さえ味方につけるコミュニケーションのうまさ
  にあった! 華僑から学んだ、人間関係で損しない成功法則。
  
◆『お茶馬鹿の「ためになるお話」 中国古典から学ぶ人生の智慧と現代ビジネス』
  叶路綺  風詠社  四六 304頁  2017年5月 1,200円 9784434232091
  中国での体験が豊かな著者が、人生の道しるべとなる百編の話をまとめた。現地で経
  験した意味ある出来事をふり返り、中国古典の言葉を紹介する人生訓。昔の人の智慧
  が、いまを生きる私たちにも大いに役立つことを教えてくれる。

◆『月30万以上を確実に稼ぐ! メルカリで中国輸入→店売実践講座』 阿部悠人
  秀和システム  四六 274頁  2017年5月 1,400円 9784798050904 
  メルカリを始めてたった半年で1ヶ月の利益120万円を実現した著者による、メルカリ
  転売の解説書。初心者でも扱いやすいノーブランド品を中国から仕入れて、なるべく
  高利益で販売する方法を伝授。リサーチ、仕入れ代行業者の選定、売上を伸ばすため
  のコツ、発送方法、トラブル対処までていねいに解説。

◆『Amazon中国輸入 効率化マニュアル』 山田野武男  サンライズパブリッシング
  四六 222頁  2017年6月 1,400円 9784434233326 
  段違いの効率化で、桁違いの利益を狙え! 語学知識・貿易知識ゼロでもラクラク稼
  ぐ! 時間と手間のかかることはビジネスパートナーに全てアウトソーシング可能。 
  忙しい人にこそおススメできるAmazon中国輸入の“驚異的効率化”を大公開。

◇『史学雑誌 第126編 第5号 2016年の歴史学界 回顧と展望 』 史学会 編 山川出版社
  A5 432頁  2017年5月 2,971円
  
◇『鏡鑑としての中国の歴史』 礪波護  法蔵館  四六 350頁  2017年6月 2,500円
  9784831877161
  入門的な概説や人物伝、少し専門的な論文、目から鱗のコラムまで、著者がさまざま
  な媒体に発表してきた文章を収める。東洋史家が約40年にわたって著わした多彩な文
  章が示す、歴史の見方、学び方。
  
◇『殷代青銅器の生産体制 青銅器と銘文の製作からみる工房分業』 鈴木舞  六一書房
  B5 226頁  2017年5月 9,000円 9784864450874
  目次:第1章 殷代青銅器生産研究の現状と課題/第2章 鄭州商城における青銅爵の製
  作/第3章 盤龍城遺跡における青銅容器の製作/第4章 殷墟青銅器銘文の字体と工房
  /第5章 殷代青銅武器銘文に関する考察/第6章 殷代における青銅器生産/

◇『雲岡石窟の考古学 遊牧国家の巨石仏をさぐる』(京大人文研東方学叢書3)
  岡村秀典  臨川書店  四六 292頁  2017年6月 3,200円 9784653043737
  敦煌・龍門とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。京都大学人文科学研究所の
  前身である東方文化研究所の水野清一・長廣敏雄は、日中両国が戦火を交える最中、
  世界に前例のない石窟の悉皆調査に踏み出した――人文研に蔵する膨大な資料と写真
  群を整理してきた著者が、日中間でいまなお平行線をたどる雲岡の編年説に挑む!
  200点を超える貴重な図版を収録。

◇『敦煌・吐魯番文書の世界とその時代』 土肥義和,氣賀澤保規 編  東洋文庫/
  汲古書院発売  B5 510頁  2017年4月 14,000円 9784762995651 
  目次:I 制度・行政文書  樓蘭出土漢文文字資料中の簿籍と公文書について―殘紙の
  簿籍と公文書を中心に(伊藤敏雄)/河西出土五胡時代「板」(官吏辭令書)小攷
  (町田隆吉)/「貲簿」の周邊――北涼時代の簿籍と税制(關尾史郎)/ 高昌王令形
  式總論(王素/河内桂譯)/通行證としての公驗と牒式文書(荒川正晴)/唐代にお
  ける均田法施行の史料雜抄(土肥義和)/唐代解文初探――敦煌吐魯番文書を中心に
  (劉安志/速水大譯)/II 地域と社会/唐長安の都市核と進奏院 ――進奏院状
  (P3547・S1156)をてがかりに(妹尾達彦)/書儀・往來物を通じてみた日唐親族の
  比較(古瀬奈津子)/9~10世紀敦煌地域社會と組織の一斷面――P3249v文書を手掛か
  りに(石田勇作)/曹氏歸義軍節度使系譜攷――2つの家系から見た10~11世紀の敦煌
  史(赤木崇敏)/コータンのユダヤ・ソグド商人?(吉田豊)/トゥルファン=ウイグ
  ル人社會の連保組織(松井太)/III 文化と思想  トルファン文書にみえる漢文文學
  史料(朱玉麒/西村陽子譯)/玄奘の譯場と玄應の行實――敦煌・吐魯番文獻と日本
  古寫經の伝えるもの(張娜麗)/敦煌寫本「醜女縁起」の依據する經典の再檢討――
  『賢愚經』と『雜寶藏經』の醜女説話をめぐって(伊藤美重子)/敦煌文獻と傳存文
  獻の間――唐代の醫藥書『新修本草』と『千金方』を中心として(岩本篤志)/磯部
  武男氏所藏「朋友書儀」斷簡について(再論)――「敦煌秘笈」及び中村不折舊藏吐
  魯番寫本「朋友書儀」との關係をめぐって(丸山裕美子)/中古時期における瑞應圖
  書の源流 ――敦煌文獻と日本寫本の總合考察(余欣/山口正晃譯)/史料紹介 東洋
  文庫における IOM RAS 所藏非佛教漢語文書の整理と考察(吉田章人)

◇『アジア遊学208 ひと・もの・知の往来 シルクロードの文化学』荒木浩,近本謙介,
  李銘敬 編  勉誠出版  A5 240頁  2017年5月 2,400円 9784585226741
  西域の文物が、シルクロードをたどり日本にもたらされた現象と過程を、運ぶ・所蔵
  する・記すなどの営みから見直すと、そこにはどのような意義が見出されるだろう
  か。さまざまな領域の知見から描き出したときに立ち現れる、東西の文化の融合と展
  開のありようについて、それを媒介する「道」―シルクロード―の意義とともに確認
  する。
  
◇『現代語訳 隋書』(中国史書入門) 中林史朗,山口謠司 監修/池田雅典,大兼
  健寛,洲脇武志,田中良明 訳  勉誠出版  A5 522頁  2017年5月 4,200円 
  9784585296119 
  二十四史と呼ばれる中国歴代王朝史(正史)から、日本と関係が深まりつつあった時
  代の『隋書』の現代語訳を行う。従来は日本に関連する事項や専門的記述のみが現代
  語訳されることの多かった「隋書」だが、その本質部分である本紀(皇帝の伝記)全
  文と諸列伝(人臣の伝記)を訳出した。『隋書』や「隋」という時代を理解するため
  のコラムを7本、地図や官品表などの資料を収録。
  
◇『三国志事典』渡邉義浩  大修館書店  A5 388頁  2017年6月 3,600円 9784469232783
  『三国志』を読み、学び、楽しむための情報が詰まった事典。正史『三国志』に伝の
  ある人物440人全員についての解説をはじめ、三国時代の歴史や名場面、文化・宗教な
  ど、基本事項を網羅。また、邪馬台国や卑弥呼でおなじみの「魏志倭人伝」の原文も
  返り点付きで全文を掲載し、解説。索引や年表、資料類も完備。

◇『「三国志」ナンバーワン決定戦』 渡邉義浩 監修  宝島社  A4 112頁  2017年5月
  700円 9784800269942 
  3000人から選抜! 最強の英傑は誰だ!? 「三国志」「三国志演義」に登場する武将を
  さまざまなランキングで紹介する歴史ビジュアルブック。
  
◇『モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る』(講談社選書メチエ) 白石典之
  講談社  四六 248頁  2017年6月 1,650円 9784062586559 
  13世紀にユーラシアの東西を席巻し、その後の世界史を大きく転換させたモンゴル帝
  国。なぜ、ユーラシア中央部に現れた小さな遊牧民のグループ、モンゴルにそれが可
  能だったのか、また、その創始者、チンギス・カンとは、いったいどんな人物だった
  のか。本書では、20年以上にわたってモンゴルの遺跡を発掘し続けている著者が、こ
  の謎に挑む。

◇『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(講談社学術文庫) 澁谷由里  講談社
  文庫 272頁  2017年6月 940円 9784062924344 
  日露の脅威がせまる清朝末期の混沌に、馬賊は生まれた。混乱の中、軍閥の長となり
  中原への進出をうかがい、覇権を目指した「東北王」張作霖もそんな一人だった。虚
  飾にとらわれた従来の張作霖像を解体し、中国社会が包含する多様性にねざす地域政
  権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する激動の中国と日中関係史を鮮やかに描き
  出した意欲的な試み。

◇『張学良が仕掛けた四つの罠 日中戦争と太平洋戦争の真実』 橋田惠子  上毛新聞社
  四六 266頁  2017年4月 1,300円 9784863521711 
  日中戦争と太平洋戦争の真実――。日中戦争のきっかけとなった〈張作霖爆殺事件〉
  では、「満蒙開拓の父」と呼ばれた群馬県出身の将校、東宮鉄男が実行犯とされる。
  殺害された張作霖の息子、張学良は日本を敗戦に追い込む周到な罠を仕掛けた。日中
  戦争の開始から日本の敗戦に至るまでの大きな歴史の謎に迫った力作。

◇『近代中国都市案内集成 大連編 第3回配本 全6巻』(シリーズ・近代アジアの都市と
 日本) 松重充浩,木之内誠,孫安石 監修・解説  ゆまに書房  A5  2017年4月
 96,000円 9784843349960
 第38巻 大連市政二十年史/第39巻 大連民政三十一年記念誌/第40巻 旅順戦蹟志/
 第41巻 大連旅順観光案内/第42巻 関東州案内/第43巻 国民必読旅順戦蹟読本
 各巻分売可。

◇『本当に怖ろしい中国の歴史』 薩摩雅隆  彩図社  文庫 256頁  2017年6月 694円
  9784801302280
  なぜ中国人は人を騙すのか? なぜ中国は一触即発になりかねない危険な行動をとる
  のか? すべては、中国が育んできた長久の歴史の中に隠れている――。強硬的な中国
  を生んだ、虐殺と粛清の歴史をたどる。(2016年刊の再編集)

◇『日本秦漢史研究 第17号』 日本秦漢史学会  A5 264頁  2016年11月 3,000円
  放馬灘秦簡を中心にみた「日書」の流通(海老根量介)/汝南・鴻隙陂の興廃をめ
  ぐって―漢代江淮流域の水利と開発―(大川裕子)/漢代における「守」と「行某
  事」(鷹取祐司)/【記念講演】/歴史書としての『史記』と『漢書』(藤田勝久)
  /前漢の太子家官制と太子官属(齊藤幸子)ほか

◇『満族史研究 第15号』 満族史研究会  B5 116頁  2016年12月 3,000円
  ホンタイジによるモンゴル支配の多様化とその側近化(梅山直也)/雍正・乾隆年間
  における軍機大臣の任用――官歴・出自から見る傾向(茂木聖)/言語資料としての
  「韃靼漂流記」――近世初期日本語・満洲語の鼻音を中心に(早田清冷)/満洲語の
  文末のinuはコピュラか?(渡辺純成)/八旗制度と「分封制」――杜家驥「清初八旗
  政権の性格とその変遷」に寄せて(谷井陽子)ほか
  
◇『鏡が語る古代史』 岡村秀典  岩波書店  新書 232頁  2017年5月 860円
  9784004316640 
  中国皇帝から邪馬台国の卑弥呼へと贈られたことで名高い「銅鏡百枚」。国家的外交
  儀礼に「鏡」が用いられたのはなぜか。鏡はどのように生まれ、使われてきたのか。
  表面的な「形」のみにとらわれず、文様の表現する世界観を読みとき、銘文が語る抒
  情を聴きとることから、そこに刻みこまれた古代人の姿をいきいきと蘇らせる。

◇『越境の古代史』(角川ソフィア文庫) 田中史生  KADOKAWA  文庫 240頁
  2017年5月 800円 9784044002626 
  歴史を動かしてきた古代アジアの「人の交流」を、倭国の時代から律令国家成立ま
  で、実証的に再現! 国家間の関係とされてきた古代日本と、アジアのネットワークの
  関係の歴史を明らかにする。

◇『琉球史料学の船出 いま、歴史情報の海へ』 黒嶋敏,屋良健一郎 編  勉誠出版
  四六 362頁  2017年6月 4,200円 9784585221753 
  印章や花押、碑文や国王起請文、様々な史料が持つ歴史情報に着目し、琉球史料学の
  魅力と可能性を提示する。2015年12月に開催されたシンポジウムにおける口頭報告を
  もとに、論文集として再構成。目次:第一部  古琉球の史料学 古琉球期の印章(上
  里隆史)、かな碑文に古琉球を読む(村井章介)、琉球辞令書の様式変化に関する考
  察(屋良健一郎)/第二部  近世琉球の史料学 琉球国中山王の花押と近世琉球(山
  田浩世)、近世琉球の国王起請文(麻生伸一)、「言上写」再論―近世琉球における
  上申・下達文書の形式と機能―(豊見山和行)/第三部  周辺からの逆照射 島津氏
  関係史料研究の課題―近世初期成立の覚書について―(畑山周平)、原本調査から見
  る豊臣秀吉の冊封と陪臣への授職(須田牧子)、琉球渡海朱印状を読む―原本調査の
  所見から―(黒嶋敏)
  
◇『支那法制史』(日本立法資料全集別巻1150) 淺井虎夫 編  信山社出版  A5変
  432頁  2017年4月 45,000円 9784797272604 
  1904(明治37)年発行の中国法制史の古典的体系書。唐虞三代に始まり、漢、唐、
  宋、明の法制を論述。

◇『近世日本の国際関係と言説』 荒野泰典 編  溪水社  A5 526頁  2017年4月 6,300円
  9784863273849 
  「対外関係」「共生」「アイデンティティ」をキーワードに、17~20世紀における日
  本の歴史的認識や変遷を様々な角度から論じる。

◇『伊藤博文公の最期』 黒崎裕康  地久館出版/索文社図書発売  菊判 362頁
  2016年10月 4,000円  
  目次:〔第1部 本論〕第1章 伊藤博文公の訪満(出立までの経緯)/第2章 伊藤博文
  公の訪満目的/第3章 伊藤博文公訪満の覚悟/第4章 伊藤博文公が哈爾賓へ/第5章 
  伊藤博文公の出立から哈爾賓まで/第6章 安重根が哈爾賓へ/第7章 伊藤博文公の薨
  去/第8章 伊藤博文公の応急処置と遺体処理/第9章 伊藤博文公の検視情況/第10章
  伊藤博文公の遺体搬送/第11章 伊藤博文公の遺体の計測/第12章 複数犯存在の指摘
  /第13章 室田義文説の支持者/第14章 室田義文説への反論/第15章 伊藤博文公の満
  洲行(ドキュメント)/〔第2部 図説〕第16章 図説・伊藤博文公の訪満の経過/
  第17章 図説・安重根の最期/〔第3部 資料〕第18章 哈爾賓停車場の詳細/第19章 哈
  爾賓停車場の建設史詳細資料/補遺 伊藤博文公の最期の言葉

◇『異邦から/へのまなざし 見られる日本・見る日本』 白幡洋三郎,劉建輝 編著
  思文閣出版  A5 256頁  2017年5月 2,800円 9784784218967 
  国際日本文化研究センター所蔵の明治~戦前期古写真と外地絵葉書など(外像)を素
  材に、近代以降、日本とその周縁をめぐる「異邦」のまなざしの往還と交錯を描出す
  る。近代以来、日本という存在がいかに外部から見られ、またいかに外部を見てきた
  かという表象論的な事象のみならず、日本自身がいかに外部のまなざしを内面化し、
  そしてそれに基づいて外部を見始めたかという文明論的な継承・踏襲の姿を、浮かび
  あがらせる。カラー画像約500点。
  
◇『新聞「泊園」 附 記事名・執筆者一覧 人名索引 泊園書院資料集成3』(関西大学東
 西学術研究所資料集刊29-3) 吾妻重二 編著  関西大学出版部  B4 446頁  2017年3月
 8,500円 9784873546476
 大阪を代表する私塾であり、関西大学の知的ルーツの1つとなった泊園書院の新聞を影
 印する。昭和2年から同18年まで藤澤黄坡と石濱純太郎を中心として刊行されたその全
 77号を原寸大で掲載するとともに、詳細な「記事名・執筆者一覧」と「人名索引」、
 そして「解説」を附す。
 
◇『The Cultural Interaction of East Asia Seas in the Early Modern』(関西大学
 東西学術研究所研究叢刊53) 松浦章 編著  関西大学出版部  A5 240頁  2016年11月
 3,200円 9784873546421 
 近世東アジア海域において朝鮮王朝、江戸幕府は“鎖国”的な製作を堅持したため、
 海外への船舶の進出はほとんど見られなかった。しかし中国帆船は積極的に海外に進
 出し、とりわけ中国帆船は”鎖国”下の日本へ恒常的に来航し、日中文化交流に貢献
 した。本書はその一端に関する論考と、中国帆船の東南アジア海域への進出などの論
 考を収める。※本文英語

◇『上海の日本人街・虹口 もう一つの長崎』 横山宏章  彩流社  四六 200頁
  2017年6月 2,500円 9784779123344 
  古くから長崎と上海は東シナ海を挟んだ海のゴールデン・ルートだった。上海の共同
  租界の一角に作られた日本人街は10万人を超える人々が活動し、その多くが長崎人
  だった。本書は、上海の日本人街の歩みを長崎人の関わりを通して描く、日中関係史
  の側面史である。図版多数収載。

◇『満鉄技術者たちの運命 国共内戦下の逃避行』米濱泰英  オーラル・ヒストリー企画
  四六 304頁  2017年6月 1,800円 9784434234248 
  ソ連占領下の大連。満鉄技術者と家族が中国人に変装して脱出。山東半島に科学技術
  センター設立のため招聘されたが、国共内戦勃発。逃避行が始まる――。『オーラ
  ル・ヒストリー企画』連載に加筆し書き下ろしを加え書籍化。

◇『いま蘇る遠藤三郎の人と思想 陸軍高級エリートから反戦平和主義者へ』 張鴻鵬
  桜美林大学北東アジア総合研究所  A5 372頁  2016年12月 3,200円 9784904794821 
  陸軍中枢から見た日中戦争の真相。陸軍高級エリートから反戦平和主義者へ、陸軍中
  将“遠藤三郎”とは何者か? 気鋭の中国人研究者、張鴻鵬氏の処女作。「遠藤日誌」
  を解明、公開。

◇『六市と安子の“小児園” 日米中で孤児を救った父と娘』 大倉直  現代書館
  四六 218頁  2017年6月 1,800円 9784768458037 
  1914(大正3)年、ロサンゼルスに日本人児童のための養護施設「小児園」が設立され
  た。設立者は大分・宇佐出身の楠本六市。「小児園」に保護された一人の幼女(移民
  の孤児)は、手足にひどい火傷を負っていた。六市はこの子を安子と名付け、自分の
  娘として育てる。極限的な境遇から救い出された安子は長じて後、日中戦争の只中に
  中国へ単身渡り、上海郊外に「小児園」を開設する。近代史に埋もれた「父娘」の軌
  跡。
  
◇『李徳全 日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性』石川好 監修/
 程麻,林振江/林光江,古市雅子 訳  日本僑報社  四六 264頁  2017年9月 1,800円
 9784861852428 
 戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯とされた1000人前後の日本人を無事帰国さ
 せた日中国交正常化18年も前の知られざる秘話を初刊行。

◇『「[イ尓]好」羽根つき餃子とともに 二つの祖国に生きて』 石井克則  三一書房
  四六 250頁  2017年5月 1,500円 9784380170034
  蒲田「[イ尓]好」には今日も行列が絶えない。「羽根つき餃子」を考案した中国残留
  邦人、八木功の波乱に満ちた半生。
  
◇『第4次 現代歴史学の成果と課題 第1巻 新自由主義時代の歴史学』 歴史学研究会 編
  績文堂出版 A5 316頁  2017年5月 3,200円 9784881161319 
  1980年代以来の認識論的な問いの現在と新自由主義という時代状況の現出を踏まえ、
  歴史学の方法、歴史像、歴史実践を中心軸に、歴史学の現在とその課題を照射する。
  目次:序論 歴史学の現在――二〇〇一~二〇一五年(大門正克)、第1章 歴史把握の
  方法、第2章 「主体」の〈問い方〉をあらためて問い直す、第3章 「生存」/「いの
  ち」の歴史学
  
◇『第4次 現代歴史学の成果と課題 第2巻 世界史像の再構成』 歴史学研究会 編
  績文堂出版  A5 316頁  2017年5月 3,200円 9784881161326
  目次:第1章 歴史学と時空間、第2章 社会統合、第3章 社会階層と生活世界
  
◇『第4次 現代歴史学の成果と課題 第3巻 歴史実践の現在』 歴史学研究会 編
  績文堂出版  A5 324頁  2017年5月 3,200円 9784881161333
  目次:第1章 歴史学をとりまく環境 1 歴史修正主義とのたたかい、第2章 歴史学をと
  りまく環境 2 災害・地域変容、第3章 歴史運動の現在、第4章 史料・方法・歴史叙
  述、第5章 歴史教育の実践
  
○『必読!いま中国が面白い Vol.11 一帯一路・技術立国・中国の夢……いま中国の真
  実は 中国が解る40編』 而立会 訳/三潴正道 監訳  日本僑報社  四六 208頁
  2017年7月 1,900円 9784861852442 
  一帯一路、農村ビジネス、インターネット+、環境、一人っ子政策の終焉 など厳選し
  た、旬の話題を満載。中国を代表する新聞「人民日報」から、最新の情報や用語を含
  む最近一年間の記事を厳選し邦訳、監訳者の解説つきで中国の最新情報を紹介する。
  
○『中国人の本音 日本をこう見ている』 工藤哲  平凡社  新書 272頁  2017年5月
  840円 9784582858457 
  日本と中国の間には歴史認識などさまざまな問題が横たわっているが、実際のところ
  中国人は日本をどう見ているのか。「抗日ドラマ」の制作現場や「抗日テーマパー
  ク」の実態、日本に批判的なニュースメディアの舞台裏など、日頃、日本ではあまり
  報じられない大国の姿を徹底取材。元北京特派員が民衆の本音に肉薄したルポ。
  
○『日本人の不信感 中国人の本心 来日35年の私にようやくほぼわかったこと!』
  李景芳  さくら舎  四六 210頁  2017年5月 1,400円 9784865811001
  日中で35年間、語学教育に携わってきた著者が、日本人と中国人の違い、思い込みな
  どを指摘。 なぜ、中国人はいつも先を争うのか/金銭の借用書は交わさない中国人
  /ルールを守る日本人、こんなもんだの中国人/日本人は「おにぎり」的、中国人は
  「チャーハン」的/中国人は生きている間は「人間」、死んだら「鬼」 ほか

○『アジアにおける高齢者の生活保障 持続可能な福祉社会を求めて』 金成垣,
  大泉啓一郎,松江暁子 編著  明石書店 A5 240頁  2017年5月 3,200円 9784750345147
  日本を上回る勢いで急速に高齢化を経験しているアジア諸国。本書は主に、高齢者の
  生活を支える各国のフォーマル・インフォーマル両面の制度体系に焦点をあて、韓国
  の経験を中心として、「持続性」を重視したアジア諸国の取り組みを比較し紹介・分
  析する。
  
○『衛生と近代 ペスト流行にみる東アジアの統治・医療・社会』 永島剛,市川智生,
 飯島渉 編  法政大学出版局  A5 278頁  2017年4月 4,800円 9784588376047 
 19世紀末以降、ペスト流行の舞台は帝国主義に揺れ動くアジアだった。列強の拠点と
 なった中国の開港都市、外国人居留地が撤廃されたばかりの神戸、日本の植民地に
 なってまもない台湾と朝鮮、そしてオランダ統治下のジャワ。権力関係が錯綜する場
 所で模索された西洋的な衛生事業の導入は、そのまま近代に至る道に直結していた。
 国境を越えて広がる共通の脅威を通して「アジアの近代」の総体に迫る画期的な試み。
 
○『現代中国の法治と寛容 国家主義と人権憲政のはざまで』(アジア法叢書34)
 郭道[目軍] 他/鈴木敬夫 編訳 成文堂  A5 424頁  2017年5月 8,000円 
 9784792306120 
 目次:緒論 社会至上の法治国を建設しよう/第1部 いま、なぜ人権憲政か/第2部 法
 治における不寛容を問う/第3部 中国のC.シュミット旋風と党国体制論批判/第4部 
 中国における法治の軌跡と曲線/結論 現代法の精神についての論考

○『中国の法と社会と歴史 小口彦太先生古稀記念論文集』 但見亮,胡光輝,長友昭,
 文元春 編  成文堂  A5 538頁  2017年5月 15,000円 9784792333621 
 目次:思想から見る近・現代中国における近代的法の受容─―法の受容と伝統(王前)
 /律疏不応為箚記(川村康)/清代前期の丈量――康煕末年浙江省天台県の事例を中
 心として(喜多三佳)/秦・漢における里の編成と里正・里典・父老――岳麓書院蔵
 秦簡「秦律令」を手がかりとして(水間大輔)/「周辺外交」から「一帯一路」へ
 ―――習近平時代の中国外交(劉迪)/中国における司法改革の系譜(田中信行)/
 比較法的視野における人民陪審員制度改革(丁相順/長友昭訳)/中国の実務におけ
 る罪刑法定原則の展開と現在地――「比較的多額」に至らなかった窃盗行為といわゆ
 る金額型窃盗罪の成否を素材として(坂口一成)/中国における直近の刑事立法の動
 態分析及びその評価――刑法の「第8改正」及び「第9改正」の視点から(但見亮、聞
 志強)/契約法の基本原則――体系構造、規範的機能及び応用・発展(韓世遠/胡光
 輝訳)/民法典編纂の若干問題――いわゆる「脱法典化、非法典化」への応答も兼ね
 て(梁慧星/長友昭訳)/中国における環境損害論の生成と展開(牟憲魁)/中国法
 における公平責任原則(王成/文元春訳)/民法典の時代的特徴及び編纂の歩み(王
 利明/但見亮訳)/中国における水利権流動化にみる契約型資源管理手法に関する一
 考察――甘粛省黒河流域の事例を中心として(奥田進一)/中国における営業秘密の
 保護について(胡光輝)/日中民事訴訟における実体の問題と手続の問題およびその
 判断構造(小嶋明美)/不動産売買における予約契約の法的性質をめぐる覚書――商
 品不動産家屋の予約契約の効力と販売許可の有無をめぐる事例から考える(長友昭)
 /中国不法行為法における公平責任についての実証的研究――123件の裁判例を素材に
 して(文元春)/小口彦太先生略歴・主要業績目録

○『香港 御宅族が現場に行ってきた。2016-17[同人誌]』てんしゅ松田(松田佐樹子)
  大香港研究会  A5 68頁  2017年5月 714円  
  ガイドブックも旅番組も取り上げない「オタクがゆく香港」渾身ルポ! 最大の同人
  イベントが分裂!? 真相を見に行った。/地元漫画の「2.5次元」を見に行ってき
  た。/香港の女児向けコンテンツ事情を探ってきた。/香港独立を訴える過激政党派
  が萌え政党擬人化漫画も出してる件。 ほか

○『フェイク タイワン 偽りの台湾から偽りのグローバリゼーションへ』(台湾学術文
 化研究叢書) 張小虹/橋本恭子 訳  東方書店  A5 304頁  2017年5月 3,000円 
 9784497217080 
 グローバルな環境で製作され、グローバルにヒットした映画『グリーン・デスティ
 ニー』は「偽中国語映画」か? 真正品と奇妙な共依存関係にある偽ブランド品は悪な
 のか? 絶対的な「真」と、非難・排除すべき「偽」という二項対立の外にある「偽」
 の可能性を様々なレトリックを駆使して考察。凝り固まった常識を揺るがす思考の
 ダンスには複雑な「今」を読み解くヒントが詰まっている。沼崎一郎氏による解説も
 必読である。
  www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497217080&bookType=jp

●『儒教の歴史』(宗教の世界史5) 小島毅  山川出版社  四六 362頁  2017年5月
  3,500円 9784634431355 
  古代から東アジアの王権を支える役割を果たした儒教。思想哲学・道徳倫理としてど
  のように歴史的に展開し、実際の儀礼や慣習に作用したか、とくに王権にかかわる祭
  祀の問題を中心に描く。
  
●『荘子 全現代語訳 上』(講談社学術文庫) 池田知久 訳・解説  講談社  文庫
  424頁  2017年5月 1,280円 9784062924290

●『荘子 全現代語訳 下』(講談社学術文庫) 池田知久 訳・解説  講談社  文庫
  416頁  2017年6月 1,250円 9784062924306
  宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽き
  ぬ面白さをもった『荘子』を全編、「総説」「現代語訳」「原文」「解説」を付し、
  達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていく。
  
●『「義」から「事」へ 春秋学小史』 岩本憲司  汲古書院  A5 346頁  2017年6月
  7,000円 9784762965906 
  目次:一、公羊三世説の成立過程/二、何休三世異辞説試論/三、春秋学に於ける
  「孔子説経」説話について/四、漢代春秋学に関する二、三の問題―『春秋繁露』兪
  序篇と『史記』太史公自序―/五、災異説の構造解析―何休の場合―/六、災異説の
  構造解析―董仲舒の場合―/七、「属辞比事」とその背景/八、義から事へ―『左氏
  伝』の出現―/九、緯書と古文学―左氏説を中心に―/十、《書評》佐川修著『春秋
  学論考』/付録一 十一、相勝から相生へ―両漢に於ける五徳終始説の変遷に関する
  一般公式― 十二、“白魚と赤烏”の話―両漢に於ける五徳終始説の変遷に関する特
  異事例―/付録二 『春秋学用語集』補遺
  
●『「孫子の兵法」がわかる本』 守屋洋  三笠書房  四六 270頁  2017年6月 1,400円
  9784837926863 
  時代を超えて成功者たちに読み継がれ、今なお絶大な影響力を持つ「孫子」。世界最
  高の「人生戦略の書」をどう読むか。65の核心的なことばを取り上げ、その考え方を
  解説する。苦境を乗り切るヒントが満載。

●『禅問答100撰』 山田史生  東京堂出版  四六変 306頁  2017年3月 2,000円
  9784490209617 
  弟子の切実な問いを受け、師はさらなる問いへとみちびく――『碧巌録』の100の問答
  を縦横自在に読み解き味わい尽くす。目次:聖もなければ俗もない 達磨廓然無聖/た
  だ選り好みを嫌うのみ 趙州至道無難/お日さまの顔とお月さまの顔 馬大師不安/だ
  れがだれを見抜いたのか 徳山挟複子  ほか
  
●『朱子学から考える権利の思想』 下川玲子  ぺりかん社  四六 208頁  2017年6月
  2,200円 9784831514721 
  前近代に東アジアの普遍を担ってきた朱子学思想の意義を、権利の思想と比較するこ
  とによって今一度検証し、朱子学的尊厳論が西洋的権利思想と親和性をもち、現代社
  会の基礎をなす権利の思想と類似する思惟があったという観点に立って、権利概念お
  よび朱子学的思想をどのように活かしてゆけるのかを模索する。
  
●『朝鮮儒学史の再定位 十七世紀東アジアから考える』 姜智恩  東京大学出版会
  A5 330頁  2017年5月 8,500円 9784130362627 
  「朝鮮儒学史」とは何だったのか。その答えは長い間歪められたままである。本書は
  17世紀以降の朝鮮儒学の歴史を、その時代を生きた儒者の経書解釈や思考の枠組、そ
  して彼らの信念に肉薄することを通して捉え直す。「東アジア」の視野のもと、朝鮮
  儒学史を通説から解き放つ労作。
  
●『菜根譚×呻吟語 成功から学ぶのか、失敗から学ぶのか』(別冊NHK100分de名著)
  湯浅邦弘  NHK出版  A5 184頁  2017年6月 900円 9784144072246 
  官職を追われ不遇な生涯を送った洪自誠の『菜根譚』と、官僚のトップにまでのぼり
  つめた呂新吾による知られざる名著『呻吟語』。中国を代表する処世訓である二書の
  エッセンスをこの一冊に集約する。

●『思想史のなかの日本語 訓読・翻訳・国語』 中村春作  勉誠出版  四六 272頁
  2017年5月 2,800円 9784585210412 
  「日本語」はどのように形づくられ、また語られてきたのか。古来、東アジア世界さ
  らには西欧との異文化接触にさらされてきた日本。人びとは文化的他者との邂逅の中
  で、その思想とことばを鍛え続け、日本の言語空間、そして「知」の制度を作り上げ
  てきた。近世から近代日本にかけての日本語の成立に対する歴史的な視点、そして、
  それとともにたえず編制され続けてきた「思想の言語」をとらえなおし、「日本語と
  はなにか」という問題を論じる意欲作。
  
●『三教指帰と空海 偽撰の文章論』 河内昭圓  法蔵館  四六 246頁  2017年5月
  2,300円 9784831877130
  『三教指帰』は空海の名著という通説をくつがえし、若き日の空海像を描き直す。
  「文章論」で迫る画期的な空海研究。漢文とは何かをあらためて知るためにも最適な
  一冊。「三教指帰偽撰説」を提唱した著者が、その内容を丁寧に論述した待望の書き
  下ろし。
 
●『中国哲学 第四十四号』 北海道中国哲学会  A5 200頁  2016年12月 3,000円
  目次:北宋士大夫の思想(一)――范仲淹の「性」と「利」に對する認識(加藤眞
  司)/日取りから見た『源氏物語』「夕顏」の創作手法(日取り思想としての檢證
  その三)(猪野毅)/藤原惺窩の『大學要略』について――林兆恩『大學正義纂』と
  の比較(關雅泉)ほか
  
●『アジア遊学207 東アジアの女性と仏教と文学』 張龍妹,小峯和明 編  勉誠出版
  A5 336頁  2017年5月 2,800円 9784585226734
  『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』……。平安の頃から連綿と続く「女性の文学」
  には高い思想性が見られ、その裏打ちとして仏教(信仰)が通底している。近年の
  ジェンダー研究の隆盛を受けて関心の高まる女性と文学、そして仏教との関わりを、
  東アジア全体に視野を広げながら論じる。目次:女文字の仏教(今西祐一郎)/女性
  仏道修行者の出家と焼身――東アジア仏教最初期の一考察(何衛紅)/手紙を書く女
  たち――儒教と仏教を媒介に(李愛淑)/宋代の女性詩人と仏教――朱淑真を例とし
  て(陳燕)/核時代における現代人の信仰の問題について――大江健三郎の『燃えあ
  がる緑の木』を中心に(王麗華)ほか
  
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≪書羅盤:チャイナブックナビゲーター≫第310号はいかがでしたか。

本号に掲載されています東方書店の新刊『つたわる中国語文法』は、中国語の「虚詞」
について分かりやすく解説した文法書です。副題にもある通り、前置詞・副詞・接続
詞を対象としています。「虚詞」の参考書としましては、中国で刊行されました『現
代漢語八百詞』が有名です。それを日本語に翻訳した『中国語文法用例辞典』も東方
書店から刊行しています。
『つたわる中国語文法』の著者の林松濤先生は、『現代漢語八百詞』は「虚詞」研究
の「経典」なので、一般の人にもわかりやすい「虚詞」の本が書きたかったとおっ
しゃっています。その意図は、この本で達成されていると思います。

『つたわる中国語文法』(林松濤)
www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497217097&bookType=jp

『現代漢語八百詞(増訂本)』(呂淑相など編、商務印書館)
www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=119826&bookType=ch

『中国語文法用例辞典』(牛島徳次・菱沼透監訳)
www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497203034&bookType=jp


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編著者、4)出版社、5)判型、6)頁数、7)価格(税別)、8)ISBNコード(雑誌
はISSNコード)、9)一言コメントの順に並んでいます。

ジャンルの記号の意味は以下のとおりです。
♯(ビデオ、VCD、DVD、音楽CD)
■語学(中国語・広東語・台湾語など)
□芸術(書画、篆刻、映画、音楽)
▲文芸書(近現代小説、エッセー、歴史読物)
△文学(古典詩文、明清小説など)
▼旅行(ガイドブック、地図、紀行文)
▽健康(料理、薬膳、スポーツ、拳法、気功、東洋医学)
◆政治・経済(法律、ビジネスを含む)
◇歴史(考古学から近現代史まで)
○社会(文化人類学、社会学、教育、民族)
◎民俗(風俗・習慣など)
●思想(四書五経、哲学、宗教)
☆科学(科学工業技術、動植物、自然科学)
★総記(目録、索引、全集、書誌など)
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