ロシア政治経済ジャーナル

【RPE】★トランプ、「一つの中国」を認める


カテゴリー: 2017年02月13日
【RPE】★トランプ、「一つの中国」を認める

RPE Journal==============================================



        ロシア政治経済ジャーナル No.1503


                                2017/2/13

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トランプさん、一転「一つの中国」の原則を認めました。


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★トランプ、「一つの中国」を認める


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


大統領就任前から、中国とガンガンやりあってきたトランプ。

先日、大きな譲歩をしました。


「一つの中国」を認めたのです。



▼革命的だった、トランプと蔡英文の電話会談



2016年12月2日、全世界に衝撃が走りました。

なんと、トランプが台湾の蔡英文総統と電話会談をした。
↓



<<トランプ氏・蔡氏>米中関係の緊張必至…断交後初の協議

毎日新聞 12/3(土) 22:28配信 

 【ワシントン会川晴之、台北・鈴木玲子、北京・石原聖】トラン
プ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話協議し、安全保障
などの「緊密な結びつき」を確認した。

政権移行チームが発表した。>



それにしても、トランプさんと蔡英文総統が電話で話すと、なぜ
中国は激怒するのでしょうか?
↓



<中国は台湾を主権国家とは認めておらず、台湾を中国の一部と
主張する「一つの中国」原則の順守を米国に求めてきた。

トランプ氏が台湾独立志向の強い民進党の蔡氏と安全保障問題を
協議したことで米中関係の緊張は必至だ。

米メディアによると、就任前を含めて米大統領が台湾総統と電話
で協議したことが公になったのは、米台が国交を断絶した1979
年以降では初めて。>(同上)



アメリカ大統領が台湾総統と電話で協議したのは、国交が断絶し
た1979年以降、初めて。

37年ぶりということで、トランプさんの行動は、「革命的」だっ
たことがわかります。


中国は、激怒し、抗議しました。



<中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日、「米国の関
係方面に厳粛な申し入れを行った」との談話を発表し、抗議したこ
とを明らかにした。

その上で「一つの中国は中米関係の政治的基礎。中米関係が不必要
な妨害を受けないよう促す」として、歴代米政権の「一つの中国」
政策を継承するようトランプ氏に求めた。>(同上)



すると、早速次のリアクションがでてきました。

12月5日AFP=時事から。



<トランプ氏は4日夜、ツイッターに

「中国は

彼らの通貨を切り下げること(つまり米企業の競争を困難にするこ
と)、

中国向けの米製品に重税を課すこと(米国は中国製品に課税してい
ないのに)、

南シナ海(South China Sea)のど真ん中に巨大軍事施設を建設す
ること

などに関して、われわれに了承を求めたか?そうは思わない!」

と投稿した。>



「トランプにとっては、米中政府の合意事項である、『一つの中
国』すら、ディールの対象なのだな~~~」

と驚いた人も多かったことでしょう。



▼トランプ、一転「一つの中国」を認める



ところがトランプさん、ここに来て態度を変えてきました。

習近平との電話会談で、「一つの中国」を認めたのです。
↓



<トランプ米大統領「一つの中国」支持 習主席に電話で

BBC News 2/10(金) 15:36配信  

トランプ米大統領「一つの中国」支持 習主席に電話で 

米ホワイトハウスは9日、ドナルド・トランプ大統領が習近平
・中国国家主席と電話会談し、中国本土と台湾は不可分だと
する「一つの中国」の原則を尊重すると伝えたと発表した。

トランプ氏が就任後、習主席と直接やりとりをするのはこれ
が初めて。

ホワイトハウスによると、両首脳の電話会談は「非常に和や
か」なもので、幅広い話題について長時間にわたり意見交換
した。

さらに、互いに相手を国に招待したという。>



トランプが習近平に、「一つの中国の原則を尊重する」と伝
えたと。

中国は大喜びで、「トランプ君を褒めたたえたい!」と声明
を出しました。
↓



<中国「褒めたたえたい」…米「一つの中国」維持

読売新聞 2/10(金) 23:28配信 

 【北京=竹腰雅彦】中国外務省によると、習近平(シージンピン)
国家主席とトランプ米大統領は10日(米時間9日)に行った初の
電話会談で、早期の首脳会談を目指す考えで一致した。

 同省の陸慷(ルーカン)報道局長は10日の定例記者会見で、ト
ランプ氏が会談の際、台湾を中国の一部とみなす「一つの中国」政
策の維持を表明したことについて、「褒めたたえたい」と評価した。

その上で、首脳会談の実現に向け、中国側も調整を急ぐ考えを示し
た。>



トランプは、日本の安倍総理と会う直前に、習近平と和解している。

この現象を、どう読むべきでしょうか?



▼だから中国を挑発してはいけない



2月11日号

「★トランプ大統領誕生で、アメリカは【信用できる国】になった
のか???」

(まだ読んでない方は、こちらからご一読ください。↓
http://archives.mag2.com/0000012950/20170211000000000.html )

で、こう書きました。


【転載ここから▼】

<では、アメリカは、日本をどう利用する可能性があるのでしょう
か?

わかりやすいのは、「経済面」ですね。


「米国債をもっと買え!」

「貿易不均衡を解消しろ!アメリカ製品をもっと買え!」


これは、目に見えるので、ある面対処しやすい。

しかし、問題は、「安保面」です。

日本が直面する可能性のある最大の問題は、


「アメリカが対中国で、日本をバックパッシングするかもしれない」


ことでしょう。

「バックパッシング」(責任転嫁)とは、つまり


「アメリカが勝つために、中国と日本を戦わせること」


を意味します。

どうやって?

リアリズムの大家ミアシャイマー教授は、その著書「大国政治
の悲劇」の中で、

「バックパッシングの方法」について触れています。


4つ方法がある中で、もっとも「今の日米関係に当てはまる」
と思われるのは、以下の方法です。


<四つ目は、バックパッサーが、バックキャッチャーの国力
が上がるのを許すだけでなく、

それをサポートまでしてしまう方法である。>(227p)


意味わかりませんね。

これはつまり、「アメリカが、日本の軍備増強をサポートす
る」という意味。

なぜ?


<これによりバック・キャッチャーが侵略的な国家を封じ込
めてくれれば、

バック・パッサーにとって傍観者のままでいられる可能性が
高まるからだ。>(同上)


言い換えると、


「これにより日本が、侵略的な中国を封じ込めてくれれば、

アメリカは傍観者のままでいられる可能性が高まるからだ」


となります。


日本が中国と戦ってくれれば、アメリカは、「楽ですわ」と。

トランプ政権は今、このプロジェクトをはじめているようにも
見えます。>


【転載ここまで▲】


ここで、「バックパッシングの方法は4つある」とあります。

その一つは、「日本を強化して、中国と戦わせる」。

もう一つの方法を、ミアシャイマー教授に教えていただきま
しょう。



<一つ目が、侵略的な国の関心を常にバック・パッシングを「され
る側」、

つまり「バック・キャッチャー」(責任転嫁を受ける側)の国の方
に向かせるために、

侵略的な国と良い外交関係を結ぶ、

もしくは最低でも刺激するようなことはしない、

というものである。>

(大国政治の悲劇 226p)



意味わかりません。

わかりやすく変換してみましょう。



<一つ目が、侵略的な国【=中国】 の関心を

常にバック・パッシングを「される側」【=日本】、

つまり「バック・キャッチャー」(責任転嫁を受ける側)

の国【=日本】の方に向かせるために、

侵略的な国【=中国】と良い外交関係を結ぶ、

もしくは最低でも刺激するようなことはしない、

というものである。>



簡単にいうと、アメリカは中国を打倒したい。

しかし、自分の手は汚したくない。

それで、日本を使って戦わせる。

どうやって?

アメリカは中国を刺激せず、中国の憎悪を日本にむける、と。


アメリカが日本を「バックパッシングしている」とどうすれば
はっきりわかるでしょうか?


アメリカが日本に、「俺たちがバックにいるから、どんどん中
国を批判しても大丈夫だぜ!」という。

その一方でアメリカが、中国と仲良くしている。

これは、はっきりした「バックパッシング」の兆候です。


ですから安倍総理は、「トランプ大統領は、私の味方!」とま
いあがって中国を挑発してはいけないのです。

リベラルの人がいつもいうように、アメリカは戦略どおり

「はしごを外す」かもしれない。


中国に関して日本は、アメリカが嫉妬するほど接近してはいけ
ない。

(例、キッシンジャーから「最悪の裏切り者!」と呼ばれた
田中角栄さん。

最近の例では、「私は人民解放軍の野戦軍司令官です!」と宣
言した小沢一郎さん。)


その一方で、アメリカ抜きの「日中戦争」が起きてしまうほど
に中国を挑発してはいけない。


日本は、ずる賢い二つの大国とのバランスをとりながら、

「米中覇権争奪戦」の時代を、サバイバルしていかなければな
らないのです。


私たちが頭の中で100万回唱えなければならないのは、

「ABC」です。

A = Always
B = Be
C = Careful


総理、どうかアメリカに対しても中国に対しても、警戒をお
こたらず、なおかつ両国に対して穏やかであってください。

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命の危険を感じたプーチンは、日本に政治亡命する。

日本柔道界に保護され、稽古に励むプーチン。


しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。


行列をなして彼のもとへ訪れる日本の政治家たち。


その中に、再起を誓う矢部元首相の姿があった。

プーチンは、90年代アメリカの属国だったロシアを、どうや
って「自立」させることに成功したのか?


懇願する矢部に 、ついにプーチンは口を開き、その「秘密」
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・難問TPPにどう対処すべきか?


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さて、首相に返り咲いた矢部は、はたしてプーチンの秘
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<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)


「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!

今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)

2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利
権獲得を目指す。

ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコ
ス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。

プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカ
に渡さない決意を示した。

しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコン
の首領チェイニー米副大統領が・・ 。(証拠つき)

こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦い
が開始された。

08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。

なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?

プーチンとメドベージェフの対立。

そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?

大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを
刺す」のか?

豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。

「洗脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、
決して読まないでください。危険です。



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↓●おたよりコーナーへ
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●Oさまからのメール 


北野さま

度々、「おたよりコーナー」でご紹介いただき、ありがとうござ
います!


本当に光栄です。

日米首脳会談の大成功を信じていますが、

安倍総理は、2013年にNY証券取引所でのスピーチで、
「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」と発言さ
れていますので、
https://www.youtube.com/watch?v=ICE8su7GkxQ

いらんことを言わないか、
若干、心配ですよね。。。

経済の話では、藤井聡先生や西田昌司先生が
日本の内需拡大、公共投資拡大こそが、日米双方にメリットがある
と解説されています。


【藤井聡】日本の「内需拡大」こそ、良好な日米関係のために不可
欠である。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2017/02/07/fujii-235/


【西田昌司】日米貿易の最適解は、公共事業と防衛力強化にあり!
[桜H29/2/3]
https://www.youtube.com/watch?v=n6Bin-JP_5g


トランプ大統領は、今、高速鉄道に関心があるようなので、

「日本と中国には至る所に高速鉄道がある」 トランプ氏
http://www.asahi.com/articles/ASK2B2HY4K2BULFA002.html


日本では、まだ北陸新幹線が開通していない【福井】ですら、
6年後の開通に向けて、様々な投資が行われて、
「完全雇用」になっている事例などを説明すれば、
トランプ大統領は喜ぶと思います。


そして、「日米一緒に、高速鉄道網を整備しましょう!」
と固く約束して帰ってきて欲しいです。


そんなことを含めて、拙ブログでも紹介しました。


【外圧プリーズ!】1980年代、日本はアメリカの要求で
630兆円もの公共投資を拡大した
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-5176.html


いつもありがとうございます。



↓●編集後記へ
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【無料】

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に『意図的』に『没落させられた』」


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↓●編集後記へ
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★編集後記


モスクワは、暖かいです。

日中0度ぐらい。

日中0度というと、日本では極寒でしょう。

しかし、モスクワだと「春も近いな」という感じです。

珍しく室内の湿度も高く、助かります。


RPEジャーナル
北野幸伯


●北野への応援・激励・新刊感想メールは
こちら→ tjkitanojp●yahoo.co.jp 


▲迷惑メール対策のために真ん中が●になっています。
これを@にかえてお送りください。



▼メールを書くまえに必ずご一読ください。

1、メール多数で、ほとんどお返事できませんが、すいません。
しかし感謝して読ませていただいております。

2、いただいたメールは掲載させていただくことがあります。匿名
希望の方はその旨必ずお書きください。

3、広告に関するクレームにはお返事できません。広告主さんに
直接連絡するようお願いします。

4 、RPEの広告は、北野が実際に購入した製品とは限りません。
必ず★HPを熟読され、★
自己責任で決定を下してください。



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