KISARAGI

KISARAGI vol.918


カテゴリー: 2017年06月25日
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K I S A R A G I vol.918                              2017/06/25
                                             編集/発行:みやこたまち
                         E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                                  http://mmkisaragi.blogspot.jp/
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通信欄:長野の地震。大丈夫でしたか?
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今週のお話

◆ "古典へのいざない" [689]
   春雨物語 [201] 樊カイ [54]
   作者 たまさん

◆ 連続愛の小説 E [35] 最終回
  作者 みやこたまち

◆ 空想技術集団 [35] 今週はお休みします
    作者 みやこたまち

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古典へのいざない [689]

 春雨物語 [201]  樊カイ[54]                  作者:たまさん

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「この野は道がたくさん分かれていて、以前、暗い夜に迷ったことがありま
す。ここでしばらく休んでいてください。先に道を見てきます」
 そう言って小猿と月夜は走って行った。
 そこは毒があると言われている「殺生石」のある場所で、石を取り囲むよ
うに設けられた石垣の崩れたところで樊カイ《はんかい》は火を起こし、盛
大に焚き火をしていると、やがて一人の僧がやって来た。だが、一瞥もせず
に通り過ぎようとする様が憎らしく、樊カイは声を掛けた。
「そこの法師よ、食べ物があったら食わせろ。旅費があるなら置いて行け。
ただでは通さぬぞ」
 法師は立ち止まって答えた。
「ここに金が一分あるから持って行くがよい。あいにく食べ物は持っておら
ぬ」
 裸金《はだかがね》を樊カイに手渡すと、振り向かずに立ち去ろうとした。
「この先に二人の若者が立っているはずだ。『樊カイに会って金を渡した』
と言って通り過ぎよ」
 法師は「おう」と答え、静かな足取りで立ち去った。
(続く)
                                  ★

 樊カイは那須で一人の法師と出会います。どこか飄々とした雰囲気の人物
ですが、物語のキーマンです。
 ちなみに、「殺生石」は那須にある史跡で、妖狐・玉藻前《たまものまえ》
の伝説が残っている地です。ご参考まで。
 この続きは次回にお届けします。それではまた。


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HP
「かたかご」http://yamanekoya.jp/
 趣味で読んでいる古典文学の現代語訳と参考文献を主に掲載しています

「山猫屋本舗」http://yamanekoya.net/
 写真日記を綴っています

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連続愛の小説 E [35]

e-6  最終回                      作者:みやこたまち

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 もう、やめよう。
 この「連続愛の小説」の改訂版として、かつ、失敗し続けている「中庭と三階 第2部」
として、過去にとらわれすぎず、現在の自分に能動的に接続できるものをつくりたいと考
え、ここまで書き継いでみた。だが、小説は思い出の重力に囚われ、過去を思いのままに
改変しようとする自己保全とも、自己憐憫ともとれる自律運動にまきこまれてしまった。

 距離が問題なのだ。と私は書いた。
 近すぎても、離れすぎても、ぼけてしまう「現在」という眼鏡を通して、過去を凝視し
つづけた私の最大の欠点は、そもそもの視力にあったのだと結論せざるを得ない。遠近
様々な眼鏡、望遠鏡から顕微鏡までの様々な倍率、赤外線からX線までのあらゆる光を現
在から四方に照射し、遠方ほど早く遠ざかるこの宇宙の記憶を、現在に係留しようと躍起
になるあまり、私が常々犯してしまう過ち、すなわち遠方を此処にフックするのではなく、
現在を過去に投げ込んでしまうという不誠実さ、から今回も脱することができなかったの
だ。

 ただ今回の失敗はこれまでの失敗とは少々おもむきが異なるところもあった。
 これまでの失敗を「過去」を素材としきれない未練のためのものとするなら、今回は
「過去」から離れすぎたためのモチペーションの消尽によるものだ。
 つまり、今の私には「みづは」からも「友希」からも、切断された地点にいるような気
がしている。つまり、彼女達については、書くことによってではなく、時を経たことに
よって乗り越えてしまったのだのではないかと思う。ただ独り「先生」だけは今も私の統
制的理念として耀き続けているのであるが、とくに「先生」個人について物語る必然性は
感じない。

 では、今を書くのはどうか?
 といえば、「今」思うことについて、その舞台設定やら人物相関図やら、演出やらを駆
使した小説に仕立てるのは、あまりにまどろこしく面倒くさいのである。

 たとえば、現在のみづはが何らかの理由で、今私の済む地を訪れ話をするようなことに
なれば、私は混乱し小説を書かねばならなくなるかもしれない。そこでは、自己肯定なり
自己否定なり、倫理道徳の問題なり、QoLなりについて考えることになるのかもしれない。

 そんなことがおきるまで、この「中庭と三階」を書き進めることはないだろう。
 夏目漱石が再三書き綴った人間の不安、不信。女という不透明な存在などについては、
もっと別の、容器に詰め込むことになると思う。

 中庭も三階も、ここにはない。
 そしてかつて感じ続けていた何らかの欠落感も、今は全くないのである。(完)
 
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空想技術集団 [35]

4 福利厚生部の水の女 15
                           作者:みやこたまち
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今週はお休みします

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http://mochizuki.hatenablog.jp/

星空文庫 過去作品上げていきます https://slib.net/a/20077/
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