ロシア政治経済ジャーナル

【RPE】★韓国が焦土になっても・・アメリカの北朝鮮攻撃、究極の選択とは?


カテゴリー: 2017年04月14日
【RPE】★韓国が焦土になっても・・アメリカの北朝鮮攻撃、究極の選択とは?

RPE Journal==============================================



     ロシア政治経済ジャーナルNo.1539  


                    2017/4/14

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アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性が高まっています。

しかし、「シリア攻撃」と「北朝鮮攻撃」では、「深刻さ」
のレベルが全然違います。


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★韓国が焦土になっても・・アメリカの北朝鮮攻撃、究極の選択とは?


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


まず、お知らせから。

ダイヤモンド・オンラインに二つ最新記事がでています。


1、なぜ、アメリカのシリア攻撃で、一番得をするのは
【中国】なのか???↓

http://diamond.jp/articles/-/124488
(●スマホ、携帯で読めない方は、PCでお試しください。


2、【新ロシア革命工作】がはじまった。黒幕はあの【大富豪】
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http://diamond.jp/articles/-/124649
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では、本題。

アメリカ海軍は4月8日、空母「カール・ビンソン」を朝鮮半島
近海に向かわせると発表しました。


<<米海軍>朝鮮半島近海へ航行中「存在感を強化」

毎日新聞 4/10(月) 10:35配信 

 【ワシントン高本耕太】米海軍は8日、空母「カール・ビンソン」
の空母打撃群が、朝鮮半島近海に向け西太平洋上を航行中と発表した。

核・ミサイル開発を繰り返す北朝鮮へのけん制が狙いとみられる。

米政府当局者はロイター通信に対し、「米軍の存在感を強化する必要
がある」と語った。

 空母打撃群は空母に加えて複数の艦載戦闘機やミサイル駆逐艦、ミ
サイル巡洋艦で構成される戦闘艦隊。

カール・ビンソン打撃群は、8日に寄港地シンガポールをオーストラ
リアに向けて出航したが、ハリス太平洋軍司令官の指示を受けて反転
し、北上を始めた。>



皆さんご存知のように、これに先立ちアメリカは、シリアの空軍基地
をミサイル攻撃しています。

トランプは、「口だけではない」ことを証明した。


さらに、このミサイル攻撃は、習近平との会談中に行われた。

トランプは、夕食の最中にシリア攻撃を説明した。

そして、北朝鮮について、トランプは習に、「中国が有効な手を打て
なければ、アメリカは単独で行動する!」といいました。

「シリア攻撃」とあわせて習は、「トランプならやりかねないよな」
と思ったことでしょう。


そしてアメリカは、日本政府にも、「戦争するからね!」と伝えて
います。
↓


<米が日本に「北朝鮮攻撃」を言及

ホウドウキョク 4/12(水) 14:44配信 

北朝鮮の核や弾道ミサイル開発をめぐり、アメリカ政府が日本政府
に対し、中国の対応によっては、アメリカが北朝鮮への軍事攻撃に
踏み切る可能性を伝えていたことがわかった。 

軍事攻撃の可能性への言及があったのは、先週、行われたアメリカ
と中国の首脳会談より前の4月上旬で、日米の外交筋によると、北
朝鮮への対応に関し、アメリカ政府高官は、日本政府高官に対し


「選択肢は2つしかない。中国が対応するか、われわれが攻撃する
かだ」


と述べ、「攻撃」という表現を使って、アメリカの方針を説明した。> 



<「選択肢は2つしかない。中国が対応するか、われわれが攻撃する
かだ」>

だそうです。

そして、シリア攻撃で支持率が一気に上がったトランプは、「やる
気満々」発言をしています。



<トランプ米大統領が北へ警告「米軍は世界最強…金正恩は失敗す
るだろう」=韓国メディア

WoW!Korea 4/12(水) 17:01配信  

ドナルド・トランプ米大統領は米国の軍事力が強大だとし、金正恩
(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に「失敗するだろう」と改
めて警告した。

 また、オバマ前政権のイスラム国(IS)撃退戦事例を挙げ、自身
はこれとは違い北朝鮮に電撃的な措置を取る可能性があることを示
唆した。

 トランプ大統領は12日(現地時間)放映予定のフォックス・ビジ
ネスとのインタビューで

「米国はとても強い艦隊を送っている。航空母艦よりはるかに強い、
非常に強力な潜水艦もある。米軍は世界最強だ」

とし、「断言するに金正恩は仕損ずるのだ。大きな失敗をするだろ
う」と述べた。>



「弱いオバマ」と違い、「俺は決断力のある強いリーダーだ!」と
いうことですね。


在韓米軍家族の避難訓練も実施されていると聞きます。


あらゆる情報が、「戦争にむかっていること」を示しています。

しかし、アメリカにとっても、

「シリアを攻撃する」のと「北朝鮮を攻撃する」のとでは、

「全然別次元の話」なのです。

今回は、この辺を考えてみましょう。



▼なぜアメリカは、北朝鮮を放置したのか?



新世紀に入り、アメリカは、戦争ばかりしています。


01年、アフガン戦争をはじめた。

03年、イラク戦争をはじめた。

11年、リビアを攻撃した。(リビアは、中東ではなく北アフリカ
ですが。)

13年、オバマは、「シリアを攻める」と宣言したが、ドタキャン
した。

14年、シリアの「イスラム国」(IS)空爆を開始した。

17年4月、シリアの空軍基地をミサイル攻撃した。


アメリカは、ず~~~~と、中東(と北アフリカ)を攻撃しつづ
けています。

なぜ?

アフガンは、一応「9.11の報復」とされているので、おいておき
ましょう。

イラクについて、RPEの読者さんなら、フセインは「大量破壊
兵器を保有していなかった」「アルカイダと関係なかった」こと
ご存知でしょう。

つまり、アメリカは、「ウソをついて」戦争をはじめた。

では、「本当の動機」はなんだったのでしょうか?

FRBのグリーンスパン元議長は、こんなことをいっています。



<「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露

[ワシントン17日時事]18年間にわたって世界経済のかじ
取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)
議長(81)が17日刊行の回顧録で、二〇〇三年春の米軍に
よるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政
権を慌てさせている。>

(2007年9月17日時事通信)



「石油が理由で戦争するなんて、信じられない!」と思う人も
いるでしょう。

しかし、日本だって、「ABCD包囲網」で石油が入らなくな
って、東南アジアを攻めました。


実をいうと03年当時、「アメリカの石油は、2016年までに枯渇
する」といわれていた。

それで、アメリカには、「何がなんでも、中東の石油を確保す
る!」という強い動機があったのです。


そして、もう一つ、フセインが2000年11月に、原油の決済通貨
をドルからユーロにかえたこと。

これも、非常に大きな理由でした。

アメリカは、イラクを攻め、原油の決済通貨を、ユーロからド
ルに戻しています。


とにかく、アメリカはブッシュ時代、「ウソをついてもイラク
を攻撃する理由」があった。


ところが、「アメリカ石油枯渇問題」は、オバマ時代「あっさ
り」解決してしまいます。

そう、「シェール革命」が起こった。

おかげでアメリカは、ロシア、サウジと並ぶ石油、ガス大国に
なった。

これで、中東の重要性は薄れました。

アメリカは、その後も、中東への攻撃をつづけています。

しかし、13年9月には、「シリア攻撃」をドタキャン。

14年8月からはじまった「IS攻撃」もダラダラ。

17年4月のシリアミサイル攻撃は、1日だけです。(今後はわか
りませんが。)


石油ガスがたっぷりあるアメリカは、明らかに中東への関心を
失っています。

しかし、トランプは、イスラエルといい関係にあるので、シリ
アのアサドや、イランなど、「反イスラエル的国々」を放置で
きないのでしょう。



▼変わる北朝鮮情勢



アメリカが、イラク戦争で忙しいのをいいことに、北朝鮮は、
全力で核開発、ミサイル開発をつづけてきました。

イラク戦争がはじまった03年、核拡散防止条約(NPT)から脱
退した。

06年、はじめて核実験を実施。

以後、09年、13年、16年と実験を繰り返していった。

06年当時、「あれは核兵器ではない!」という専門家もいま
した。

しかし、現在、北朝鮮が「核兵器を保有していること」を疑
う人は誰もいません。


さらに北朝鮮は、核の小型化に成功し、「ミサイルに搭載で
きる」としている。

ミサイルの飛距離はドンドンのび、まもなくアメリカ本土に
届く「大陸間弾道ミサイル」(ICBM)も完成すると宣言してい
る。


北朝鮮は、アメリカが中東で大忙しだった隙に、せっせと核
開発をしていた。

そして、06年以降は、核をもっているので、アメリカも容易
に「手出しできない国」に変貌したのです。


今年、北は新たな段階に入ろうとしています。

今までは、北に核があっても、日本と韓国の脅威にすぎなか
った。

アメリカの脅威ではなかった。


しかし、金正恩の言葉どおり、ICBMが完成すれば、


北朝鮮は、【アメリカ本土を核攻撃できる国】になる。


つまり、北朝鮮は、

「アメリカ自身」の大きな脅威になる。


「容認できない!」というのが、アメリカの立場なのです。


これが、「朝鮮戦争が近づいている」と考えられる、最大の理由
です。

一方、金正恩にとっては、「ゴール一歩手前」といえます。


ICBMを完成させ、アメリカが攻撃を思いとどまれば、

二度とアメリカから攻撃される心配はなくなるでしょう。



▼アメリカの北朝鮮攻撃で、韓国は焦土と化す可能性



実をいうと、アメリカは、過去にも「北朝鮮攻撃」の可能性を
検討したことがありました。

日本一朝鮮半島情勢に詳しい辺真一先生(コリア・レポート編
集長)は4月10日、こんなことを書いておられます。
↓



<米国はクリントン政権時代(1992-2000年)の19
94年に一度だけ、北朝鮮への攻撃を真剣に検討したことがあ
った。 

クリントン大統領は全面戦争という最悪のシナリオに備え19
94年5月19日、シュリガシュビリ統合参謀本部議長らから
戦争シミュレーションのブリーフィングを受けた。>



シュリガシュビリさんの挙げた数字に、クリントンは仰天しま
した。
↓



<シミュレーションの結果は「戦争が勃発すれば、開戦90日
間で


▲5万2千人の米軍が被害を受ける

▲韓国軍は49万人の死者を出す

▲戦争費用は610億ドルを超える。

最終的に戦費は1千億ドルを越す」


という衝撃的なものだった。 

当時、極東に配備されていた在日米軍3万3千4百人と在韓米軍
2万8千5百人を合わせると、約6万2千人。

なんとその約8割が緒戦3か月で被害を受けることになる。

駐韓米軍のラック司令官にいたっては「南北間の隣接性と大都市
戦争の特殊性からして米国人8万~10万人を含め(民間人から)
100万人の死者が出る」と報告していた。 >

(●出所はこちら↓
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170410-00069750/ )


・米軍被害5万2000人!

・韓国軍死者49万人!

・民間人死者100万人!


これは23年前、つまり「まだ北に核兵器がなかった時代」の話で
す。

すでに核兵器を所有する北朝鮮。

今戦争になれば、犠牲者はどのくらいになるのでしょうか?


実際、北朝鮮は、「米軍が攻めてきたら【核】を使う!」と宣言
しています。



<北朝鮮、米国の挑発あれば核攻撃すると警告=労働新聞

ロイター 4/11(火) 19:34配信 

[ソウル 11日 ロイター] - 北朝鮮は、米国による先制攻撃
の兆候があれば米国に核攻撃すると警告した。

米原子力空母などが太平洋西部に向かっているが、北朝鮮の機関
紙、労働新聞は、米国によるいかなる攻撃にも反撃する用意があ
ると表明した。>



もう一度整理してみましょう。


・北朝鮮は、核兵器をもち、小型化もし、韓国、日本を「核攻
撃」できる能力をもつと見られる。

・北朝鮮は、まもなくICBMを完成すると見られる。

・すると、北は、アメリカ本土を「核攻撃」できるようになる。

・アメリカは、これを座視することはできない。


ここまでが現状。

では、なぜシリアを攻撃したように、「サクッと」攻撃できな
いのか?


・北朝鮮と戦争になれば、軍人50万人以上、民間人100万人の
犠牲者がでると予想される。


もう少し、簡潔にまとめると、今の北朝鮮問題は、


・北朝鮮が、アメリカ本土を核攻撃できる能力をもつことを容
認するか?

・韓国人が150万人犠牲になることを覚悟して、核兵器、ミサイ
ルを破壊するか?


という、まさに【究極の選択】なのです。


(もちろん、「確実に150万人死ぬ」という話ではありません。

実際は、あっさり金正恩政権が崩壊するかもしれない。

あるいは、300万人死ぬかもしれない。

戦争では何が起こるかわかりません。)


オバマであれば、決して北朝鮮を攻撃しなかったでしょう。

しかし、「トランプならやるかもしれない」と思える。

シリアのミサイル攻撃も、「誰も想像していなかった」ですから。



大戦争を回避して、北から核とミサイルを撤去する方法はないの
でしょうか?

長くなりましたので、次回考えてみましょう。

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