安心!?食べ物情報

安心!?食べ物情報 Food Review 919


カテゴリー: 2017年07月02日
安心!?食べ物情報919号
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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------919号--2017.07.02------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「土用の丑の日」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まずは食中毒のニュースから。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■仙台の飲食店、アニサキス食中毒で営業停止

 仙台市は23日、市内の30代女性が寄生虫アニサキスによる食
中毒を発症したと発表した。市保健所は若林区卸町の杜の市場内に
ある飲食店「北辰鮨(ずし)」で販売したすしが原因と断定し、同
店を23日の1日間、営業停止処分とした。

 市によると、女性は20日午後7時ごろ、同店で買ったアジとタ
イのすしを自宅で食べ、約1時間後、強い腹痛などの症状が出た。
22日に市内の医療機関でアニサキスが摘出された。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170624_13037.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは寿司店で食べたのではなくて、持ち帰りの寿司だったよう
ですね。

 次は「鶏の刺身」といういい加減にしろ案件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■カンピロバクター検出…居酒屋で21人が食中毒症状 大阪・藤
井寺

 大阪府は25日、大阪府藤井寺市の居酒屋「咲」で食事をした1
8~22歳の男女21人が下痢や腹痛などの症状を訴え、一部の便
から食中毒菌のカンピロバクターが検出されたと発表した。府は同
店を原因とする食中毒と断定し、同日から3日間の営業停止を命じ
た。

 府によると、17日に鶏の刺し身などを食べた客28人のうち2
1人が19~21日に下痢や腹痛の症状を訴えた。検査の結果、発
症者5人の便からカンピロバクターが検出された。18人が病院を
受診したが、いずれも軽症という。

http://www.sankei.com/west/news/170625/wst1706250041-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 これは客の方も悪いです。鶏肉を生で食べてはいけないくらいは
常識として持っていてほしいものです。

 次はちょっと気になるニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■沖永良部でミカンコミバエ確認 根絶宣言以来初
2017年06月24日

 県は23日、果物に寄生して被害を与える害虫ミカンコミバエ2
匹を沖永良部島の2か所で確認したと発表した。県内で見つかった
のは、昨年7月の根絶宣言以来、初めて。

 県食の安全推進課によると、知名町の徳時集落、知名集落で今月
20日、雄の成虫が1匹ずつわなにかかって死んでいるのが見つか
った。農作物への被害は確認されていない。

 同課は「原因は不明だが、強風に紛れて飛び込んできた可能性が
ある。今後の調査を見守りたい」としている。

 県と門司植物防疫所名瀬支所は、わなを増設するとともに、半径
2キロ以内の果物を採取して幼虫の有無を調べる。

http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20170623-OYTNT50236.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「根絶宣言」があったのに、また発見されてしまいました。

 次は「清浄化」に成功したというニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■我が国の高病原性鳥インフルエンザの清浄化について

平成29年6月28日
農林水産省

 本日、我が国は国際獣疫事務局(OIE)の規定に基づき、高病原
性鳥インフルエンザの清浄国となりましたのでお知らせします。

1.経緯

 平成28年11月から平成29年3月にかけて、青森県、新潟県、北海
道、宮崎県、熊本県、岐阜県、佐賀県、宮城県及び千葉県の12件の
家きん飼養農場で発生した高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)
については、3月27日までに全ての発生農場の防疫措置が完了しま
した。

 その後、3か月間新たな発生が確認されなかったことから、我が
国は、OIEの規定に基づき、6月28日付けで高病原性鳥インフルエン
ザの清浄国となりました。

2.防疫対策強化のお願い

 韓国、中国等のアジア周辺諸国を含め全世界的に、依然として高
病原性鳥インフルエンザが発生しており、防疫対策の強化に努めて
いるところです。家きん飼養農場を含む畜産関係者の皆様方におか
れましても、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期の発見・通報の
ための監視の強化に万全を期していただくようお願いいたします。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/eitai/170628.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 隣が韓国という最悪の地理的条件の中で、再発を防ぎきったので
すから、関係者の努力に敬意を表します。

 韓国の方はいつまで続くぬかるみぞ、とやっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■韓国でまた鳥インフルが流行、家禽の移動を全面禁止
2017年06月07日

 韓国でH5N8型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが流行してい
る事態を受け、これを封じ込めるために家禽の移動が全土で一時的
に禁止された。この鳥インフルの流行によりこれまでに家禽約19万
羽が殺処分された。

 この流行の最初の感染は南部済州島で2日に確認された。その後、
韓国国内のそれぞれ別の場所で4例が確認されている。

 農林畜産食品省によると、韓国政府は6日、鳥インフルへの警戒
レベルを最高の「深刻」に引き上げ、さらにニワトリ、アヒルなど
18万羽以上を殺処分するよう命じた。

http://www.afpbb.com/articles/-/3131167
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 最後は以前に報道されていた、「外国産米が混入」というニュー
スで、調査結果が報告されています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■株式会社京山に対する「米穀等の取引等に係る情報の記録及び産
地情報の伝達に関する法律」に基づく立入検査の結果について

平成29年6月27日
農林水産省
京都府

 農林水産省及び京都府は、株式会社京山が販売した国産米(4品種)
に外国産米が混入している疑いなどがあるとの報道を受け、京山及
び京山の子会社を含む京山の仕入先・販売先の取引業者に対し、米
トレーサビリティ法に基づく立入検査を行いました。

 現存する取引の記録等による検証の結果、平成24年以降の京山の
外国産米の仕入・販売に関し疑わしい点や平成28年産の国産米4品
種に外国産米の混入が疑われるような点は確認されず、米トレーサ
ビリティ法上の取引等の記録の作成・保存義務及び米穀事業者間の
産地情報の伝達義務に抵触する行為を行った事実は確認されません
でした。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansi/170627.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 米の産地検査でも問題なかったという報告もありますし、仕入れ
などを調べても問題なかったということですから、最初の報道が誤
報だったということです。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

------------------------------------------------------------

今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「土用の丑の日」
------------------------------------------------------------

 「土用の丑の日」は今年は7月25日と8月6日の二回あるのだ
そうです。

 夏の土用の期間は立秋(今年は8月7日)の直前の18~19日
間ですので、十二支で丑にあてられる日が二回あることは珍しくあ
りません。

 でも、スーパーなどで「うなぎかば焼き」が特売なる日はほぼ最
初の方に集中してしまいます。

 そんな「土用の丑の日」を前に、こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■国産と偽り中国産うなぎ提供か 料理店経営者など逮捕
6月28日

 中国産のうなぎを「三河産」などと偽って福井市の料理店で客に
出していたとして経営者の男など2人が不正競争防止法違反の疑い
で逮捕されました。警察によりますと2人は容疑を否認していると
いうことです。

 逮捕されたのは、水産物の輸入などを行う会社の社長で、料理店
を経営する名古屋市の村井三雄容疑者(47)と、料理長だった福
井市の駒田英之容疑者(56)の2人です。

 警察の調べによりますと、村井容疑者らは、ことし1月、福井市
の料理店「うなぎ割烹曙覧」で、中国産のうなぎを国産と偽って客
に出していたとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。

 料理店の出入り口付近には、「三河産」や「静岡産」と書かれた
のぼりを掲げていたほか、店内には、「私が大切に育てたうなぎで
す」などの文面とともに、国内の養殖業者の顔写真を掲示していま
したが、客に出すうなぎのほとんどは、中国産を使っていたという
ことです。

 警察の調べに対して、村井容疑者は、「料理長が独断でやった」
と供述する一方、駒田容疑者は、「社長に指示された」と供述し、
それぞれ容疑を否認しているということです。

 一方、保健所の調べでこの会社が中国から輸入したうなぎの一部
からは基準を超える農薬成分が検出されたということです。このた
め警察は、食品衛生法違反の疑いもあると見て捜査するとともに産
地を偽ったいきさつについて詳しく調べることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011032691000.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 おそらくどこでもやっていることで、「国産」表示など言ったも
の勝ちでした。

 だから逮捕された当人も驚いているでしょう。罪をなすりつけあ
っているのも笑えます。

 正直なところはこんな風に書いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■“夏の定番”吉野家の鰻

 鰻は中国・広東省の専用池でシラスから育てた厳選されたものを
使用しています。

https://www.yoshinoya.com/menu/don/unazyu.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 他の牛丼チェーンなどでは、産地については書かないところが多
いようです。

(1)国内で漁獲されたシラスを国内の池で養殖し、国内で加工。

(2)輸入シラスを国内養殖、国内加工。

(3)海外で養殖したウナギを国内加工。

(4)海外で養殖、加工したものを輸入。

 店で「国産」と書いてあっても、(1)~(3)までありますの
で、様々なものがあるわけです。

 また、上記の区分けは味や安全性とは関係がありません。何とな
く「国産」がよいと思っている人向けの宣伝に使われているだけで
す。

 次はネットで話題になっている「うなぎのチラシ」の件。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■うなぎのチラシに「うなぎが絶滅するといった噂で食べ控えが起
きていますが、これが続くと養殖業者含めて業界が死んでしまいま
すだからうなぎ食べて」、って書いてあって絶句した。


□売れるだけ売ってから死にたいと

□ますますウナギを食べてはいけないな。業界なんか何度滅びよう
が、また興ってくる。ウナギは一度滅びたら終わりだ。ひとつの生
きものを絶滅させるために存続する業界など、とっとと滅びてしま
え。遅かれ早かれ滅びるビジネスと知りつつ、自分だけ儲け逃げで
きればよいというのは、ネズミ講ではないか。

□そもそも売るウナギがなくなれば関係業者は確実に死んで蘇るこ
ともできなくなる。食べ尽くして死ぬか、今我慢して将来にウナギ
を残していくか、その差は大きいと思うがね

□「今我慢されたらウナギを売る側が死ぬ」と主張しているわけだ
からウナギが死ぬかウナギ売りが死ぬかの競争…?

□ウナギを売う側は人間なのだから、ウナギを獲り尽くしてウナギ
もろとも死ぬ選択肢以外の道を考えることができるんじゃないかと
わずかばかり期待しているのですが、それができなければ、時間の
問題だけでどちらにしても死ぬしかないのかなと。

□よし、業界殺す

 ていうか、これって逆に言うとうなぎ絶滅マジヤバイって知れ渡
って、食べ控えが起こってるという証拠なのだな。

□しかし「うなぎが絶滅するといった“噂”」かぁー。環境省レッ
ドリスト絶滅危惧種入りとはいったい

□うなぎの養殖や料理の技術は最悪絶滅しても復活の可能性はゼロ
ではないが、うなぎそのものが絶滅したら、うなぎも、養殖や料理
の技術も全部二度と復活しない

□これうなぎだけの話じゃないですよね。何故か日本人は海産物を
根こそぎ食べまくって、保護する動きは出てこない。北海道のニシ
ンなんて正にその典型ですし。

□日本の漁師がロシアへ技術指導に行った。ロシア人の漁を見て
「それじゃダメだ。こうすればもっと沢山獲れる」と指導したが、
それに対して「いや、これでいいんだ。全部獲ったら、ここから魚
がいなくなっちまう」と返した。なんてのを何処かで見た。

https://togetter.com/li/1123984
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「食べて守る」「食べて残す」というような宣伝はインチキと断
定してよいと思います。

 また昨年は大量に売れ残りが出た、という記事も散見しました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■【うなぎ絶滅危機】スーパーに陳列された鰻重を見て『絶滅も納
得』の状態

 そりゃ土用丑の日だからといって、スーパーにこんだけ鰻重並ん
で、売れ残って値引きシール貼られてそれでも売れ残るんだから、
そらウナギ絶滅するわ。

https://togetter.com/li/1006943
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 うなぎは高値でよい、という意見が下記のものです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■絶滅危機のうなぎは「高嶺に返すべき花」なのだ
2016.07.27 16:00

 うなぎ絶滅の危機が指摘されている。背景にあるのは日本人の消
費量が増えていることは間違いない。いつから日本人はうなぎを
「常食」するようになったのか。食文化に詳しい編集・ライターの
松浦達也氏が解説する。

 土用に突入した7月下旬、例年通りにスーパーの店頭には「うな
ぎ」の文字が踊っている。だが、今年は少しだけ趣が変わってきた。
「うなぎ」以外の素材──豚、鶏、サンマ、かまぼこといった、変
わった素材の蒲焼きが増えているのだ。これは「土用の丑の日のう
なぎ」という食文化の崩壊か、はたまた新しい食文化を開く扉なの
か──。ことここに至る状況を整理してみたい。

 端緒になっているのは、この数年囁かれている「うなぎ絶滅」問
題だろう。この数十年でうなぎの採捕量は激減した。環境の変動や
悪化も理由として挙げられるが、何よりも養殖用のシラスウナギの
乱獲が大きな理由という見方が強い。

 広く知られているように、うなぎが人気になったのは江戸時代の
こと。夏場のスタミナ食として、平賀源内が広めたという説が知ら
れている。もっとも当時の丑の日には「う」のつくうどんや梅干し
を食べるという習慣もあり、いまほど「うなぎ」一色ではなかった
と言われている。

 ちなみに18世紀中ごろの蒲焼きの値段は200文。当時のそばを1杯
16文として現在の価格に換算すると4000~6000円といったところ。
現代における高級店の価格並だ。

 明治時代に入ると、浜名湖を中心に養鰻が本格化し、大正、昭和
にかけて漁獲量は増えた。幼魚であるシラスウナギも不足するよう
になり、国内外からかき集められるようになった。だがその当時も
あくまでうなぎは高嶺の花であり、大衆にとって日常から手が届く
ようなものではなかった。

 状況が変わったのは戦後のことだ。高度成長期にうなぎの消費量
が増えた結果、バブル期に中国や台湾から蒲焼きの完成品を輸入す
るようになった。すると全体の価格が大きく下落し、庶民の食卓に
上るように。

 消費量は爆発的に伸び、「安い(イマイチな)うなぎを、おいし
く食べる方法」などの企画がテレビや雑誌などのメディアをにぎわ
せた。安いうなぎでも、職人の味を知らない人々にとってはありが
たみがあった。だが、それは「串打ち三年、割き八年、焼き一生」
と言われる、職人の味とは別物だった。

 「一億総中流」が「隣の晩ごはん」を気にするようになった時代
に、高嶺の花だったはずのうなぎに「日常のちょっとしたぜいたく」
という異なる解釈が加えられた。水は低きに流れる。あっという間
にわれわれ大衆はうなぎを日常食だと思いこむようになり、消費が
爆発した。だが江戸時代以降の食文化史のなかで、うなぎが日常食
だったことなど実はない。高度成長やバブル期に生まれた食習慣が、
世界の海からうなぎを消し去ろうとしてる。

 日本人は世界で獲れるうなぎの7割を消費している。もう間に合
わないかもしれない。だがわれわれ消費者が日常食として位置づけ
る限り、うなぎは確実に絶滅への一途をたどる。うなぎは高嶺に返
すべき花なのだ。

 確かに鶏や豚を「蒲焼き」と称するのには違和感がある。だが
「蒲焼き」の名は室町時代に、うなぎを筒切りにして串に刺し、焼
いた姿が蒲(がま)の穂に似ていたことに由来すると言われる。
「食べ物」の姿は常にうつろいゆく。いまの姿は厳密には「蒲焼き」
ではないし、「蒲焼き」の素材がサンマやイワシだけでなく、鶏、
豚、かまぼこなどがスタンダードになっても不思議はない。

http://www.news-postseven.com/archives/20160727_432859.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 一部高級店で数万円するうなぎを食べろ、ということですが、私
なんかは当然食べられません。でも、うなぎが絶滅することを思え
ば、それでいいんじゃないかと思います。

 売場の人間からすると、「土用の丑の日」のうなぎは価格もボリ
ュームも文句なしに一級の商材です。なくなることはつらいでしょ
うが、インチキにインチキを重ねて無理に売るより、正直に相応の
値段をつけて一部の人に売る、今のマツタケのようなポジションに
変えていった方が気が楽ではないでしょうか。

 そのインチキはシラスウナギの手配の時点からすでに始まってい
て、かなり深い闇があるという話です。(音声で聞けます)

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2016.7.30
【音声配信】ライター鈴木智彦さんの取材報告「土用の丑の日直前!
今こそ知るべき、ウナギ業界の闇」

 30日(土)は「土用丑の日」です。「丑の日」に「う」のつく食
べ物を食べると夏負けしないとされ、ウナギが1年で最も食べられ
る日ですが、近年、稚魚であるシラスウナギの漁獲量が減少。国際
自然保護連合(IUCN)や環境省は、ニホンウナギを絶滅危惧種とし
てレッドリストに加えたことで価格が高騰しています。

 こうしたことから、”白いダイヤ”と呼ばれるようになったシラ
スウナギには「暴力団が密漁を行っている」「輸出が禁止されてい
る国から密輸されている」など黒い噂がつきまといます。そのウナ
ギ業界の深い闇に、暴力団など裏社会の取材を続けるライターの鈴
木智彦さんが迫りました!渾身の取材報告です。

https://www.tbsradio.jp/59200
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 以下はちょっと調べると、半分以上が違法取引だった、というニ
ュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■ウナギ稚魚、半数が違法取引か
2017/6/14

 昨年11月から今年4月にかけ、国内で採捕されたニホンウナギの
シラス(稚魚)のうち、45.45%に密漁など違法取引の疑いがある
ことが14日、共同通信の集計で分かった。ニホンウナギは環境省が
指定する絶滅危惧種で、専門家からは資源管理の強化を求める声が
上がっている。

 ニホンウナギは漁獲量が急減したことから、日本は2014年以降、
中国・台湾・韓国との合意で、養殖池に入れるシラスの量を年21.7
トンまでに制限。また国内でのシラスの採捕には都道府県知事の許
可を得ることが義務付けられている。

■昨年11月~今年4月に養殖池に入れられたニホンウナギのシラ
スの内訳

都府県への報告 8.4トン(43%)
無報告・密漁  7.0トン(36%)
香港からの輸入 4.1トン(21%)

合計     19.5トン

https://this.kiji.is/247511430173851652
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 そういう状況にもかかわらず、日経新聞にこんな記事が載ってし
まうのがウナギにまつわる闇の深さです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ウナギ、今夏は安く 稚魚の漁獲増える 
2017/6/3

 今年の夏はウナギが少し安く食べられそうだ。養殖用のニホンウ
ナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲が増え、養殖池への投入が増え
ている。

 日本や中国など東アジアの主産地の投入量は前年より4割多い60
トン前後と3年ぶりの高水準。最需要期となる7月25日の土用の丑
(うし)の日に向けて「国産ウナギの値下げを検討中」(大手スー
パー)との声も出始めた。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDJ17H1N_T00C17A6MM0000/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 絶滅を防ぐには漁獲量を減らすしかなく、そのためには養殖の生
産量を減らし、最終的には消費量を減らすしかありません。

 消費量を減らさずに、資源が保護できるかのような言説はすべて
インチキと考えてよいと思います。

 消費量を減らすには、別に難しいキャンペーンをはる必要はあり
ません。値段を今の倍以上にすれば、自然と減っていきますし、販
売者も量は減るものの利益はある程度確保できますから、一番よい
方法ではないでしょうか。

 マスコミは「庶民の口に入らなくなる」などと言うでしょうが、
彼等は庶民ではありませんから、高くなっても買えばよいのです。
(おそらく高級料理店で食べるのでしょうが)

 庶民は「昔はそういうのが流行ったのよね」などと遠い目をして
言うことになります。それで別に不都合はないのは、今のマツタケ
を見ていればわかります。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 二週間に一度だった抗ガン剤投与が、一週間間隔を延ばすことに
なり、今週は比較的ラクに過ごせました。先週の発熱に加えて、白
血球が減ってきているのだとか。早くも最終局面なのでしょうかね。

 将棋の藤井四段の活躍で、もうすぐ五歳になる孫にも英才教育を、
などと妻が言い出しました。どんなに早くから始めても才能がなけ
ればどうしようもないよ、となだめているところです。

 逆にあれだけの才能があれば、どんな環境からでも出てくるわけ
で、孫は充分賢い子ですが、そんな天才かどうかは見ればわかる話
です。

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