KISARAGI

KISARAGI vol.165


カテゴリー: 2002年11月10日
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K I S A R A G I vol.165   2002/11/10発行
                          編集/発行:みやこたまち
                     ★ E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                     http://miytako.hp.infoseek.co.jp
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KISARAGI通信
KISARAGIのHPのURLがinfoseekの事情により変更になりました。これにより
「通信欄」の動作確認をしてみないといけないのですが、まだやってません・・・
新URLは、http://miytako.hp.infoseek.co.jp です。短くなりましたね。
小説集へのご参加、おまちしております。原稿締め切りは12月23日です。詳しくは
HPにて。
---*---*---*-このメルマガは等幅フォントでお読みください-*---*---*---*---*
今週の目次
 ◆古典へのいざない【23】竹取物語その11 〜 ふじの山 〜    作者:たまさん
                                
 ◆Inter_View 5 minutes【124】              Guest:広報担当 吹田幸一氏

 ◆ 獏食 21. 日本染色工業研究会社・・・           
 
 ◇ KISARAGIについて
 ◇ 編集後記
 ◇ 発行者について

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|連載|小説|
 ◆古典へのいざない【23】                           作者 :  たま さん

  竹取物語その11 〜エピローグ  〜                        
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 その後、翁・嫗は血の涙を流して取り乱すが、どうしようもない。かぐや姫が書
き置いたあの文を読み聞かせたが、「何の為に、誰の為に命が惜しのか。何ももう
要らない」と薬も飲まず、そのまま起き上がらないで病み臥してしまった。
 中将は人々を引き連れて帰参し、天人と戦ってかぐや姫を留める事が出来なかっ
た事を細々と帝に奏上し、薬の入った壷にかぐや姫の文を添えて差し上げた。文を
広げてご覧になった帝はひどく悲しい気分になられ、何もお召し上がりにならず、
管弦などもなさらない。大臣・上達部を召して「どの山が天に近いか」とお尋ねに
なると、ある人が「駿河の国にある山が、この都に近く、天も近いと存じます」と
相乗した。これをお聞きになって詠んだ歌、

   逢ふことも涙に浮かぶ我が身には
    死なぬ薬も何にかはせむ
  (逢う事も叶わず涙に浮かんでいるような我が身には、
    不死の薬など何の役に立とうか)

 かぐや姫が奉った不死の薬壷に文を添えて御使いにお渡しになった。勅使には
「つきのいはかさ」という人を召して、駿河の国にあると言う山の頂に持って行く
ようにご命令なさった。山の峰にてすべき事として、御文と不死の壷を並べ、火を
付けて燃やすようにと仰せになった。
 その旨を承り、勅使が士どもをたくさん連れて山に登った事から、その山を「ふ
じの山」と名付けた。その煙は今も雲の中へ立ち上っていると、言い伝えられてい
る。

(了)
                                 ★

 富士山の不死伝説をベースに、かぐや姫昇天後の人々の悲哀の様を語りながら、
物語は幕を閉じます。いかがでしたでしょうか。
 次回は竹取物語に関する参考情報などをご紹介します。
 これにてご無礼致します。

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ジャンル:古典レビュー
メール :miztam@nifty.com
HP  :【山猫屋本舗】http://homepage3.nifty.com/miztam/
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 ◆Inter_View 5 minutes【124】              Guest:広報担当 吹田幸一氏
          
                          作者:宇祖田都子 さん                       
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before minute
 自転車好きのみやこたまち氏が、「チッポリーニ優勝だぁー」と叫んでおります。
世界選手権だったそうです。私は遊びに来ている妹に、Jーphonの新機能について、
レクチャーを受けておりました。三連休だそうです。なんだか、すっかり秋の空気
です。今年は下呂の温泉でもいこうかしら。さて、お客様です。今回は広報担当 
吹田幸一氏です。
first minute
M:たいへんお忙しいなか、iv5mのためにお時間を裂いていただき、感謝いたしま
す。
C:いえ、少しでも大勢の方に、私たちのことを知っていただきたいので、どのよ
うな辺境であろうとも、また効率の悪い小人数の集落であろうとも、出向くことが、
私の使命と思っていますので。ところで、こちらの読者はどのくらいの数になられ
るのでしょうか?
M:だいたい、200人前後だと聞いてます。
C:なるほど。そのほとんどが、文学活動に興味をお持ちだということですね。た
とえば、本を読むことの他に、こんな趣味をもっている、なんてデータはあります
か?
M:いえ。そういったアンケートはとったことがありません。
second minute
C:なるほど。なるほど。そうするとマーケティング調査はなにもなしと・・・ 
いや。私たちのことをご説明申し上げるのに、みなさまにとってなるべく卑近な例
をあげる方が、より効果的ですからね。広報というのは、それを打つ相手を明確に
把握していないと、まるで無駄になるものですから。マスを相手にする場合には、
ある種のターゲットを設定し、それに応じた広報を展開することになり、それがま
あ、一般的なのですが、今回のようなケースだと、受信者の想定が非常に困難なん
ですよ。つまり、そうとう狭い範囲の狙い撃ちをしなければ、全く意味がなくなる
ということになりますからね。
M:なるほど。よく分かります。しかも、この広報活動を受ける側は、ある期間の
タイムラグを経て、メールという限定されたメディアのみで、吹田幸一さん達につ
いて知る、ということになるわけですからね。
C:その通りです。誤解を恐れずに言うならば、それだけ、細心の準備そして万全
の広報をしたところで、最大限得られる支持はたかだか200ということですよ。
もちろん友人、家族をお持ちの方もいらっしゃるでしょうけれども、口コミという
ものを、私達はあてにしてはおりませんので。
third minute
M:しかし、口コミは、無視できないメディアではないのですか? 評判が評判を
よんで、大勢に認知されるには、人づての伝達は必要不可欠だと思うのですが。
C:それはモノによるんです。たとえば、失礼ながら、あなたのメディア、
M:いえ。私は単なる寄稿者にすぎないんですが・・・
C:これは、失礼。この、KISARAGIを例にして考えて御覧なさい。メルマガという
のは、いわゆる口コミとは多少意味外が違いますが、同じような伝播をするメディ
アですね。
M:まあ、そうでしょうね。数が数を呼ぶって面は否定できないものだと思います。
でもそれはどんなものでも・・・
C:そう、でも今はこのKISARAGIです。さきほど購読者は200前後とおっしゃい
ました。
M:はい。
forth minute
C:この数は、創刊からある期間まででほぼ固定したのではないですか?
M:あの、細かな動向については知らないんですが。
C:結構です。きっとそのはずですから。つまり、その数のなかで、直接的な広報
活動以外で、つまり友人、知人、または他所で他人の紹介によって、このメルマガ
の存在を知り、かつ購読したという方が何%あると思われますか?
M:検討もつきません。
C:だいたい2%ほどでしょうね。つまり、総購読者数が200人なら、間接的に
このメルマガを知り、購読している人数は、4人程度です。しかも、固定支持者と
して継続購読をしてくれる可能性を考えると、もっとこの数値は落ちるでしょう。
fianl minute
M:熱烈なファンがいてくださったとして、その方が積極的にこのメルマガを宣伝
して下さったとしたら・・・ あ、その方はもう広報担当者とみなしてしまってい
いんですね。
C:そう。もはや間接的立場とはいえないでしょう。いま、あなたが気づかれたよ
うに、熱烈なファンを得ることの利点は、ロハで宣伝をしてもらえる、大勢のお客
さんをつれてきてくれるという点にあります。依頼したわけではないから、費用は
発生しない。しかし、ファンは周囲の人々を巻き込むことで快感という報酬を得る
でしょう。よいものを勧めたという爽快さ、善意の行為による満足も味わうことが
できます。ファンを作る。それが広報の目的と言って過言ではないでしょう。実際
の事物のPRが広報なのではありません。人をひきつけ、他人に薦めたいと思わせ
ること。それが大切なんです。
M:けれども、先ほど吹田幸一さんは、口コミを信頼しないとおっしゃいましたね。
C:そう。それは間接的情報の持つ致命的な問題なのです。誤解、曲解。先入観。
あとから、騙されたとか騒ぐのは、たいていそういった手合いですよ。もちろん、
広報はそういった危険を極力排除しなければなりませんが、100%は不可能です。
まず、好意をもっていただくことが、先決ですので。
after minute
えーと、吹田幸一さんには申し訳内のですが、実際、吹田幸一さんが所属なすって
いる団体に関する広報は、この後30分にわたって繰り広げられたんです。でも、
私の独断で、その前段の、打ち合わせと思われていた部分をお送りいたしました。
KISARAGI掲載分を送ってくださいと依頼されていますが、団体名も出ていないし、
お名前も仮名とさせていただきましたので、送りません。悪しからず。

<<次回のお客様は 彩色家 丹沢萌宜さんです>>

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種別  :小説短編
ジャンル:架空対談
作者名 :宇祖田都子
メール :cak87430@geocities.co.jp
HP  :非所持
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◆ 獏食 21.                  日本染色工業研究会社・・・
                                        
---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*--
 インフルエンザの予防接種を父親と一緒にうった帰りの車の中、父の携帯に電話
がはいった。父は運転しながら電話を受けている。仕事の話らしい。僕は助手席で
ラジオのボリュームを下げて、まだ始まったばかりなのに、もうひなびているよう
に見える冬の裏道を眺めていた。狭い路地に時折ひらける空き地の枯草が、赤みが
かった朝の日差しと同じ角度で風になぶられている。僕はふと、こんな風景を以前
に見たことがあると気づいた。冬の朝、携帯電話で話しをしている父親の運転する
車の助手席から、こんな風景を夢で見たことがあったのだ。そして同時に、とてつ
もなく嫌な感情が、胸におもくのしかかってきたのだった。
「この続きは、どうなるんだったっけ・・・」
 不安に刈られながら僕は必死で夢の続きを思い出そうとしていた。だが、それは
とても嫌な夢だったということ以外には、何も思い出せなかった。
 やがて、父が電話を終え、僕はいくらかほっとしてラジオのボリュームを上げよ
うとしたその時、窓の外を、錆びたトタンの看板が通り過ぎていった。
「日本染色工業研究会社」
 僕は、まだ夢が終わっていないことに気づいた。

獏満足度 ■■■□□  シミジミトシタフユノミカクデスナ
    
_/_/ 編集後記 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
冬ですねぇ。今年は秋ってあったっけ? イギリスにこういう話があるんだ。
「イギリスには夏が無いから、いやだよね。」
「そんなことないよ。去年の場合は、7月のある日曜日が、たしかに夏だったよ。」
ゲッツ。アンド ゲッツ。ダンディー坂野さんはCMでブレイクするだろうか。
芸風は「でんでん」に似ているが・・・
                                                           (みやこたまち)
_/_/ KISARAGIについて _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■配信システム
 KISARAGIは「まぐまぐ」:http://www.mag2.com/で配信しています。
■登録解除の方法
  KISARAGIを解除するには、次のアドレスへアクセスしてフォームに記入を。
 -->http://isweb43.infoseek.co.jp/novel/miytako/index.html

_/_/ 発行者について _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 編集者 みやこたまち
 E-mail :tamachim@yahoo.co.jp
 WebPage:http://www1.odn.ne.jp/~cak87430/index.html
--------------------------------------------------------------------------
 前編集者 仙ちゃん
 E-mail :slowhand@sea.plala.or.jp
 WebPage:http://www7.plala.or.jp/slowhand/
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 初代編集者 牧瀬佑樹(マッキー)/スタック作家
 E-mail :macky@livrer.jp
 WebPage:http://www.livrer.jp/
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