KISARAGI

KISARAGI vol.907


カテゴリー: 2017年04月09日
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K I S A R A G I vol.907                               2017/04/09
                                             編集/発行:みやこたまち
                         E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                                  http://mmkisaragi.blogspot.jp/
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通信欄:とりあえず俳句を一万首創れば第二期に入れるらしいので……
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今週のお話

◆ "古典へのいざない" [679]
   春雨物語 [191] 樊カイ [41] ・・・今週はお休みいたします
   作者 たまさん

◆ 連続愛の小説 E [25]
  作者 みやこたまち

◆ 空想技術集団 [24]
    作者 みやこたまち

● KISARAGIについて

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古典へのいざない [679]

 春雨物語 [191]  樊カイ[44]                  作者:たまさん

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今週はおやすみです。次回をお楽しみに。

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HP
「かたかご」http://yamanekoya.jp/
 趣味で読んでいる古典文学の現代語訳と参考文献を主に掲載しています

「山猫屋本舗」http://yamanekoya.net/
 写真日記を綴っています

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連続愛の小説 E [24]

e-4 生き難い魂 [e4-13]               作者:みやこたまち

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e4-13
 みづはに出会い、実際にその体を抱きとめる瞬間まで、私は「視覚至上主義者」
であった。相手は自分を知らない。だが私は相手の隅々まで見ている。視姦するこ
とが、相手より優位を占めることだった。それまでの私は、他人に見られたことが
なかった。嫌悪と無視の9年間が、私に「神の視座」を用意した。見ることは復讐
だった。知ることは愚弄することだった。他人からすれば、私の眼は烏賊の眼だ。
だが、私の視神経は、いと高きところに繋がっていた。下界はくだらなかった。せ
いぜい慰みモノにしてやるぐらいしか、使い道はなかったし、そのために下界は存
在していた。
 私にとって他人とは、向こう側を通行する人だった。三階のカフェ。窓際に
座って歩道を見下ろしている。下からはこちらは見えない。いや見ようとしないの
だ。無関係であることが唯一絶対の関係性であった。それは、津島奈美がリフレク
トする義眼によって相手から自分を隠し、尾花友希が半眼で微笑み続けることで全
てを許そうとしていたのとは違っていた。
 他人を認めるか否か。私は認めることができなかった。だが、他人からは認めて
もらいたかった。それは私という人間性を、ではなく私の知識や演技を、であった。
私には、人間性などというものはなかった。あらゆるものは、知識であり、知識に
よって防護された感性であった。感性はひじょうにもろく、繊細に扱うべきだった。
残念なことに、この感性が他人に伝わったことは一度もなかった。私という在り方
が、他人からの阻害によって成り立っていたように思う。先生はそれを理解してく
れた。私はただ、その日一日にあったことを聞いてくれる人が欲しかっただけだっ
た。母親? 当時私は、母親の深さを測り損ねていた。亡くなる前の数年間。七十
歳になろうかという母が、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を読み、おもしろかっ
たといい、夢野久作の『ドグラマグラ』を三階読み直し、生け花教室では生徒を教
える立場になっており、ビスクドールの教室で作った人形が、展示会でまたたくま
に完売するといった実力の持ち主であったことに気づけなかった私が間抜けだった
のである。今、そうした好奇心と根気と才能は、父の社交性と決断力、行動力と共
に、妹が受け継ぎ、大学院への編入を果たしている。私は、今も、当時も私自身を
構築するのに精いっぱいだ。そしてその最初の頂点が、みづはとの関係だったのだ
と思う。(20170409)
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空想技術集団 [22]

4 福利厚生部の水の女 3
                           作者:みやこたまち
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4-4
 ところで、このような状況下でも、脳はまだ臓器を失ったわけではない。あらゆる記
憶や知識を、胃や肝臓や腸などへ割り当てることは可能だろうか?
 これら臓器は自律神経下におかれ、例えば脳は「空腹」であったり「腹痛」といった
感覚だけを自覚する。細かな調整については、記憶や知識とは別の部分が受け持っており、
指先や乳首といったように細かく認識することは困難だ。
 それに、たとえばそのような感覚をトリガーとした場合、空腹になるたびに、院長の性
癖に関する他言無用なレポートを頭から反芻してしまったり、胸焼けしたとたんに、ボ
スの予言が実現した経緯に関する疑念と調査報告にこの病院の派閥闘争がどのように絡
んでいたのかなどといったゴシップを思い起こさねばならなくなってしまうのだ……
 
 ん? これは、誰の思念だ?

 だがそれが有用である場合もあって、たとえば、脳移植は困難だが、胃形成術であった
り、腸の移植であったりはひじょうに簡便であるということ。肺でも心臓でも、ともかく
脳以外の部品であればわりと融通が利くという点から、記憶を物理的に移動させたい場合
の、仮置場として、臓物は利用できるのである。
 タンクに入る前に、適度に空腹をおさえ、あらゆるホルモンバランスを整えておきなが
ら、ただ一箇所に「痛み」や「動き」を認識させれば、脳は慌てふためいて、その臓器へ
あらゆる知識と記憶を移し変えようとするだろう。ナノマシンなどを投入しなくても、タ
ンクに入る前にちょっと痛んだ牛乳を飲ませるとか。タンク内で粗相してしまうと、それ
が肺に入って大事になる可能性もあるので、その匙加減は難しいので、やはり適当な薬剤
か、寄生虫かという選択になるのだろうが、ともかく、脳が認識できる臓物を指定してか
ら、タンクにぶちこんでやれば事足りる。
 あとは、外科手術によって目当ての臓器を取り出して、移植すれば済む。

だから、これは、誰の悪巧みなんだ?って

(20170409)

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