武道通信かわら版

武道通信かわら版2月20日号 通算329号


カテゴリー: 2017年02月20日
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─────■─■─■■─────────【武道通信かわら版】
────■■■■■■■■────────2/20 2017 通算329号
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─────■─■■─■─────────インターネットで読む
─────■─■───■────────『武道通信』
────■■■■■■■─■───────サブマガジ
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http://www.budotusin.net        東京都 国立市東3-4-8
 sugiyama@budotusin.net       杉山頴男(ひでお)事務所
                    042-580-6428 
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         「鎖国」が教科書から消える
      江戸時代は「鎖国」をしてなかったのかと
        わがまちの中学生からメールが届く

        「鎖国」は江戸幕府からではない
       遣隋使、遣唐使のときからずっと「鎖国」        
    日本国(日本人)にとって「鎖国」が一番幸せだと
  大和朝廷の時代から日本人は気づいたのだ、と答えておいた

            江戸の「鎖国」は
   大航海時代の<右手にピストル、左手にバイブル>からの 
       防衛策の「鎖国」だった、と答えておいた


        ………………………………………………


1 お知らせ
2 北朝鮮の弱点を狙え! ……加藤 健
  ◎北朝鮮工作員の偽装用旅券を取り上げろ!
3 英米の罠から目を醒ませ、日本人よ! …… 鎖帷子剣士
  ◎ドルはアメリカ人のドルではない、国際銀行家のためのドル
   ――アメリカであってアメリカでないカラクリに
       トランプは大統領になって気づいた――
4 忙中閑あり  ……杉山頴男
  ◎日本史の原像に「鎖国」あり
     ──兵頭二十八を[おさらい]する

■お知らせ───────────────────────────

一、 兵頭二十八ネット私塾「読書余論」
     1月期(127回)は2月25日配信 
     目次は告知版 http://p.tl/fy2P
     兵頭二十八 私塾・読書余論
     http://www.budotusin.net/yoron.html

    『アメリカ大統領戦記1775-1783独立戦争とジョージ・ワシントン2 』
    (草思社) 3024円 発売中
     http://ur0.link/BoPp

    発売から1ヶ月で五刷。累計五万部
    『日本の武器で滅びる中華人民共和国』(講談社プラスアルファ新書)
     

二、 中国の尖閣領有権否定のもう一つの根拠
   <日清戦争以前のイギリス・ドイツの地図に日本領>
   日本が領有するまでに、ただ一人のChina人も尖閣に
   上陸したことはない。
   http://www.sankei.com/west/news/150624/wst1506240018-n1.html
                   ――史実を世界に発信する会


■北朝鮮の弱点を狙え! ご協力の呼びかけ《159》─────────

                                      加藤健

 「血の秘密」の話は、17日付のマカオの新聞にも出ましたし、今週、
 日本の新聞にも出る予定です


  ◎北朝鮮工作員の偽装用旅券を取り上げろ!


★ 金正恩「血の秘密」が暗殺理由か?

金正男氏が暗殺されました。様々な情報が錯そうしており、真実を見極
めるのが難しいですが、北朝鮮による暗殺であることは状況からして間
違いないと思います。
ジャパンタイムズの取材に、金正恩の外祖父が日本軍協力者で、金正男
と違って正統性問題で爆弾を抱えていることが暗殺に繋がったのではな
いかとコメントしました。15日に記事になっています。
http://www.japantimes.co.jp/news/2017/02/15/national/ties-japan-
may-factor-kim-jong-nams-mysterious-murder/

私のほうで5年前に、金正恩の母方の祖父・高京澤が戦前に勤務していた
大阪の工場が、「陸軍管理工場」である証拠書類を防衛研究所で発見しま
した。陸軍省の公式文書であり、証拠能力は十分です。これは北朝鮮で、
高京澤の一族が日本軍協力者として反逆者扱いになることを意味します。
そして憲法より上位の金日成教示「宗派分子や階級の敵は、誰であろうが
三代にわたって絶滅させなければならない」(1972年)にしたがって、
孫の金正恩は絶滅対象となります。詳しくは、当時書いた解説をご覧くだ
さい。
http://kenkato.blog.jp/archives/1867287.html

北朝鮮の価値観で「血の秘密」は決定的弱点であり、北当局は金正恩の
母親が在日出身であることすら隠しています。金日成主義で凝り固まっ
た軍部が知れば、金日成教示を忠実に守り、金正恩を「絶滅」させるか
も知れないからです。教示に「誰であろうが」の文言が入っていること
がポイントです。
証拠書類の発見は、ABC、テレグラフといった有力メディアや、米政
府系のRFA、日本の週刊新潮、韓国メディア等で広く報じられました
が、北朝鮮は完全に沈黙を守りました。私が韓国のニュース専門チャン
ネルYTNや、SBS(ソウル放送)の人気報道番組で解説したときも、
なんの反応もありませんでした。

金正男は金正恩と母親が違うので、兄弟でも「血の秘密」を持ちません。
こうした北朝鮮特有の事情が、殺害の背景にあるのではないかと見てい
ます。

いずれにせよ、金正恩体制を一日も早く崩壊させる必要があります。父
親の金正日でさえ、ライバルの異母弟・金平一を殺害しませんでした。
ところが正恩は、金日成の孫、金正日の長男を公然と殺害したのです。
金正恩体制存続による日本へのリスクは、除去のため積極的行動を取る
リスクより遥かに高いものです。
行動しなければ、リスクはますます増大します。拉致被害者全員救出も、
体制を崩壊させなければ不可能です。覚悟を決めるべきです。


★ 北朝鮮工作員の国籍ロンダリング

いま国際社会で、北朝鮮工作員に注目が集まっています。工作員の偽装
用旅券問題で結果を出す、千載一遇のチャンスです。パスポートがなけ
れば、工作員は羽をもがれたカラスです。国連を動かし、大切な商売道
具を取り上げてやろうではありませんか!

以前から書いていますが、北朝鮮工作員は「国籍ロンダリング」ともい
うべきことを行っています。
私のほうで2012年に、北朝鮮工作員がセーシェルおよびキリバスの偽装
用旅券を使用していたことを突き止め、国連に報告するとともに、マス
コミを通して告発しました。2009年に神奈川県警が摘発したミャンマー
への不正輸出未遂事件で、指示役だった東新国際貿易役員の韓哲(HAN 
Chol)と朱玉姫(JU Ok Hui)は、2005年11月2日付でキリバスの旅券を 
取得していました。韓哲の旅券番号はI001843、朱玉姫はI001844です。
そして2007年3月26日付で今度はセーシェルの旅券を取得していて、韓
哲の旅券番号はN0026276、朱玉姫はN0026273でした。安保理専門家パネ
ル報告書2013年度版は、これらの情報を記載し、各国に注意を促してく
れました。またオーストラリア公共放送ABCが取り上げ、キリバス大
統領が謝罪する事態になりました。詳しくは以前のブログ記事をご覧く
ださい。
http://kenkato.blog.jp/archives/1867295.html

一昨年ハワイで逮捕された北朝鮮工作員・金ソンイル(KIM Song Il)は、
2通の別々のカンボジア旅券を使用していました。旅券番号はそれぞれ
N0630354とN0755974です。金は2008年9月17日付カンボジア王国勅令で
帰化を許可され、カンボジア国籍を取得しています。その数か月前には
金ソンチョル(KIM Song Chol)という別の北朝鮮人の男が、金ソヴァン
(KIM Sovann)に改名した上でカンボジアに帰化したことが分かってい
ます。そして二人は、新たに得た国籍で香港やカンボジアに会社を設立
していました。手元に資料があります。

カンボジア国籍はカネで買えます。カンボジア国籍法第8条は、7年以上
居住した外国人は国籍を取得できるとしていますが、第10条から第12条
で例外として、一定金額以上の投資や寄付をすればすぐ取得できると定
めています。また第13条で、カンボジアに特別の利益をもたらした外国
人は即時国籍取得できるとしていて、マラソン選手・猫ひろし氏の帰化
はこの条項が適用されたものと思われます。インターネット上には「も
う一つ旅券があると便利です」といった宣伝文句で、外国国籍取得のコ
ンサルティング業者が多数広告を出していますが、むろんカンボジア国
籍の案内も出ています。
 
過去に韓国で摘発されたスパイ事件からも、北朝鮮工作員が多数の国籍
・旅券を駆使して行う工作の実態が明らかになっています。

1996年にソウルで、壇国大学アラビア語教授で「フィリピン人ムハンマ
ド・カンス」を名乗る男が逮捕されました。韓国で大学教授は社会的地
位が高く、その信用を利用して各界の専門家に接近していました。
実はこの男はレッキとした朝鮮民族で、北朝鮮対外情報調査部所属の鄭
守一(チョン・スイル)という工作員でした。その後の調べで鄭守一は、
1979年にレバノン国籍を取得し、さらに1984年にフィリピン国籍を取得
した上で韓国に潜入したことが明らかになりました。

2006年には「フィリピン人ケルトン・ガルシア・オルテガ」を名乗る北
朝鮮工作員チョン・ギョンハクが摘発されました。この男は主に東南ア
ジアで活動しながら、1993年にバングラデシュ、1995年にタイ、2000年
に中国、そして2004年にフィリピンの国籍を取得しています。韓国には
別々のパスポートを使って何度も入国したというのですから、図々しい
というかなんというか。

間違いなく日本にも、外国旅券を持った北朝鮮工作員が潜入しています。
定住しているかも知れません。なにしろ金正男がドミニカ旅券で、金正
恩がブラジル旅券で東京ディズニーランドに遊びに来たくらいですから、
朝鮮総連と接点のないノーマークの工作員が入っていないはずがありま
せん。

この者たちを炙り出すためにも、偽装用旅券問題に火をつける必要があ
ります。


★ 国連安保理に直訴だ!

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。安
保理理事国の国連大使にメールを送り、北朝鮮工作員の偽装用旅券問題
を訴えていただきたいのです。例文をコピーするだけなら1分でできます。

例文では北朝鮮工作員の旅券取得状況について説明し、次の安保理決議
で各国に警戒を呼び掛ける条項を入れてほしいと要請しました。安保理
決議に明記されれば、いい加減に旅券を発給している国は審査を厳格化
しますし、過去に発給した旅券を無効化することも期待できます。大し
たことないように見えて、実はこうした細かいロビー活動が、北朝鮮工
作活動への大打撃となるのです。パスポートなしに、海外に渡航できな
いからです。

それではよろしくお願いします。


送り先(多数に送っていることが分からないよう、宛名に自分のメール
アドレスを入れ、BCCに下記をコピーしてください)
press@russiaun.ru, france@franceonu.org, uk@un.int, USUNPolFax@state.gov, 
missionboliviaun@gmail.com, egypt@un.int, pr.egypt@un.int, ethiopia@un.int, 
info.italyun@esteri.it, archives.italyun@esteri.it, p-m-j@dn.mofa.go.jp, 
japan.mission@dn.mofa.go.jp, kazakhstan@un.int, pr.kazakhstan@un.int, 
senegal.mission@yahoo.fr, sweden@un.int, uno_us@mfa.gov.ua, 
uruguay@urudeleg.org, uruguay@un.int, urudeleg@mrree.gub.uy

例文
件名: Passports used by North Korean operatives
本文:
Your Excellency,

The assassination of Kim Jong Nam, half-brother of North Korean dictator Kim 
Jong Un, has sent shockwaves around the world and people are deeply 
concerned about the activities of North Korean operatives. I am writing to 
respectfully request that the next Security Council resolution on North 
Korea calls upon States to exercise enhanced vigilance over North Korea’s 
use of foreign passports.

Paragraph 132 of the Panel of Experts Report 2013 stated: “The use of 
foreign passports by nationals of the Democratic People’s Republic of Korea 
who engage in illicit or suspicious activities also merits attention.” 
North Korean operatives are continuing to use foreign passports for illicit 
purposes and resolutions that called for enhanced vigilance over North 
Korean diplomatic personnel is insufficient to prevent violation of measures 
imposed by the Security Council.

In 1996, North Korean operative Chung Soo-il, posing as a Lebanese-Filipino 
professor, was arrested in South Korea. It has been revealed that he 
obtained Lebanese passport in 1979 and Filipino passport in 1984. In 2006, 
North Korean operative Jeong Gyeong-hak was arrested in South Korea for 
spying on potential military targets, including nuclear power plants and US 
military bases. Jeong had entered South Korea at least three times between 
1996 and 1998 using a fake Thai passport. Reports say he also had 
Bangladeshi, Chinese and Filipino passports.

In 2012, a Japanese researcher discovered that two North Korean operatives 
who attempted to smuggle missile technology from Japan to Myanmar had 
Kiribati and Seychellois passports. This was reported by ABC, South China 
Morning Post and the Panel of Experts Report 2013.
http://www.abc.net.au/news/2012-12-05/an-kiribati-seychelles-accused-of-giving-north-

koreans-passports/4409832
http://www.scmp.com/news/hong-kong/article/1020434/north-korean-agents-given-passports

-kiribati-and-seychelles

On July 2015, a North Korean operative with genuine Cambodian passport, Kim 
Song-il, was arrested in Hawaii for attempting to export controlled military 
goods to China. As the Royal United Services Institute (RUSI) researcher 
Andrea Berger wrote in NK News, Kim appears to have established Hong Kong 
and Cambodian subsidiaries of Green Pine Associated Corporation which has 
been identified for UN sanctions, and he was using two Cambodian passports.
http://www.nknews.org/2015/08/business-or-pleasure-a-n-korean-cambodian-arrested-in-

hawaii/

North Korea has been selling nuclear and missile technology to rogue states 
and terrorist organizations such as Syria, Iran and Hezbollah. In 1987, 
North Korean operatives using fake Japanese passports placed a bomb on KAL 
858 en route to Seoul and killed 115 passengers and crew members. There is 
an urgent need to prevent North Korean operatives from using foreign 
passports.

Thank you for your consideration.

Yours truly,
(あなた様のお名前)



■英米の罠から目を醒ませ、日本人よ! 《49》──────────
                               
                                              鎖帷子剣士

   ◎ドルはアメリカ人のドルではない、国際銀行家のためのドル
   ――アメリカであってアメリカでないカラクリに
       トランプは大統領になって気づいた――


★知っていましたか? 連邦準備法(FRB)のカラクリ

 前回、『トランプ陣営対グローバリストの世界大戦が始まった!』を
書きしたが、その中に『……第一次大戦の戦費調達のためには、突如
連邦準備法(FRB)を立ち上げ、合衆国から紙幣発行の権利を奪い……』
との記述に対して、どういうことなのか知りたい、との要望がありま
したので説明を付加してみます。

 FRB(Federal Reserve Bank)は、連邦準備銀行の略名ですが、連邦
称しているため、あたかも米国政府の管轄する中央銀行のようなイメー
ジがありますが、あくまでも銀行家たちによる私有銀行に過ぎず、米国
政府は1株も保有していません。
 日本の場合、お札はすべて日本の中央銀行である日本銀行(日銀)が
印刷・発行しますから、お札にははっきりと「日本銀行券」と書いてあ
ります。
 これに対してアメリカはアメリカ合衆国紙幣ではないのです。純然た
る民間銀行です。手許にドル札がない方はネット検索してみてください。

 例えば50ドル札。紙幣の表の一番上に「FEDERAL RESERVE NOTE(紙
幣)」と書いてあり、人物の右側に大きくTHE UNITED STATES OF AMERI
CAとありますが、騙されてはいけません。アメリカ合衆国紙幣とは書
いてないのです。

 今日に至るまで、中央銀行をめぐる攻防はアメリカ史そのものと言っ
てよいくらい、リンカーン大統領をはじめ歴代大統領の生命までも巻き
込んだ、政治権力対経済権力の闘争の歴史がありますが、最終的な決着
が1913年、和暦の大正2年の「連邦準備制度」の創設です。
 
 「連邦準備制度」の設立に関する経緯を説明すると、まず1910年に大
財閥J・P・モルガンが所有するジョージア州のジキル島で全国通貨委
員会の会員による秘密会議が開かれます。
 ジキル島は温暖な気候で百万長者の別荘がある完全な私有地であり、
ジャーナリストが近付けない秘密の会合を持つには絶好の場所でした。
 ここで彼ら大財閥と政治家、判明している者で7人が今後の戦略を練
り、プリンストン大学の学長だったウッドロー・ウイルソンを担ぎ出す
ことにします。当時ウィルソンは、全く政治にかかわりのない男でした
が、翌年の1911年にニュージャージー州の知事になり、翌1912年民主党
より出馬、銀行家たちの圧倒的な財力により現職のタフトを破り第28代
大統領になります。
 
 共和党のタフト大統領は、「国際銀行家」と言われる金融会社の小集
団が、彼らの自己目的のために、政府を実質的に支配していることを経
験してきており、これら銀行家の申し出を受けず、民間の中央銀行設立
には大統領の拒否権を行使するとまで公言して、強硬に反対してきた人
です。
 現職で比較的人気のあったタフト大統領に対して、全く政治経験もな
く知名度も低いウィルソンが勝てるとは誰も思っていなかったのですが、
タフトの再選に危機感を持った銀行家たちは、国際金融財閥の莫大な金
と巧妙な戦略で、傀儡ウィルソンを祭り上げました。
 
 ウィルソンは大統領になるや否や、翌1913年の12月に銀行家たちの宿
願であった、「連邦準備法」に直ちに著名して、成立させます。
 時は12月23日、クリスマス休暇で議員の多くが選挙区に帰って不在の
中、ほとんど審議されることなく議会で可決されてしまい、ドサクサ紛
れのこの法案は、国際金融財閥がアメリカの金融を握り、さらに政治に
まで影響力を持つに至った歴史的瞬間と言われています。

★聖書は命じる『汝、兄弟から利子を取ってはならない』

 これで合衆国憲法によって議会の専権とされている通貨発行権など、
アメリカ通貨の管理を民間人が所有する銀行(連邦準備銀行)に渡して
しったのです。
 翻って、日本はまだ大丈夫です。
『通貨の単位および貨幣の発行に関する法律』――昭和62年、法律第42
号、第4条では、貨幣の製造および発行の権能は政府に属するという「國
の貨幣発行特権」が明記されています。
 日本でも「日本銀行の独立性を強めるべきだ」などという識者の議論
の裏に隠された、グローバリストの陰謀を国民は見破る必要があります。
 アメリカだけではありません。イングランド銀行、ドイツ銀行はじめ
ヨーロッパ諸国の中央銀行も民間銀行です。日銀も民間銀行ですが、政
府が過数の株(約51~55%)を保有しており、かろうじて完全民営化は
避けています。

 この法案が成立して、いったい何がアメリカに起こったのか? 
 その危険な罠とは、以下のカラクリです。
 アメリカ政府がドルを必要とするときは、財務省はドル印刷の許可を
連邦準備銀行からもらわなければなりません。具体的には、財務省が国
債を発行し、連邦準備銀行にこの国債を買ってもらうという手続きにな
ります。
 といっても、連邦準備銀行が国債を買ったお金を財務省に支払うわけ
ではありません。印刷されたドルでこの国債を買った形にするのです。
 つまり、連邦準備銀行は財務省に印刷分のドルを貸し付けたことにな
り、アメリカ政府からみれば、印刷分のドルを連邦準備銀行から借金し
た形になるのです。借金には必ず利子が付きますが、では誰が利子を払
うのか?
 
 連邦準備銀行は、口座に数字を記入するだけで“無”からお金を創造
します。
 それに対して、アメリカ国民が利子を支払う義務を負うことになりま
す。銀行家は帳簿に記帳するだけですが、その利息はアメリカ国民の労
働収入から徴収された所得税が支払いに充てられているのです。
 汗水たらして働いた国民の所得税が、連邦準備銀行のふところに労せ
ずして入る、このカラクリを錬金術と言います。
 所得税の殆んどが、発行通貨の利子として銀行株主へ流れる、壮大な
搾取システムが構築されているのです。
 これではアメリカ政府が、いつまで経っても財政赤字から抜け出られ
ない道理です。政府の負債がないと国際銀行家は商売あがったりなので
す。国際銀行家はアメリカ政府にこう云う。聖書の言葉を借りて。
『汝の兄弟から利子を取ってはならない』

★大戦の陰に国際金融財閥の「両建て」

 連邦準備制度の成立から約半年後、1914年7月に第一次大戦が勃発し
ます。これはFRBが通貨を大量に発行し、紙とインクでヨーロッパ連合国
に250億ドルの貸し付けを行い、結果としてこの戦争を引き起こしたと言
われるゆえんです。この資金がなければ、英仏の戦争のありようは大分
違ったものになっでしょう。連合国、同盟国、合わせて戦死者だけでも
853万人にものぼります。

 1919年、戦後賠償問題を取り決めるパリ講和会議が始まります。
 第一次大戦で敗北したドイツは、戦時賠償金として1320億マルクとい
う戦前のGDPの3倍近い金額を請求されましたが、その支払い先は実質モ
ルガン商会でした。それは、英国の多額の軍資金はモルガン商会からの
借金であり、ドイツからの賠償金はその返済にあてられたのです。
 米国と英国がつくった賠償委員会は、なんと、ほとんどがモルガン商
会などの銀行家によって構成されていたのです。
 この賠償金を支払うため、ドイツ中央銀行は国債と交換にマルクを乱
発。
 ハイパーインフレが起き、1923年には物価が20億倍に跳ね上がりまし
た。この驚異的なインフレが、ナチス・ヒットラー政権の誕生につなが
ります。

 戦争は、対立する双方の国家がさらに負債を抱え込み、銀行家の手中
に落ちるよう主導されています。
 ちなみに、日露戦争の借金は高利とともに日本は律儀に返済し続け、
第二次大戦中も返済しながら、何と昭和41年(1966年)に完済していま
す。
 スイスの銀行を通じて、返済相手はジェイコブ・シフらアメリカの銀
行家であり、ロシアに投資したのはヨーロッパの銀行家たちでした。
 そして、これらの銀行家たちが相互に業務提携していたのは当然であ
り、これを「両建て」と言います。
 およそ世界史の中で、外国からの借金を踏み倒したことのない、唯一
律儀な国が、日本でありましょう。

★完全に管理された最悪の統治の国

 メディアはFRBの持つカラクリを報道しません。
 多くのアメリカ国民も日本人も、その構造は無知に置かれたままです。
 メディアが国民の信頼を得たければ、インターネット上のフェイク
(偽)ニュースを指弾する前に、カラクリの真実を言ってみろ、という
のです。
 経済の専門家も歴史の専門家も、肝心の部分は語ってくれません。
 何? 消されてしまう? その可能性は大有りで、トランプ大統領も
国際金融財閥たちと、どこで折り合いをつけるのか……
 イエレンFRB議長との戦いは始まったばかりですが、日米首脳共同記者
会見でトランプ大統領は、『……大統領就任から、日はまだごく浅いのだ
が、率直に言って、大統領という地位にあってはじめて知ることができる、
とてつもない事実を知った。我々の国は、とてつもない脅威に直面してい
る。……』と述べています。
 記者の質問はテロに関してですが、大統領はグローバリズムの真の脅
威を、暗黙の内に質疑応答で、日米両国民に示唆しているようです。

 ウッドロー・ウイルソンは、連邦準備制度設立に加担したことを後悔
して、晩年に以下のように述べています。
 『私はうっかりして、自分の国を滅亡させてしまいました。大きな産
業国家は、その国自身のクレジットシステムによって管理されています。
私たちのクレジットシステムは一点に集結しました。
 したがって国家の成長と私たちのすべての活動は、ほんのわずかな人
たちの手の中にあります。私たちは文明化した世界においての支配され
た政治、ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥ったのです』
 ウイルソン大統領は、彼を担ぎ上げた人たちの中のある特定の人物に、
長期にわたってプライベート上のことで、脅迫されていたことが判明し
ています。
 
 

■忙中閑あり《351》───────────────────────
  
                                            杉山頴男

 ◎日本史の原像に「鎖国」あり
   ──兵頭二十八を[おさらい]する

 鎖国をしたから日本は進歩しなくなった。高校の先生が云った。半世
紀以上前のハナシだ。歴史の時間でもなかった。一般的オトナ常識だっ
たようだ。漫画「真田十勇士」で育った男子も狸オヤジの家康は嫌いだ
ったから信じた。
 
 今春も受験生の合格祈願の絵馬が満杯のわがまちの天満宮に黒花崗岩
の大きな碑「和魂漢才」立っている。菅原道真が遣唐使は、もう止めよ
うと云ったのは鎖国を提案したのではない。
 唐や新羅から物品は相変わらず届いていた。江戸幕府も出島から清や
西洋からの物品、情報を得ていた。薩摩藩をつかって琉球と、松前藩を
つかってアイヌとも交流があり、開かれてた。
 大家さんも、熊さん八さんも、インテリ儒者も「鎖国」などの言葉は
知らなかった。では、日本の「鎖国」とはナンであったか。
 
 《 鎖国とは何なのかを兵頭流に簡単に言い表すなら、外国人に自国の
自然を勝手に荒らさせない、それに尽きている。
 外国人が日本国の昔からの法を無条件に遵守するならば、外国人を何
万人入国させようとそれは同時に鎖国体制たり得る。しかし、そんなこ
とは理念上だけだ。現実には、何万人もの外国人が入国して住み着けば、
元からある法は変えられてしまうし、自然も荒らされることになるのだ。
外国の商品が無制限に流れ込む場合も、同じことである。
 自ずら、自国の自然と法を維持せんとすれば、こちから働きかけて、
外国人の渡来や外国産物の流入を規制することになる。相互主義は昔か
らあったから、その体制を好む限り、次第に自国人の海外渡航も厳重に
制限されるのが、道理というものであった。

 たとえばアイヌばかり住んでいた頃の蝦夷(北海道)に入って行った
日本人は、最初は客分の「外国人」だったわけだろう。それが人数が増
すにつれて主人顔するようになり、蝦夷の自然産物の乱獲と環境破壊は
進み、遂には日本国の一部となって昔からの法は棄てられた。これと同
じことが、大和朝廷の日本本土制覇の折に縄文人の上にも起こったし、
時くだって一八四〇年代、こんどは近世日本国の上に起ころうとしたの
である。
 昭和前期から敗戦後にかけ、「日本が鎖国していなかったら今頃は
……」などという真面目な話がよくこの国では流行したものであるが、
それが仮に成功したとすれば、「全アジアのアイヌ化」でしかないとい
うことが、自己規範のない日本人にはなななか分からない。》 
           『軍学考』より抜粋(中央公論社:2000年刊)

 わがまちの中学生に云いそびれた。
 [日本国]イコール[日本人]は、世界広しと云へど日の本(自誇称)だ
けだと気づいたからだ。世界の人と仲良くした方が良いに決まっている
が、元来、日の本は孤高の文明だという「この国のかたち」を忘れると
取り返しがつかなくなる。

 心に「鎖国」を持ち続ける。そんな<美しい日本>に世界は憧れてい
ることに気づこう。
 ジョーカーが好きなUSA人は、実は心に「鎖国」を持ち続ける、そ
んな日本が羨ましいのだ。

 四日前、「謹呈 筆者」の短冊が入っていた『アメリカ大統領戦記1775
-1783独立戦争とジョージ・ワシントン2 』が版元から贈られてきた。
 さっそく読んだ。拙者、こう汲み取った。
 アメリカはもう一度、独立戦争がしたいんだ。ジョージ・ワシントンの
アメリカに戻りたいのだ。それがトランプ・ハリケーン。

 
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