狸のしっぽ

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カテゴリー: 2016年04月23日
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  ★狸のしっぽ★ (シーズン4)  NO.12 2016.4.23

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   <奇跡の脳 その2>

山形に住む義母が、今年の1月5日に、脳内出血で倒れた。
右半身マヒ、意識ははっきりせず、ほとんど眠り続けている状態で、2月24日にリハビリのためにS病院に転院した。

その時医師から「かなり重症です。」と告げられた。
それでも少しずつ、声をかけたり、体を起こしたり、飲み込むことができるようになるためのリハビリが始まった。

栄養は鼻からチューブでとっていたので、それがうっとおしくて抜こうとするために、手には手袋がはめられて、それもまたうっとおしい様子であった。
せめて、そのチューブがはずされ、口から食事がとれるようになって欲しいというのが、その時の私の一番の願いだった。
しかし、その時の母の状態からすれば、ものを飲み込むという機能が回復する可能性はかなり低いと思えた。

そして後日、医師から、「鼻のチューブがストレスになっているようなので、リハビリのためにも、胃ろうにすること」をすすめられた。
口から食べれるようになれば、胃ろうをやめることもできるから。ということであった。

ところが、胃ろうの手術の前に、「もう少し様子を見ましょう。」ということになった。
そして、鼻のチューブははずされたのだ。

そのことを知らされた時、心いっぱいに喜びがわきあがってきて、バンザーイと何度もさけんだ。
嬉しくてたまらなかった。そして母に会いたいと思った。

4月15日に久し振りに母にあった時、母の回復は普通ではありえない奇跡的なことだと実感した。
母は車椅子に乗って、廊下の窓から、近くの公園に咲いている桜をながめることができるようになっていた。
優しく笑顔で語りかけると、笑顔で返してくれるようになった。
そして、お見舞いに持っていったプリンを食べさせてあげることができた。

湧きあがる喜びと共に、母のリハビリを担当してくださった方、母の看護をしたくださった方への感謝の気持ちでいっぱいになった。

そして私は、祈りのパワーを実感した。
医師に重症と告げられた時から、私は母のために祈った。
自分一人の力では足りないと思ったので、月に三回開催している「祈りの会」の中で、10人程の仲間に頼んで、毎回一緒に祈ってもらったのだ。

祈りは、確実に届くのだ。
祈りは、その人のいのちの力を応援し、その人が幸せになることを応援し、その人のために尽くしてくださる人がより良い仕事をすることも応援するものなのだと思う。

今回印象に残ったことは、若い女性の看護師さんが、「おむつの交換をしようね。」と母に笑顔で声をかけた時、母も笑顔になり、動くほうの左手でパジャマのズボンを下ろそうとしたことだ。
「あ、協力しようとしているんですね。」と声をかけた私に、「お母さんはおだやかな人でね。」と言ってくださった看護師さん。
看護師さんが、いつも笑顔で、母に語りかけてくれたおかげもあって、母はおだやかな世界に居るんだと思った。

私は、「奇跡の脳」(ジル・ポルト・テイラー著)という本を読んだことで、左脳の機能に障害が起こって、右脳の世界を体験している人が、深いやすらぎを感じていることを知った。
そして、幼児にもどったような母がそういう世界に居ると思えることが嬉しかった。

「奇跡の脳」という本によって私は、人間の脳の素晴らしい可能性を具体的に知ることができた。
そして、その可能性が祈りの力、愛の力によって、引きだされることも知った。

母に関して、今願っていることは、リハビリによって、脳が新しい神経回路をつくって、マヒしている右半身が少しでも動く様になって欲しい。自分で寝返りが打てるようになって欲しいということだ。

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母に会いに行っていた時に、熊本で地震が起きた。
私は、日本という国が一人の人間の体のようだと感じたりもした。
被災された方のために祈り、地震がしずまるように、大地への感謝の祈りを捧げた。

ホームページ 「わたしの応援歌」  http://tanuki.daa.jp 
 
<メールアドレス> tanukiwakokoni@yahoo.co.jp 

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