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[本]のメルマガ vol.683


カテゴリー: 2018年06月08日


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■■ [本]のメルマガ                 2018.06.05.発行
■■                              vol.683
■■  mailmagazine of books        [お悔やみ申し上げます 号]
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★PR★ 原 書 房 最新刊 ★ http://harashobo.co.jp/

『新時代「戦争論」』

マーティン・ファン・クレフェルト著 石津朋之日本語版監修
江戸伸禎訳 四六判 348ページ 本体2,600円+税 ISBN:9784562055753

軍事戦略思想の世界的大家が、戦争の原因や経済の役割など、現代の戦争を取
り巻く状況の変化を読み込みつつ、クラウゼヴィッツと孫子を批判的に参照す
ることであらたに包括的な「戦争論」を提示。

■CONTENTS------------------------------------------------------------

★トピックス
→ トピックスをお寄せください

★味覚の想像力-本の中の食物 / 高山あつひこ
→ その24「探偵たちの食生活』<その一 キンジー>

★ホンの小さな出来事に / 原口aguni
→ 『展望と開運』

★声のはじまり / 忘れっぽい天使
→ 今回はお休みです。

★「[本]マガ★著者インタビュー」
→ インタビュー先、募集中です。

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■トピックス
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■トピックスをお寄せください
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 出版社の皆様、あるいは出版業界の皆様より、出版関係に関わるトピックス
(イベント、セミナー、サイン会、シンポジウム、雑誌創刊、新シリーズ刊行
など)の情報を、広く募集しております。

 情報の提供は、5日号編集同人「aguni」hon@aguni.com まで。

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■味覚の想像力-本の中の食物 / 高山あつひこ
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その24「探偵たちの食生活』<その一 キンジー>

 異国の食べ物や食生活について知ることができるのは、推理小説が一番だと
思う。推理小説の主人公である探偵さんは一人で行動するせいか、私たち読者
に食べ物について語ってくれることが多い。顧客や被害者の日常生活に張りつ
いたり調べたりして、他人の食生活にも立ち入ることも多い。まあ、毒も入っ
ていたりするからね。

 探偵さんは忙しい。張り込みの間はろくにものも食べられない。だから彼ら
はやたらにジャンクフードを口にする。

 いつから食べ物に気を遣わないのがハードボイルドでマッチョな探偵の常識
になったのか分からないのだが、まずは私の愛する女性探偵たちの食生活から、
現代アメリカの推理小説における食生活を見てみたいと思う。
 
 推理小説の謎の解き手は、ミス・マープル(アガサ・クリスティ著)から始
まって主婦探偵ジェイン(ジル・チャーチル著)のように巻き込まれ型が多い
のだが、ここはまず、一世を風靡したハードボイルド型の女性探偵、キンジー
・ミルホーン(スー・グラフトン著)とV・Iウォーショースキー(サラ・バ
レツキー著)を見て行きたい。 

 カリフォルニアの架空の街サンタ・テレサに住む探偵キンジー・ミルホーン
が誕生したのは一九八二年。邦訳は一九八七年。『アリバイのA』から始まっ
て、去年スー・グラフトンが亡くなったので、二十六番目の『 "Z" Is for 
Zero』までが予定されていたらしいが、結局去年出版された『"Y" Is for 
Yesterday』が最後の作品となったようだ。ただし邦訳は『ロマンスのR』で
終わってしまっているので、私が読んだのは二〇〇四年までの十八冊という事
になる。
 
 花の八十年代。日本では贅沢なフランス料理店やイタリア料理店が山ほど開
いたころなのだが、同時にヘルシーな食生活という事が言われ始めた時代でも
ある。この言葉が使われ出したのは、アメリカでは一九七六年ころらしいので、
一九八〇年には一般常識となっていただろう。

 そんなアメリカ人の食生活の中で(もちろんここで話題にするのは本の中の
食生活だけなのだが)頻繁に目にするのは、ハンバーガー・ショップの登場率
の多さである。その中でも、何といってもハンバーガー・ショップが多く出て
くるのは、カリフォルニアにある架空の都市サンタ・テレサでのキンジー・ミ
ルホーンの物語だ。

 彼女の好きなのは、チーズ入りクォーター・パウンダーにフライドポテトと
コーラの組み合わせ。これは、お肉の量が約一一〇グラムという、お腹にずし
んと来る感じのハンバーガーのことで、日本でも昔は売られていたらしい。 

 一人暮らしのキンジーは、自宅では殆どサンドイッチしか口にしていない。
潰したゆで卵のマヨネーズあえということもあるが、たいていはお得意のピー
ナッツバターとピクルスの組み合わせのサンドイッチを食べて食事場面はおし
まいになる。

 その他には、行きつけのハンガリー料理の店に行くか、隣人で大家の元パン
職人の老人ヘンリーにご馳走してもらうかが、日常の食生活のすべてだ。あと
は、物語の中で出かけた町のレストラン、依頼人や聞き込みに行った先で出さ
れた食事を食べ、デートでレストランに行く。時たま、アメリカ人らしく、カ
リフォルニア風のダイエットフードを口にするのだが、まるでその事を打ち消
すかのようにジャンクな食事を口にする。それも、とてもおいしそうに。 
 
 数ある物語の中から『死体のC』を例にとってみてみよう。

 キンジーは交通事故で肢体不自由になった富豪の息子ボビーから、その事故
について調べるよう依頼を受ける。自分は殺されかけたのだが、事故による損
傷で記憶が抜け落ちていて思いだせないから調べて欲しいのだと。

 二人が出会ったのは、キンジーが骨折した腕の機能改善のために通っていた
フィットネス・センター。そこにあるヘルシー・フード・カフェで二人は食べ
ながら話し合う。ここは肉の代わりに大豆でできた偽の肉を食べさせる菜食主
義の店らしく、なぜこういう店をヘルシーというのか私にもキンジーにもわか
らないのだが、すでにこういう店はカリフォルニアでは常識だったらしい。い
かにも八十年代の終わりの話だ。彼女が注文したのは、

「いためた野菜と玄米、いびつな水差しのような瓶に入った白ワイン」

 これは、玄米のチャーハンみたいなものかと思える。筋肉トレーニングの後
にはズシンときておいしそうだ。 

 別の日にこんなものも食べている。

「百パーセント完璧な栄養素をそろえた長生きサラダ」
それは、
「海草と種が山盛りになった皿の上にぴりっと辛いピンクのソースがかかって
いる…ハンバーガーの味にははるかにおよばないが、体にいいものを食べてい
るという満足感は得られた。」

なんていうものらしいが、どうみても、お刺身のつまにアルファルファ―とか
モヤシをのっけて、ナッツをかけたようなサラダで、少し探偵さんには軽くな
いだろうか。 

 案の定、この後すぐに訪れた家で、彼女は、サンドイッチを作ろうとしてい
る男に出会い、彼女の視線に気がついた男に腹が減っているのかと聞かれて、

「ペコペコだわ。」 

と答えてしまい、自分でもびっくりしている。 

 ここで、男の作ってくれたサンドイッチというのが、とても体に悪そうで、
そして、とても美味しそうなのだ。 

「浴室で使うスポンジのようにぐんにゃりと二つ折りできそうな柔らかい食パ
ンに、ミラクルホイップをべったり塗りつけている。…パンのうえにうすくス
ライスしたオニオンをのせ、つぎにチーズのまわりの包装セロファンをとり、
レタス、ディルピクルス、マスタード、肉と次々重ね合わせていった。」 

 材料は、ごく普通のプロセスチーズに、甘ったるいマヨネーズのようなウル
トラ・ホイップというソース、オリーヴと何の動物の肉だか分からない塊を混
ぜたランチミート。

 キンジーは、どうやらこのサンドイッチには防腐剤がたっぷり入っていそう
だと思いながらも、このほうが私の健康には良さそうだと言って、三角形に切
ってくれたこのサンドイッチに無我夢中でむしゃぶりつき、ビールを飲む。 

 ヘルシーへの要求は、防腐剤入りのウルトラ・ホイップとランチョンミート
で、見事消え去ったようだ。

 この物語の中でキンジーが作ったのは、

「ダークブレッドにクリームチーズ、うすくスライスしたキュウリとオニオン
を挟んだサンドイッチ」

 皿も使わず、ペーパーナプキンに挟んでワインと一緒に食べている。

 ちょっとわけありの警官のジョブと再会する時も、裁判所の庭でサンドイッ
チの昼食を取ることを提案している。彼が持ってきたのは、

「サンドイッチにペプシと、フェイマス・エイモス・クッキーかな」

 そう言えば、このチョコチップクッキーは八十年代後半にアメリカで大ブー
ムになり、たしか銀座でも売りに出されていたような気がする。気取らないけ
れどちょっと気になるデザートを添えたんだ、やるなジョブ、という感じだ。

 この物語は、大金持ちが何人も話の中に出てくるので、その家でのパーティ
の様子や、言いつけると、あっという間に使用人によって用意される豪奢な食
事をする場面等があるが、どうも印象に残るのはサンドイッチの場面ばかりな
のだ。 

 ところで、このシリーズについては評伝があって、その『グラフトンのG』
(N・H・コーフマン、C・M・ケイ著)でも、「キンジーの日常生活」という章
で食事について書かれている。

 そこで指摘されるのは、女性探偵小説の愛読者が惹きつけられるのは「主人
公が彼女たちにはできないと思うことをしているからだ」

という事。その一つとして、キンジーは実によく食べると言って、色々な食事
場面を引用している。つまり、ことあるごとにワインを飲み、食事をご馳走さ
れれば心ゆくまで楽しみ残さず食べるキンジーの様子に、常にダイエットを気
にしている女性たちは惹きつけられるというのだ。そして、キンジーは必ずジ
ョギングに出かけ、決して太らないというところが魅力なのだとしている。

 これは裏を返せば、読者は常にカロリー計算をしてジャンクなものを食べる
わけにはいかないという事になるのだろうか?このダイエットという脅迫概念
は、アメリカ人を常に脅かしている気がする。けれどもこの説は、なんだか釈
然としない。本当のところは、ジャンクなものを常に食べ、運動嫌いで太って
いる自分たちとは違うから、惹きつけられるのだという事なのだろうか?

 私はそういう単純なものではなく、時代が見出した「ヘルシー」な日本食ブ
ームとかから始まる、「ヘルシー」や「菜食主義」の偽物臭さを、若くて元気
で体を張って生きている女性探偵たちが、ジャンクな食べ物を食べながら生き
抜いて見せて否定するところに、読者をひきつける魅力があるように思う。

 彼女たちは独身で、その多忙さから「料理をする」とい義務からも自分を解
放している。その事への羨望も感じられる気がするのだ。

 キンジーは、『探偵のM』で、ボディガードに雇って同居する羽目になった
探偵のディーツに

「私は料理をしないわ」

と宣言している。

もちろん、ディーツも

「私もだ」

と、答えている。

 おいおい、どうやって食べていくんだ、探偵さんたち?

 二人の食生活を見ていくと、朝はシリアルに牛乳をかけて食べている。確か
にこれは料理ではない。コーヒーはディーツが毎朝沸かしている。

 一度だけ、いり卵を作っているのだが、作者はこの場面でキンジーに、卵を
フライにするのは苦手、つまり目玉焼きも作れないと言わせている。まさか、
卵を割ってフライパンにのせるだけの料理を苦手というとはと呆れるかもしれ
ないが、実は目玉焼きほど個々人の好みが出るものもない気がする。白い膜が
黄身に張らないように必ず取るとか、黄身が固まるように両面を焼くとか、半
熟はいやだとか、いや半熟じゃなきゃいやだとか、その上、調味料には塩とコ
ショウだ、いやソースだ、いや醤油だ、とか……。私が聞いた、わがままな家
人の好みに合わせるやり方はこんな風に様々だ。食べる相手の好みに沿わなく
ては歓迎されない料理の最たるものかもしれない。苦手だ、やらない。つまり、
誰かのための料理をしないということが暗に感じられるやり取りだ。

 場面には出てこないが、買出しに出たディーツが買ってきたものの中にベー
コンもあるのでこれも焼いたのだろうけれど、野菜についてはなにも書かれて
いない。

 料理をしない生活は自由だけれど、ヘルシー以前に栄養が偏る気もする。

 ところで、 最初にあげたキンジーが作る

「ピーナッツバターとピクルスの組み合わせのサンドイッチ」

は、周囲の人たちにもあきれられるような食べ物なのだが、シリーズの中で何
度も現れ、キンジーを象徴するような食べ物となって行き、物語が進むにつれ、
実はキンジー自身も知らない過去に関わって行く。

 もちろん私も最初から気になっていて、作ってみたことがある。自家製のあ
っさり目のピクルスだったせいか、普通においしくて拍子抜けがした。ちょっ
と甘いキュウリのサンドイッチという感じ。これでは『悪意のM』 で、キン
ジーがこのサンドイッチを作ると言ったときにディーツに

「“庭のナメクジを料理する“とでも言ったかのようににらみつけられた」

というほどの気持ち悪さは感じられなかった。

 今度アメリカ産の毒々しい感じのピクルスとピーナッツバターを手に入れた
ら試してみようとは思っている。そのときは又、その味について語る予定なの
でお楽しみに。

以上、報告します。

と、キンジー風にまとめたところで、次回は、シカゴの探偵ヴィクの食生活を
見て行こうと思う。

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「死体のC」スー・グラフトン著    ハヤカワ・ミステリ文庫
「探偵のG」スー・グラフトン著    ハヤカワ・ミステリ文庫
「グラフトンのG―キンジー・ミルホーンの世界」
 N.H.コーフマン・C.M.ケイ著   ハヤカワ・ミステリ文庫	

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高山あつひこ:ライター(主に書評)。好きなものは、幻想文学と本の中に書
かれている食物。なので、幻想文学食物派と名乗っています。著書に『みちの
く怪談コンテスト傑作選 2011』『てのひら怪談庚寅』等

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■ホンの小さな出来事に / 原口aguni
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『展望と開運』

 村山幸徳先生がお亡くなりになられた。

 http://www.mindzoom.co.jp/news/view/284

 といっても、普通の方には「?」という感じだと思う。ので、プロフィール
を引用してみる。

村山幸徳

(株)シンクタンクマインドズーム代表取締役、教育学博士。

1948年新潟県柏崎の日蓮宗僧侶の家に生まれ、国際平和活動・宗教活動に関わ
り、衆議院議員政策秘書などを務めたのち、1998年「都市開発」と「企業経営」
のコンサルティングを行うシンクタンク・マインドズームを設立。

日本各地で「正法眼蔵」などの仏教哲学を基礎とした経営指導やビジネスマン
向けのセミナーを実施して高い評価を得ている。海外にも熱心な支持者が多い。
「気学」や「易」の研究者としても著名であり「社会運勢学」の第一人者。

著書に『幸せをつかむ「気」の活かし方』(たま出版)、毎年の『展望と開運』
(角川学芸出版)、『宇宙を見方につけて成功する方法』(大和出版)『正法
眼蔵の経営力』(PHP研究所)など。

http://www.mindzoom.co.jp/profile.html

 これを見ても「?」という方が多いだろう。

 私が知ったのは書店で『展望と開運』の2005年版を手に取ったときだと思う
が、どこでどんな風に出会ったのか、さっぱり思い出せない。ちなみに2005年
の頃は「TPIジャパン副社長」という肩書であったようだ。

 この本、まあ、言ってみれば占いの本ではあるのだが、いわゆる確率論の占
い解説本かといえば、そうではない。晩年、「社会運勢学」という言葉を用い
られて、後継者も講座形式で教育されていたようだから、単なる感覚に頼った
ものではないのだろうが、それにしても、様々な歴史的なエピソードや筆者の
体験談なども豊富に盛り込まれていて、読み物としても面白い。

 その後、コーチングなどという仕事をしていて、「TPIジャパン」という
のが、かつて日本に海外のコーチングプログラムを輸入してきた会社であった
ことを知った。

 さて、実際に村山先生にお目にかかったことが1度だけある。誘われて仏教
についての勉強会に参加し、大いに面白く受講させていただいたのだが、やめ
とけばいいのに紹介者に連れられてご挨拶した。先生は、なんじゃこの小さい
のは、というくらいの見方をされているようで、実際、こちらは緊張して小さ
くなっていた。

 なんていうか、高校生がお世話になっているグラビアアイドルかセクシータ
レントに会ったような、そんな緊張感であった。

 は、いいとして。

 亡くなられて思うのは、晩年、占いではなく「社会運勢学」とし、理論立て
て後継者を育てられたことには、どのような意味があるのか、ということであ
る。

 いわゆる九星気学は中国の易の影響を受けながら、江戸時代の日本で独自発
達した占術の体系であるという。天と地と人のそれぞれの60パターンの組み合
わせから、世の中の動きや人の好ましい動きを知ろうとするものである。

 問題なのは、村山先生の本は実際に起こる現象を予測し、それを的中させる
ところにある。といっても、リーディングのように非科学的なものではなく、
この流れで今年はこういう年になるから、こういう事件・災害が起こりやすい、
という、まさにフローを見ているようであった。

 実際、大変な事件が起こったり、今年であれば、様々な伝統的な組織で不祥
事が連続して起こったりしている。こういう「当たり年」を予測する、という
もので、別に何月何日何が起こる、という予言ではない。

 ユングの集団無意識にもつながる考え方でもあるようにも思うが、そもそも
ユングはタオ(易)の思想の影響を受けているので、当たり前と言えば当たり
前だ。

 最近、コーチングの効果に関する検証をしていて、言わゆる易のような占い
系との共通点について考えていた。

 某TV番組で強烈な呪うようなことを言っていたおばちゃんの影響もあって、
占いと言うと人の人生を勝手に決めつけるもののような印象があるが、実際の
ところには、これはそもそも、カメの甲羅を火にくべたときの割れ方から何か
予兆を読み解くというもので、つまりは合理的な意思決定の中に、偶然性の要
素を入れようというものである。

 コーチングでもイノベーションに関する研究でもわかる通り、合理的で論理
的な思考パターンというのは決して逸脱しないので、同じ結論にしかたどり着
かないことが多い。社会構成主義的な考え方に立てば、それはある種、偏った
物の見方しかしていないことになり、多様性を持つことのできない考え方であ
る。

 では、ここに何か意味ありげな偶然性・偶発性のものが挿入されるとどうな
るか。人間の思考はそこに関係性を求めようとするので、今まで見えていなか
ったものが見えたり、気づかなかった視点が生まれたりする。いわゆる「気づ
き」である。

 おそらく有効な占いというものは、この偶然性をさらに効果が高くなるよう
にするために体系づけたものではないかと思うのであるが、まだまだ仮説であ
って、これは検証の域にはない。

 さて、村山先生が残された「社会運勢学」が単にビジネスとしてではなく、
学として有効であるのかどうかは、後継者の皆様の今後のアウトプットに期待
するとして、私は草葉の陰の1ファンとして、このコーチングの有効性にもつ
ながる占いや東洋思想的、宗教的な考え方の検証について、バトンを受け取っ
たような気が、勝手にしている現在である。

 死者のバトンを生者が受け取る。しかもたくさんの生者に。私も物を書く人
間のはしくれとして、そういう生き方、死に方をしたい。

 心より、お悔やみ申し上げます。ありがとうございました。

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■「[本]マガ★著者インタビュー」:
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 メールにて、インタビューを受けていただける印象に著者の方、募集中です。
 【著者インタビュー希望】と表題の上、
 下記のアドレスまでお願い致します。
 5日号編集同人「aguni」まで gucci@honmaga.net

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■あとがき
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 梅雨入りしましたね。とはいえ、雨が降ったのは1日だけですが。

 台風も来ているそうで、今年は梅雨明けも早いかもしれませんね。

 うちの紫陽花は成長が遅いので、開花が間に合うか心配です。(aguni原口)

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