********************************************************************** ★狸のしっぽ★ (シーズン4) NO.13 2016.7.9 ********************************************************************** <ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ラン、ラン、ラン> 絶対絶命のピンチ。なんていうとちょっと大げさかもしれないけれど、私にとってはたいへんなことが起きた。 持病の、回転性めまいのため、立ちあがるとふらついて気持ちが悪い状態が数日続いていた。 いつもなら、ゆっくり休養をとって、少しずつ回復していくのにあわせて、起きたり寝たりして一週間もすれば、普通の生活に戻っていけた。 でもね、今回は、一向に回復するきざしが見えないまま、四日後はイギリスに行くという状態になった。 去年の秋に息子がイギリスに転勤になったので、会いに行って、ついでにフランスにも行こうという計画を立てていたのだ。 でも、こんな体の状態では行けない。 「とりあえずイギリスまでは行かせてください。観光はできなくてもいいです。」と祈り続けてもいたけれど、神様だけじゃなく、人にも助けを求めなくてはと思った。 人に助けを求める。これが苦手な私。 小さいことならいいけど、一番大変で辛いことほど、人に言えない。というクセがある。 「なぜそうなのか?」ということは、心理学などを学び、自分の心を深く見つめてきているので、わかってはいる。 幼い時に、親に助けを求めても、逆に、しかられてしまったりして、親がそれに対応できなかったという体験のせいで、助けを求めてはいけないという誤認が心と体に染みついているのだ。 助けを求めて拒絶される辛さを感じることを恐れて、固まってしまうのだ。 本当は、助けを求めることで、助けられるということを、頭では充分理解していてもだ。 そして、そんな自分をためされるような出来事がこうして起きてくるのだ。 よっぽど追いつめられないと、勇気を出して、やったことのないことをやろう、新しい生き方をしようと決断はできない。 そして、私は、心理学やヒーリングを学んでいる仲間に、初めてSOSを出した。 みんなの励ましのメール、ヒーリングをしてくれる仲間の存在。 嬉しくて、元気がでた。これで良くなるに違いない。と思ったのに、次の日もまだ回復しない。 もっと助けを呼ばないとだめなんだ。と思い、いつも一緒に祈っている仲間に、「私のために祈って欲しいと、みんなに伝えて。」と頼んだ。 いつもは、そうやって病気になった仲間のために祈りあっていたのに、自分のこととなると頼むことに抵抗がある。 (だって、大変な病気ならいいけど、めまいぐらいじゃ。なんて思ってね。でも、今回はイギリス旅行がかかっている) そして、数分後、暖かいエネルギーを感じて、肚に力が湧いてきた。「イギリスに行くぞ」という気力が湧きあがってきた。 そして、ふらつきながら布団から起きだし、旅行に行くための準備をし始めた。 「ちゃんと、休んでいろ!」と、家人にどなられながらも。 そして次の日、とりあえず病院に行くことにした。ネットで捜して、めまいに対応と書いてあった耳鼻科で、さらに患者さんの評判の欄に、「先生がやさしく丁寧に対応してくれる」と書いてあった所を選んだ。 色々検査をしてもらって、命にかかわる病気でないし、耳も聞こえているし、自然回復を待つという状態だったので、吐き気止めの薬を処方してもらった。 そして、様子をみながら日常生活にもどっていって、無事にイギリスへと旅立つことができた。 一週間の旅から無事に帰って、やれやれと思って四日後に、またも、めまいが、そして、やりたいこと、予定が続いていた。 またかいな。今度の課題は何? 私はどんな思い込みを手放せばいいの? でもね。イギリスへ行って来れたという自信があったので、今までなら、家で休んでいるしかないと思う体調にもかかわらず、頭を真直ぐにしておけばなんとかしのげると自分に言い聞かせ、出掛けることにした。 そして、次の日も予定どおりに行動した。それらは、絶対やり遂げる。と決めていたことだったので。 そしてわかった。やりたいことはやれるのだ。そして、やりたいことをやっているうちに元気になって体調が回復していった。 なるほどね、と気づいた。 私には、この持病があるし、体も弱いからという思い込みによって、そういう状況を引き寄せて、やりたいことを思うようにやれなかったのかも! (やりたいことがいっぱいあるのに、この体のせいでできない。と思っていたけどね。) 私は、自己探求を続け、学び続けてきたことで、今回、ピンチをチャンスに変えることができた。 今回、私が学んだことは、「仲間と助け合って、自分のやりたいことをやってゆきなさい。」という、シンプルで当たり前のことだ。 でも、私がそうだったように、そうしたくてもそれができなくて、苦しんでいる人はたくさん居ると思う。 そんな人達に、心の仕組みと、それをどう変えてゆくのかということを伝えてゆこうと思う。 何の役にも立たない、間違った思い込み、こうあるべきという信念にがんじがらめに縛られて、どうしていいかわからなかった私。 感じると辛いので、感じないように体を固めて生きてきた私だからこそ、本来の自分を取り戻すためにやってきたこと、役にたったスキルを伝えてゆこうと思う。 ということで、「キャラクトロジー心理学」「セルフアウェアネススキル」をベ-スに、私の体験、個性を生かしてお伝えしてゆきますので、よろしくお願いします。 ********************************************************************* イギリス旅行のことだけど、「イギリスに行けさえすればいいです。」と神様に願ったとおりになりました。 6月23日、予約していたツアーに参加するために、ヴィクトリア駅に向かう途中、前日降った雨のため、地下鉄がのろのろ運転になったり、途中から行き先を変えたりで、駅に着いた時は、すでにツアーは出発した後。 24日、昼の12時にフランスに着く予定のユーロスターに乗っていたら、あと30分でフランスに着くという所で止まってしまって、8時間ほど遅れて、パリに到着。 私を行かせてくれたのはそういうことなのか。と思いました。 そして、起こったことを心おだやかに受けとめて、色々大変なイギリスのために祈り、フランスのために祈り続けました。 「世界人類が平和でありますように」「私達の天命がまっとうされますように」 ホームページ 「わたしの応援歌」 http://tanuki.daa.jp <メールアドレス> tanukiwakokoni@yahoo.co.jp ********************************************************************** このメールマガジンは、インターネットの本屋さん「まぐまぐ」 を利用して発行しています。(http://www.mag2.com/) 登録、解除、バックナンバーは、http://archive.mag2.com/0000067097/index.html