安心!?食べ物情報

安心!?食べ物情報 Food Review 897


カテゴリー: 2017年01月15日
安心!?食べ物情報897号
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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------897号--2017.01.15------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「BSE検査廃止」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 まず、相変わらずの摘発情報です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

常連客らに豚の生レバー提供容疑 警察が内偵で確認
焼き肉店経営者を逮捕

 客に豚の生レバーを提供したとして、神奈川県警は12日、食品
衛生法違反(規格基準)の疑いで、相模原市南区相武台、焼き肉店
経営、古本一恵容疑者(49)を逮捕した。

 県警相模原南署によると、情報提供を受けて、捜査員が内偵。焼
くための道具や「焼いて食べるように」との声掛けもなく、生レバ
ーが提供されるのを確認した。常連客らに限定メニューとして提供
されていた。古本容疑者は「ほとんどの客には焼いて食べるよう言
っている」と容疑を一部否認している。

http://www.sankei.com/affairs/news/170112/afr1701120015-n1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 懲りない人もいるものです。こんなものをリスクを冒して提供す
ることで、どれだけ利益になるのかが疑問です。

 次はアメリカではもうこんな指針が出たというニュースです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■生後4~6カ月でピーナツを アレルギー予防へ米国指針

 米国立保健研究所(NIH)は5日、ピーナツアレルギーを防ぐ
ため、医師に相談した上で生後4~6カ月からピーナツを含む食品
を食べさせた方がよいとする指針を発表した。

 指針によると、強い卵アレルギーや皮膚炎がある乳児には、医療
機関で検査を受けて問題なければ生後4~6カ月にピーナツ成分を
含む食品を与え始める。軽い皮膚炎のある乳児には6カ月ごろから
与え、特にアレルギー体質でない乳児は自由に食べてよいとした。

 米英の研究チームが2015年に発表したアレルギー体質の乳児
600人以上を対象にした調査で、ピーナツ成分を含む食品を食べ
て育った方がアレルギーを発症する割合が約8割少なかったことを
踏まえた。

 米国では米小児科学会が00年に出した指針で、食物アレルギー
の恐れが高い乳児は3歳までピーナツなどを避けるよう勧めていた
が、その後研究が進み、指針は08年に撤回されていた。

http://www.asahi.com/articles/ASK165H1FK16ULBJ00Q.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 いつも思うのですが、あちらでは本当に変わり身が早いですね。
新しい知見が出ると、すぐに方針を見直すところがすごいです。日
本ではそういうわけにはいかないのは「老害」のせいなのだろうか
と考えたりします。

 次はテレビ番組の話ですが、国が後押ししようという話題です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

「DASH村」再生!復興の柱に 祈念館や体験農園を構想

 「DASH村」を再生し、帰還困難区域復興の柱の一つに―。高
木陽介経済産業副大臣は11日、人気グループ「TOKIO」のメ
ンバーが震災前、テレビ番組の企画で浪江町津島地区の里山を開墾
した「DASH村」の復興計画に着手する意向を示した。5年後を
めどに、復興祈念館や体験農園のような形での再生を目指す。高木
氏は帰還困難区域内にある「DASH村」の再生を通し、同区域の
復興の姿を広く発信したい考え。DASH村の復興計画について近
く県や町、関係機関に打診し、検討を始める。

 高木氏は福島民友新聞社の取材に、政府が帰還困難区域への「特
定復興拠点」の整備などを盛り込んだ福島復興再生特別措置法の改
正案を今月召集の通常国会に提出することなどを踏まえ「帰還困難
区域の解除に向けて一歩踏み出して前進する中、DASH村の復興
に向けた手だてがあるのではないかということについて協議を始め
たい。帰還困難区域の復興の大きな柱にできないかと考えている」
と話した。

 高木氏の考えに、住民からはさまざまな声が上がっている。DA
SH村の企画に長年協力してきた浪江町議の三瓶宝次(ほうじ)さ
ん(80)は「DASH村の再生はきっと復興を後押ししてくれる
はず」と力を込める。

 当初から自らの土地を提供し、農具の手配や農作業の進め方など
を指導した。「TOKIOなどのおかげで、(DASH村は)想像
していた以上に全国的に有名になった」と三瓶さん。福島市に避難
しながら、DASH村については田畑の草刈りや有害鳥獣対策など、
現地施設周辺の管理に努めている。

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170112-140836.php
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 TOKIOは福島産農産物の宣伝とかもしていましたし、ちょう
どよいというところです。アイドルなのか農民なのかわからなくな
ってきているという話もありますが。

 最後はなかなか報道されにくい、「移動制限解除」のニュースで
す。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 北海道は、北海道清水町で確認された高病原性鳥インフルエンザ
に関し、発生農場の周辺にある農場について清浄性確認検査を実施
し、本日、全て陰性であることを確認しました。これを受け、北海
道は、発生農場の半径3kmから10kmまでの区域について設定してい
る搬出制限区域を本日15時に解除します。

 今後、北海道は、移動制限区域内で新たな発生が認められなけれ
ば、本年1月15日(日曜日)午前0時(1月14日(土曜日)24時)を
もって、当該移動制限区域を解除する見込みです。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/170110.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 宮崎県は、同県川南町で確認された高病原性鳥インフルエンザに
関し、発生農場の半径3km以内で設定している移動制限区域内の家
きん飼養農場について、1月5日までに、清浄性を確認しました。

 宮崎県は、移動制限区域内で新たな発生が認められなければ、1
月12日(木曜日)午前0時(1月11日(水曜日)24時)をもって、当
該移動制限区域を解除する見込みです。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/170111.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 熊本県は、同県南関町で確認された高病原性鳥インフルエンザに
関し、発生農場の周辺にある農場について清浄性確認検査を実施し、
本日、全て陰性であることを確認しました。これを受け、熊本県及
び福岡県は、発生農場の半径3kmから10kmまでの区域について設定
している搬出制限区域を本日22時に解除しました。

 今後、熊本県は、移動制限区域内で新たな発生が認められなけれ
ば、本年1月19日(木曜日)午前0時(1月18日(水曜日)24時)を
もって、当該移動制限区域を解除する見込みです。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/170112_8.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 北海道、宮崎、熊本と、無事鳥インフルエンザの拡大防止に成功
したようです。あと少しの我慢ですので、今後の無事を祈ります。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

------------------------------------------------------------

今回は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「BSE検査廃止」
------------------------------------------------------------

 こんなニュースがありました。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2017.01.10 BSE検査廃止は時期尚早 パルシステムが意見書

 パルシステムは、BSE発見から15年以上経過しているが、潜伏
期間の長さなどから研究が遅れており、いまだに科学的な知見は不
足している。特に後年になって発見された非定型BSEは、確認さ
れた部位などが定型BSEと異なり、対策の見直しを求められる重
要な問題であることから、以下のような意見(要旨)を提出した。

1.いわゆる健康牛のBSEに係る検査廃止は時期尚早であり、反
対。

2.健康牛のBSEに係る検査廃止より先に、と畜前の生体検査の
適切な判断基準を確立して欲しい。

3.BSEのさらなる研究を進めて欲しい。

◆海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令案」に
関する意見

 2001年9月BSEの国内発生確認後、貴省が10月5日付けで関係団体
及び各都道府県等に対し通知された「特定危険部位を含むおそれの
ある牛由来原材料を使用して製造又は加工された食品の安全性確保
について」(食発第294号)は、食の安全を揺るがす現在でも忘れら
れない衝撃的な通知でした。同時に日本国内食品のBSEリスクの可
能性があるものは徹底的に排除するという強い姿勢が表れており、
当時弊会もこの内容に賛同し調査検証を進め、食の安全に取り組ん
できました。

 また、同年10月18日付けでプレスリリースされた「牛海綿状脳症
(BSE)の疑いのない安全な畜産物の供給について」も、速やかに取
られた対策によって、牛肉の一定の安全が確保されたことは消費者
の安心につながり、国産牛への信頼を高めました。このような取り
組みにご尽力された関係機関には敬意を表します。しかし、今回の
改正案を含めこの間の段階的なBSEリスク管理対策の緩和は、時期
尚早です。

 BSEは国内初の発見から15年以上経ちますが、潜伏期の長さなど
から研究が遅れ、いまだに科学的な知見が不足していると認識して
います。特に非定型BSEの確認は今までのBSE対策の基とされていた
定型BSEと異なることから、BSE対策の見直しを求められる重要な問
題であるにも関わらず、研究が進んでいません。科学的な知見が不
足していることを踏まえて、消費者が安心できるよう、安全側に立
った対策を追求することを強く要望します。

1.いわゆる健康牛のBSEに係る検査廃止は時期尚早であり、反対で
す

 国内ではBSEの発生状況からBSEが駆除されたことはある程度推定
されると考えますが、非定型BSEは現行検査で検出されない可能性
もあり、BSEについて知見が不足しています。ゼロリスクとなって
いない状況においての健康牛のBSEに係る検査廃止は時期尚早であ
り、BSE特措法施行規則の改正に反対します。

2.健康牛のBSEに係る検査廃止より先に、と畜前の生体検査の適切
な判断基準を確立してください。

 非定型BSEは臨床症状が不明確であるとの知見があり、生体検査
における症状を広くとらえる必要があります。食品安全委員会から
貴省へのリスク評価結果の通知では「生体検査において全身症状を
呈する牛については、現場の検査員に混乱を来さぬよう、具体的な
内容を適切に周知する必要がある」との意見が付されています。

 また、2011年10月18日付けの貴省のプレスリリース「牛海綿状脳
症(BSE)の疑いのない安全な畜産物の供給について」に従い、日本
国として1頭でもリスクある牛を見逃さないという立場をあらため
て確認いただき、生体検査の適切な判断基準を確立し、その判断基
準を実施することにより、リスクがゼロとなる事を確認できた上で、
健康牛のBSEに係る検査廃止の検討を行うべきです。

3.BSEのさらなる研究を進めて下さい

 非定型BSEに関しては、わからないことが多い中で、霊長類への
感染性が強いことなどが懸念されます。農林水産省など関係省庁と
連携して、BSEの研究をもっと積極的に進めることを要望します。
貴省の関係する範疇として、非定型BSEのヒトへの感染性に関する
実験的及び疫学的研究、クロイツフェルト・ヤコブ病の病原研究、
クロイツフェルト・ヤコブ病に類似した疾病の診断に関する再評価、
非定型BSEの診断方法、などの研究を強く要望します。

以上

http://www.jacom.or.jp/niku/news/2017/01/170110-31772.php
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この手のニュースリリースは生活クラブが出すことが多いのです
が、今回はパルシステムです。ここは生活クラブ、グリーンコープ
と並んで三大非日生協系の組織です。

 これは以下の案についての「パブリックコメント」です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正
する省令案について(概要) 
 
1.改正の趣旨

○ 都道府県知事及び保健所を設置する市の長は、国内の牛海綿状
脳症(以下「BSE」という。)対策の一環として、牛海綿状脳症
対策特別措置法(平成14年法律第70号。以下「特措法」という。)
第7条第1項の規定に基づき、厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特
別措置法施行規則(平成14年厚生労働省令第89号。以下「特措法施
行規則」という。)第1条に規定する月齢(48か月齢)を超える健
康牛(とさつ前の検査においてBSEの疑いがないと判断された牛
をいう。以下同じ。)についてBSEに係る検査を行っている。

○ 今般、BSEに係る検査の対象月齢について、食品安全委員会
が「現在と畜場において実施されている、食用にと畜される48か月
齢超の健康牛のBSE検査について現行基準を継続した場合と廃止
した場合のリスク差は非常に小さく、人への健康影響は無視できる」
と評価したこと(※)を踏まえ、健康牛のBSEに係る検査を廃止
する。 

※「プリオン評価書  牛海綿状脳症(BSE)国内対策の見直しに
係る食品健康影響評価(健康と畜牛のBSE検査の廃止)」(平成
28年8月)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000151994

○ なお、とさつ前の検査において、運動障害、知覚障害、反射又
は意識障害等の神経症状が疑われた24か月齢以上の牛及び全身症状
(事故による骨折、関節炎、熱射病等による起立不能など症状の原
因が明らかな場合を除く。)を呈する24か月齢以上の牛については、
引き続きと畜場法(昭和28年法律第104号)の規定に基づき、BS
Eに係る検査を実施する。

2.改正の内容

○ 健康牛のBSEに係る検査を廃止するため、BSEに係る検査
の対象となる牛の月齢を定める特措法施行規則第1条の規定を削除
する。

3.根拠法令

○ 特措法第7条第1項

4.施行期日等

公布日:平成 29 年2月(予定)

施行日:平成 29 年4月(予定)

https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000151993
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 年明け早々にコメントは締め切られましたが、今年4月からBS
E検査を廃止するのは間違いないようです。

 以下は日本生協連が出したコメントです。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

2017年1月6日

厚生労働省  医薬・生活衛生局
生活衛生・食品安全部  監視安全課  企画法令係  御中

「厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改
正する省令案」についての意見

日本生活協同組合連合会

 今回、貴省が公表された「厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別
措置法施行規則の一部を改正する省令案」に関して、以下の意見、
要望を提出いたします。

1.健康牛の検査廃止について

 国内では2003年以降の出生牛からBSE陽性牛が確認されていない
ことから、これまでとられてきた飼料規制等のBSE対策が有効に機
能しているものと認識しています。

 また、非定型BSEは孤発性の可能性がありますが、発生頻度が極
めて低く、今後も現行の水準でBSE対策(飼料規制、SRMの再利用禁
止、食肉処理工程でのSRM除去等)が継続され、と畜前の生体検査、
異常牛や死亡牛のBSE検査が確実に実施されれば、牛や人への感染
は防止できるものと考えます。

 今回、貴省が食品安全委員会のリスク評価に基づいてBSE国内対
策を見直し、健康牛の検査を廃止することについては、現時点での
科学的な知見に基づく検討の結果として理解できます。

2.と畜前の生体検査の適切な実施について

 BSE対策の有効性の確認のため、今後もBSEの発生状況を確認する
ことが必要です。引き続き、高リスク牛についてはBSE感染の有無
を確認する体制が必要なことから、高リスク牛かどうかの識別がこ
れまで以上に重要な意味を持つものと考えます。たとえば、非定型
BSEは定型BSEと比較して臨床症状が不明確であるとの知見もあり、
生体検査においては症状を広くとらえる必要があります。さらに、
国内で長期間感染牛が発生していないことで対応が形骸化しないよ
う、現場に対しリスク管理措置の意味を明確に示していく必要があ
ります。

 食品安全委員会から貴省へのリスク評価結果の通知でも「生体検
査において全身症状を呈する牛については、現場の検査員に混乱を
来さぬよう、具体的な内容を適切に周知する必要がある」との意見
が付されています。この意見に従い、現場での判断にぶれが生じた
り高リスク牛を見逃したりしないよう、生体検査の意義と判断基準
を明確に示していくことが必要です。

3.最終的な国内BSE対策の整理の必要性について

 今回、健康牛のBSE検査が廃止されれば、国内のBSE対策は最終段
階に近づくものと考えられます。農林水産省と共同でリスク管理措
置全体を総合的に論議し、最終段階として必要な対策を整理する時
期に来ているのではないでしょうか。

 これまでの対応においても、本来はまずBSE対策のロードマップ
を示し、対策の有効性を検証しながら計画的に対策を変更していく
ことが望ましかったと考えます。国民に場当たり的な対応と受け取
られないよう、計画を事前に示すことが必要です。

4.BSE対策についての国民への説明について

 11月に開催された伝達性海綿状脳症対策部会で委員から指摘があ
ったように、BSE検査の持つ意味が食肉の安全確保のための「スク
リーニング」から、BSEの発生状況と対策の有効性を確認するため
の「サーベイランス」へと変化している状況があります。

 生体検査やBSE検査の根拠となる と畜場法は、公衆衛生の見地
から必要な規制を行い、国民の健康保護を目的とした法律であるこ
とは理解しますが、検査実施の実質的な目的について、誤解が生じ
ない説明が必要と考えます。

 同時に、今後も、検査を含む各種のBSE対策について、それぞれ
どのような目的で実施するのかを整理し、国民にわかりやすく説明
することを要望します。

5.BSEやプリオン病に関する調査・研究や情報収集等の必要性に
ついて

 海外では、完全飼料規制実施後も定型BSEが発生している事例が
あることから、国内外における定型BSEの発生やその原因について
は引き続き情報収集が必要と考えます。また、BSEにおける「人と
牛との種間バリアの存在」についても、現象は知られていますが、
そのメカニズム等については十分説明されていないように思います。
非定型BSEについては、食品安全委員会の評価書で、定型BSEに比べ
発生頭数も少なく知見が限られている旨述べられています。

  食品安全委員会や農林水産省と連携し、今後も引き続きBSEやプ
リオン病に関する調査・研究や情報収集を進めることを要望します。

以上

http://jccu.coop/info/up_files/suggestion_170106_01_01.pdf
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日生協の方はまともなことを言っています。一読してパルシステ
ムの方がダメな意見であることは間違いないです。

 何しろ「ゼロリスク」ですからね。

 限りなく低いリスクのために資源を投入することは、他で防げた
かもしれないリスクを見逃す可能性を発生させます。

 つまり、人間は「ゼロリスク」を追求することはできない、とい
う不確定性原理のような論理が存在するのです。

 また、BSE検査が今後、「スクリーニング」から「サーベイラ
ンス」に変化するのだ、というのも傾聴に値する指摘です。

 以下はBSE検査廃止に関する詳しい解説です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■BSEの検査基準変更 健康牛の検査は廃止するが異常行動はしっ
かりチェック

 評価書の概要でも、変更する点、しない点を示し、健康牛の解剖
検査は廃止するが、運動障害など目視で異常が疑われた牛の検査や
危険部位を牛のエサに使わない規制は今後も続けると説明している。
今までのBSEに関する一般向け解説より格段にわかりやすい。

 結論は2013年7月に検査対象月齢を48月齢以上にしたが、今回、
健康牛の検査をすべて廃止しても、人のプリオン病発症につながる
確率(リスク度)が上がることはないだ。主な理由は、(1)この3年間
でエサを介して発生する定型BSEの発生はゼロ、(2)自然発生的に孤
発する非定型BSEも発生はゼロで、(3)海外でも非定型BSEと人のプ
リオン病(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の関連を示唆する報
告はないの3つだ。しかし、これだけでは食安委のお知らせの受け
売りなので、もう少しデータを深読みしてみる。

■改めて全頭検査の成果をふり返る

 日本では2001年9月から2009年1月までに計36頭のBSE感染牛が見
つかった(定型34頭、非定型2頭)。このうち、見た目は行動などに
異常がなく、解剖して疫学的検査をした結果、BSEと診断されたの
は12頭(うち非定型1頭)だ。 定型では34分の11(32.3%)、全体では
36分の12(33.3%)で、3分の1は解剖検査をして初めて分かったこと
になる。この数字をどうとらえるか。

■エサ規制以前に生まれた高齢牛は検査なしで大丈夫か

 非定型も含め36例はすべて異常プリオンのたまりやすい部位を牛
のエサにしたり、肥料にして畑に撒いたりしないなどの規制をする
前に生まれた牛だ。しかし、2001年10月のエサ規制後に生まれた牛
は大丈夫として、規制前に生まれた高齢牛は検査しなくても大丈夫
なのかという不安は残る。2016年5月現在、このような高齢牛は全
国に2万1000頭いる。しかし、規制前出生牛でも、2009月1月以降、
検査をしてもBSE陽性牛は一頭も見つかっていない。残る2万頭の牛
で、見た目は健康だがBSE陽性の牛が発生する確率は極めて小さい
だろう(もちろん確率ゼロではないが)。

■非定型BSEは高齢牛に多いというが

 日本では2頭の非定型BSE(どちらもL型)が確認されたが、1頭は健
康牛(23月齢)、もう1頭は異常行動ありの169月齢(14年1月)だった。
世界全体でも非定型BSEの発生は約120頭で、定型BSEの合計19万670
頭に比べてはるかに少なく、発生月齢との関係から統計学的に解析
するのは現時点では難しい。食安委のリスク評価でも、前述したよ
うに発生確率が非常に低いこと(100万頭あたり0.07~0.09頭)、人
のプリオン病との関連性がないことから、リスクはひじょうに小さ
いと判断している。妥当な評価だと思う。

■学問的にはまだ分からないことも

 今回の検査基準変更で、食卓にBSE感染の牛肉が上がる確率(リス
ク度)が増すことはないので、食の安全上は問題ない。しかし、日
本を含め世界で研究と追跡調査が続く中、学問的に興味あることや
まだ原因がはっきりしないことも出てきた。非定型BSEの型変異と
エサ管理徹底後に散発的に発生する定型BSEの存在だ。

■非定型 異常プリオンのタイプはさまざま HとL型だけではない

 定型、非定型は異常プリオンの分子量が異なるため、免疫化学検
査のバンドパタンによって分類される。定型より分子量の多い型を
H型、少ない型をL型としているが、スイスではHでもLでもない第3
の型が2頭見つかっている。さらに今年3月、動物衛生研究所は、カ
ナダで見つかったH型をマウスに接種すると4世代で、H型とは異な
るバンド型が出現することを論文にして発表した。このバンドパタ
ンはL型とも、定型とも異なる。これはH型は変異しやすいことと、
まだ新たなタイプの非定型が見つかる可能性を示したが、重要なの
は、これらの異常プリオンに感染力があるのか、さらに人のプリオ
ン病につながる可能性があるのかを見極めることだ。

■定型でもBARBの原因は不明

 エサ管理がされているにもかかわらず、ヨーロッパやカナダでは
年に1、2例、定型BSEが見つかっている。 エサ管理徹底後に散発的
に発生するBSEとは、異常プリオンのたまりやすい部位を牛のエサ
に使用しない規制をした後に生まれた定型BSE牛のことで、BARB
(Born After Reinforced Ban)(バルブ)と呼ばれる。

 5月11日のセミナーで、イギリスの研究者(ホープ博士)はバルブ
の原因は分かっていないと残念そうに語った。プリオンは野外で10
年以上活性があるので、過去に発生した感染牛の糞尿が牧草地に広
がったか、あるいは規制前に危険部位を肥料にして牧草地に撒いた
のが残っているかなどが考えられるが、原因は特定できていない。
日本でバルブが発生しないのは、感染頭数が34頭で、英国(18万4千
頭)、アイルランド(1600頭)、フランス(1020頭)と比べて少なく、
糞尿や肥料として牧草地に曝露された量が少ないからだという説が
ある。しかし、カナダでもバルブは散発しているが、発生総数は日
本より少ない20頭なので、暴露総量説も絶対ではない。近年のバル
ブは60~70月齢で症状が出ており、潜伏期間がやや短い傾向がある
が、まだはっきりしたことは分からない、不明な点が多いとのこと
だった。

http://www.foocom.net/column/shirai/14702/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 日本以外では「バルブ」と呼ばれる飼料規制以後に発生したBS
Eがあるのですね。

 日本でも発生する可能性はありますが、おそらく自然発生である
「非定型」のBSEとともに、「サーベイランス」の対象として監
視していくことになります。

 BSE検査廃止に関しては、さすがにマスコミも今更煽ったりは
しないと思いますので、一部の的外れの非難はよそに、予定どおり
実行されることになると思います。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 先週来、ずっと風邪気味のままで,咳が止まらずに苦しんでいま
す。大学に入り、大阪に住んだとたんに「気管支炎」にかかったこ
とがあり、以来ずっと私の弱点になっています。北京に住んだら、
一週間でアウトですね。

 寒い夜が続くので、義母が使っていた電気アンカを引っ張りだし
て、何十年ぶりかで暖かくして寝ています。夏にはクーラーを使い、
冬には暖房を使うという贅沢な生活をしてもバチが当たらない歳に
はなっただろうと、自分に言い聞かせています。

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総発行部数15万部。購読者日本一の不動産メルマガ。 2017年1月現在8400人以上の投資家さんとお会いしてきました。 年間取引額300億円以上、累計取引額900億以上の不動産会社社長が、不動産投資について真剣に書いています。 今ならメルマガ内で10万円相当の「不動産投資大百科」を無料配布中。 テリー伊藤のまる金ライダー8に毎週、代表の峯島がコメンテーターでレギュラー出演中。 メルマガ登録で非公開の物件情報も入ってきます。 不動産仲介業 宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第8944号
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ダメおやじの全財産をかけた崖っぷちFX通信
アフィリエイトとインフォビジネスで、年商1~2億円規模の会社を経営する中松のまぐまぐ殿堂入りメルマガです。アマゾンランキング1位獲得「レバレッジでさらに増える!副収入が月16万円入ってくるしくみ」の著者。中松に興味がある人しか読まないマニアックなメルマガなのであしからず。(旧メルマガ名:月100万稼ぐ脱サラアフィリエイターの本音)
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相馬一進の、1億稼ぐビジネスの本質|マーケティングと心理学
・天職で1億稼いだ相馬一進が、お金、自己啓発、仕事について、 心理学とマーケティングの側面から語る本格派メールマガジン。 ・著者の相馬一進は、ダライ・ラマ14世や、『7つの習慣』の スティーブン・コヴィーや、リチャード・ブランソンなどの、 海外セミナーへの日本人ツアーを企画、集客した実績を持つ。 ・最先端の起業・副業のノウハウや、マーケティングの原理原則、 生活の中からストレスを減らす方法、モチベーションの心理学、 複数の収入源を持つ方法、働く時間を減らす秘密などを配信中。
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今週のおすすめ!メルマガ3選

川島和正の日刊インターネットビジネスニュース
■読者数32万部超、日本一の個人メルマガ(まぐまぐ総合ランキング調べ) ■9年連続で年収1億円以上になり、70か国以上を旅行して、 190平方メートルの豪邸に住んで、スーパーカーに乗れるようになり、 さらに、著書は、日本を代表する超有名人2人に帯を書いてもらい、 累計50万部のベストセラーとなった、現在香港在住の川島和正が、 最新のビジネスノウハウ、自己啓発ノウハウ、健康ノウハウ、恋愛ノウハウ さらに「今チェックしておくべき情報リスト」などを配信中!
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へなちょこ社長中松のだるだる日記
アフィリエイトとインフォビジネスで、年商1~2億円規模の会社を経営する中松のまぐまぐ殿堂入りメルマガです。アマゾンランキング1位獲得「レバレッジでさらに増える!副収入が月16万円入ってくるしくみ」の著者。中松に興味がある人しか読まないマニアックなメルマガなのであしからず。(旧メルマガ名:月100万稼ぐ脱サラアフィリエイターの本音)
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幸せを引き寄せるメール
毎朝7時に配信します。ゴールデンセレブヒーリング創始者本藤弘美があなたの人生をより豊かに幸せにするハッピーナビゲーション情報をお届けします。夢を叶えたい人、幸せになりたい人、心身共に健康になりたい人、人間関係を良くしたい人、豊かになりたい人に。読んでいると波動が上がります。GoldenCelebとは黄金の祝福。あなたの成功を祝福します。あなたにすべての安らぎと愛と豊かさと幸せがやってきます。♥
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