ロシア政治経済ジャーナル

【RPE】★習近平、プーチンの【敵】との連携も強化


カテゴリー: 2017年03月17日
【RPE】★習近平、プーチンの【敵】との連携も強化

RPE Journal==============================================



     ロシア政治経済ジャーナルNo.1521


                    2017/3/17

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「クリミア併合」時、中国は、ロシアに味方しました。

そして、「いまも味方」ということになっています。

一方で、中国は、ロシアの「敵」ともちゃっかり組んでいます。


詳細は、【本文】で!↓



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★習近平、プーチンの【敵】との連携も強化


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


はやいもので、ロシアがクリミアを併合して3年経ちます。

中国は当時、国際的に孤立したロシアを救いました。

しかし、ちゃっかり「プーチンの敵とも組んでいた」ことが明らか
になっています。

なんのことでしょうか?



▼クリミア併合で孤立したロシア



経緯を思いだしてみましょう。

2014年2月、ウクライナで革命が起こり、親ロシアのヤヌコビ
ッチ政権が倒れました。

この革命、オバマ自身も「アメリカがやった!」と認めていま
す。

「ロシアの声」2015年2月3日付から。
↓


<オバマ大統領 ウクライナでの国家クーデターへの米当局の
関与ついに認める

昨年2月ウクライナの首都キエフで起きたクーデターの内幕に
ついて、オバマ大統領がついに真実を口にした。

恐らく、もう恥じる事は何もないと考える時期が来たのだろう。

CNNのインタビューの中で、オバマ大統領は


「米国は、ウクライナにおける権力の移行をやり遂げた」


と認めた。

別の言い方をすれば、彼は、ウクライナを極めて困難な状況に
導き、多くの犠牲者を生んだ昨年2月の国家クーデターが、米
国が直接、組織的技術的に関与した中で実行された事を確認し
たわけである。

これによりオバマ大統領は、今までなされた米国の政治家や外
交官の全ての発言、声明を否定した形になった。

これまで所謂「ユーロマイダン」は、汚職に満ちたヤヌコヴィ
チ体制に反対する幅広い一般大衆の抗議行動を基盤とした、ウ
クライナ内部から生まれたものだと美しく説明されてきたから
だ。>



「う~む本当だろうか~~???」


それでも信じることができない人は、

オバマさん本人の言葉をご確認ください。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=ES4jslRzQwI


革命で誕生したアメリカ傀儡新政権は、


「クリミアからロシア黒海艦隊を追いだし、NATO軍を入れる!」


と宣言していました。

これを「許し難き安全保障上の脅威!」と考えたプーチンは

2014年3月、クリミアを併合したのです。


そもそもクリミアは、エカテリーナ2世の時代1783年からソ連時
代1954年まで、ロシアのものだった。

1954年、フルシチョフの「鶴の一声」で、クリミアはウクライナ
に「移管」された。

ロシア国民は、「不当だ!」と憤っている。

というわけで、ロシアの全国民は、「クリミアは、もともとロシ
アの物。プーチンは、無血で取り戻した!」

という意識。

それで、プーチンは「歴史的英雄」になり、今にいたるまで80%
以上の支持率がつづいています。


とはいえ、「クリミア併合」でロシアは非常に苦しい立場になり
ました。

激怒したオバマが、日本と欧州を巻き込んで「制裁」を発動した。

ロシアは、国際的に孤立しました。

さらに悪いことに、原油価格が2014年初のバレル100ドルから同
年末には50ドルまで下がってしまった。

ルーブルも、1ドル35ルーブルが、70ルーブルまで、大暴落した。



▼習近平、プーチンを救う



国際的に孤立したプーチンを裏切らなかった男がいます。

そう、中国皇帝・習近平。

彼は、クリミア問題で、一言もロシアを批判しなかった。

もちろん制裁にもくわわらない。

そして、最大顧客・欧州との関係悪化で苦しんでいるロシアから、

天然ガス輸入を大幅に増やすことを決めた。

2014年5月21日、中国とロシアはこの日、史上最大規模の天然ガス
契約を結びます。 


東シベリアのイルクーツク州とサハ共和国から中国にパイプライン
を引き、北京・天津の首都圏、上海地区のエネルギー不足を解消す
る。

2018年から30年間、ロシアは中国に年間380億立方メートル、計40
00億ドル分(100円換算で40兆円)を供給する。

これでロシアは、中国の天然ガス輸入量の約25%を占めることにな
ります。


こうして、ロシアと中国の関係は、「事実上の同盟」になったので
す。

いまロシアで、少し政治経済に興味のある人に、

「日本と中国どっちが大事??」

と聞けば、どんな答えがかえってくるでしょうか?

これは、ほとんど100%、「日本も好きだけど、中国の方が大事」。


ロシア国民は、「中国は、もっとも苦しい時にロシアを見捨てな
かった」という意識なのです。


とはいえ、「習近平は、プーチンの忠実な友」とは到底言えませ
ん。

習近平が、あらゆる手段を使って、トランプ政権を懐柔してきた
こと、何度か書きました。

(例
http://diamond.jp/articles/-/120416  )

中国の工作が実り、トランプは、「中国により優しく」「ロシア
により厳しく」なっています。

中国と近い米民主党の政治家たちが、「プーチン悪魔化運動」を
主導していることも見逃せません。



▼中国は、ロシアの最新軍事技術を得る



毎日新聞3月12日付は、中国が、経済危機のロシアから、最新兵
器と技術をゲットした現状を報じています。
↓


<ロシアはウクライナ危機後に欧米の経済制裁を受け、中国市
場の拡大に活路を見いだした。

「技術コピーや軍事的脅威を理由に輸出を絞っていたが、ウク
ライナ危機後は中国を一大市場として見直すようになった」

とカーネギー国際平和財団モスクワセンターの中国専門家ガブ
エフ氏は指摘する。>



「技術コピーや軍事的脅威を理由に輸出を絞っていた」

これは、何でしょうか?

ロシアが中国に最新兵器を売る。

すると、中国は、それを分解、コピーし、自国で勝手に生産し
はじめる。

しかも、「コピー商品」を、パキスタンなど第3国に輸出しはじ
める。

それで、ロシアは、「中国に最新兵器は売れない」と渋ってい
た。

ところが、クリミア併合後ロシア経済が苦しくなってので、い
ろいろいってられなくなったと。



<14年以降の中露間の目玉取引はロシア製の最新鋭戦闘機ス
ホイ35と最新鋭地対空ミサイルシステム「S400」の輸出
契約だ。

15年に契約が結ばれ、各20億ドル(約2260億円)規模
とされる。

露メディアによるとスホイ35の引き渡しは昨年12月に開始。

4機を供与し、3年かけて合計24機を売却する。

対中供給用S400の製造も始まったという。>(同上)



これでロシアは一時的に儲かりますが、心配もあります。



<二つの契約は中国の軍事技術向上につながると見られる。

特にスホイ35の契約では多数の予備エンジンが供与されるため、
戦闘機エンジンを安定供給できない中国は国産機に転用する可能
性もある。>



「可能性がある」というより、「そうする」ことでしょう。

中国は、世界中の最新技術を盗むことで急成長してきた。

国家ぐるみでやっているので、誰も止めることができません。



▼「プーチンの敵」とも組む



ここまではいいとしましょう。

しかし、つづきをみてください。



<一方、ウクライナにある世界有数の航空エンジンメーカー「モト
ルシチ」は最近、中国企業との関係を強化。

中国での報道によると、人民解放軍に近い軍事専門家は「航空エン
ジン技術に関するウクライナの密接な協力で中国は大きく進歩して
いる」と発言している。

国産エンジンの耐久性向上などで助けを得ている模様だ。>(同上)



ウクライナには「世界有数の航空エンジンメーカー」があるのです
ね。

「ロシアNOW」(2014年8月7日)は、ロシアーウクライナ関係断絶に
よる損失について、こう書いています。
↓


<ロシアの主たる損失は、ウクライナの「モトルシチ」工場のユニ
ークな製品によるものだとヘスタノフ氏は説明する。

これは世界中で売れ筋のロシア製ヘリコプター、Mi-8とMi-24用のエ
ンジンだ。

別のエンジンを適合させるには2~3年はかかり、しかも価格は、新
たなヘリコプターの開発費の20%近くにまで跳ね上がるという。>



「モトルシチ」は、ロシアとの関係が切れたので、

中国に切り替えた。

ロシアとウクライナがケンカして、結局中国が得をした。



▼中国だけが得をする外交



最近中国の外交について書いていますが、実に油断できません。

考えてみてください。

トランプは大統領になる直前、


「ロシアと和解し、中国に勝つ」


という方針をはっきり示していました。

ところがその後、

ロシアとの関係が悪化し、中国との関係が良くなってきた。


中国は、アメリカと和解し、米ロをケンカさせる。


得をするのは、中国です。


「クリミア併合」で、ロシアは、欧米日とケンカになった。

中国は、はっきりと「ロシア支持」を打ち出した。

そのことで、誰も中国を批判しません。

そして、中国はロシアから、「安いガス」を得た。


また、「クリミア併合」でロシアとウクライナはケンカになりまし
た。

中国は、はっきりとロシア側についた。

それで、ロシアから「最新兵器」をゲットできるようになった。

一方で、ロシアの敵ウクライナから、「最新エンジン技術」を得て
いる。


中国は、トランプ風にいえば、徹底して「チャイナ・ファースト」。

しかし、「誰からも批判されない」という、驚くべき外交を展開
しています。


日本では、「習近平はバカ!」「中国経済は、崩壊する!」「民度
が低い!」といった中国論が好まれます。

そういう「希望的観測」は、日本を危機に陥れる可能性があるので
要注意です。



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09年9月、アメリカに嵌められたロシア・ベド大統領は、プ
ーチン首相を解任した。

命の危険を感じたプーチンは、日本に政治亡命する。

日本柔道界に保護され、稽古に励むプーチン。


しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。


行列をなして彼のもとへ訪れる日本の政治家たち。


その中に、再起を誓う矢部元首相の姿があった。

プーチンは、90年代アメリカの属国だったロシアを、どうや
って「自立」させることに成功したのか?


懇願する矢部に 、ついにプーチンは口を開き、その「秘密」
を語りはじめた。


「プーチン最強講義」の内容は?

・中国から尖閣・沖縄を守り、かつアメリカからの自立も成
し遂げる方法とは?


・集団的自衛権と憲法改正。日本にとってなぜ前者は「天
国」、後者は「地獄」になるのか?


・難問TPPにどう対処すべきか?


・日本のエネルギー自給率を100%にする方法とは?


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さて、首相に返り咲いた矢部は、はたしてプーチンの秘
策に従って「日本自立」を成し遂げられるだろうか……?

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↑

<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)


「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!

今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)

2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利
権獲得を目指す。

ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコ
ス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。

プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカ
に渡さない決意を示した。

しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコン
の首領チェイニー米副大統領が・・ 。(証拠つき)

こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦い
が開始された。

08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。

なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?

プーチンとメドベージェフの対立。

そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?

大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを
刺す」のか?

豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。

「洗脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、
決して読まないでください。危険です。



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●Kさまからのメール


北野様

いつもお世話になっています。


1度質問をとりあげていただいたKと申します。

米軍、朝鮮戦争開始の条件の記事で
【米中「合意」というウルトラC】の部分に、逆にかなりの怖さ
を感じました。

もし、米中が組んだら、北朝鮮への対応に関しては、実施しや
すくはなるでしょう。


日本にとっても好ましい状況になる可能性も期待できます。


でも、北野さんの記事では触れていませんでしたが、
この件での中国の目標は、北朝鮮を中国の支配下にするだけな
のでしょうか?


中国は、米韓関係や日米関係においても、米国の大きな譲歩を
引き出すことを条件としているのではないでしょうか?

尖閣に関してアメリカから裏で合意をもらって、もっと露骨に
尖閣に近寄ってくるとか南沙諸島の扱い等、もっと多くの中国
の要求条件を飲むような気がします。

大陸間弾道ミサイルの脅威を無くす。ということはアメリカに
とって直接的な脅威を無くすことであり、それを中国と協調し
て行えるということは、アメリカにとって、かなりメリットの
ある策と思え、それ相当な代償(中国要求への譲歩)を払う価
値のあることだと思えます。

日本にとって、北朝鮮の脅威をなくすことは大切な事ですが、
中国の脅威が増すことは、もっと怖い気がしました。




↓●編集後記へ
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【無料】

●世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】


RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一
わかりやすく解説します。

「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」
「リーマン・ショック」

等、一般的な説明ではありません。


「アメリカは、ドイツ、フランス、ロシア、中国等 『多極主 義陣営』

に『意図的』に『没落させられた』」


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おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。

第10回、11回Eブック大賞・優秀賞連続受賞。

第12回Eブック大賞・最優秀賞受賞。

まだ読んでいない方、いますぐ歴史の真実を知ってください。


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↓●編集後記へ
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★編集後記


ユーチューブでドラえもんを検索すると、
山ほど出てきます。

子供たちの「日本語教育」に助かります。


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こちら→tjkitanojp●yahoo.co.jp


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1、メール多数で、ほとんどお返事できませんが、すいません。
しかし感謝して読ませていただいております。

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希望の方はその旨必ずお書きください。

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