ACADEMIC RESOURCE GUIDE

[ARG-435]


カテゴリー: 2010年07月12日
1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and ...

              ~ 創刊12周年 ~

      2010-07-12発行   ‡No.435‡   4976部発行

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."

              ~ 創刊12周年 ~

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  ◇ 目次 ◇
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○羅針盤「リアルイベント開催のためのウェブサービス利用のコツ」(shino)

○イベントカレンダー

○活動予定と活動報告

○サイト更新情報

○編集日誌
 -7月24日(土)、図書館をネタに飲む会@横浜を開催します。参加募集中!
 -「横浜ストリーム」オープニングトークシリーズ vol.2でのライトニング
  トークと、横浜ストリームのこと
 -創刊12周年と『ブックビジネス2.0』の刊行
                             など、7日分

○奥付

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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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   「リアルイベント開催のためのウェブサービス利用のコツ」

                             shino

0. はじめまして
1. Wikiばなとは
1-1. Wikiばなが目指しているもの-オープンでフラットな話し合いの場
1-2. Wikiばなで実施している仕掛け
2. イベント開催に役立つアプリケーションとウェブサービス
2-1. パスワードを忘れないために
2-2. 成長する公式ページ
2-3. オープンな来場申込
2-4. オンライン上の会話空間
2-5. イベントとTwitter
3. おわりに

______________
 ◆ 0. はじめまして ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
はじめまして。「Wikiばな」 < http://wikibana.socoda.net/ > というIT系
イベントでダンドリストをしているshinoです。今回は、第十回Wikiばなで、
岡本さんに発表をお願いしたご縁で、「第十回Wikiばなの区切りにARGに原稿
を!」と逆依頼を受け、出て参りました。

Wikiばなは、2004年から不定期に開催される、Wikiについて語り合うイベント
です。Wikiばなの「ばな」は恋バナの「バナ」で、参加者がゆるく、しかし熱
く、Wikiについて語りあえるオープンなイベントを目指しています。ネタがな
い時はあえて無理せず休眠しつつも、おかげさまで、2010年06月までに十回の
開催を重ねています。

また、わたしは、Wikiばななどのイベント開催の知見をまとめ「リアルイベン
ト開催のためのパターンランゲージ」 < http://j.mp/realeventpdf > 【PDF】
を共著し、AsianPLoP2010
< http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/asianplop/japanese.html >
で発表しました。これはイベントの立ち上げや開催、そして終了まで、人がど
のような行動を取れば良いのかを記したテキストです。

ARGの読者の皆様は、図書館や情報学や編集、また、アカデミックな方が多い
かと思います。おそらく、素人のわたしよりも、よっぽどたくさんのイベント
や会議、もよおしものを開催されているかと思います。そうした皆様に、どれ
だけ役立つお話ができるのかしら、と、思いつつも、一方で、いま、IT系では
勉強会やイベントが大変盛んで、ウェブを活用したイベントのノウハウがたく
さん整いつつあります。

今回、前半はWikiばなのご紹介を、後半はイベント開催時のウェブサービス利
用のコツをお伝えします。

______________
 ◆ 1. Wikiばなとは ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まず最初に、WikiとWikiばなについてご紹介させてください。

Wikiは、今ではネットに親しむ人なら誰もが知っているものですが、2004年頃、
Wikiばな立ち上げ時は、アーリーアダプターと呼ばれる、一部の先進的なハッ
カーたちが興味を示したツールでした。Wikiというと、ネットユーザが誰でも
編集できる百科事典の"Wikipedia"が有名ですが、わたしがターゲットとした
のは、"Wikipedia"ではなく、"Wiki"そのものです。

Wikiはblogやbbsといったウェブ上のサービスの一種です。blogとWikiの違い
は、blogはエントリと呼ばれる記事が日付順に並べられ、執筆も個人が主体な
のに対し、Wikiは編集された日付順に記事が並べられる機能もありますが、
blogほど記事が日付にしばられてはいません。

なにより、Wikiは、ひとつの記事を複数人でコラボレーションを通して書くこ
とが想定されているのが、大きな特徴です。世界で最初にWikiを作ったウォー
ド・カニンガムらによる、Wiki本の邦訳が2002年に出版されていますが、この
タイトルが『WikiWay-コラボレーションツールWiki』で、Wikiの特徴をよく
示したものです。

blogに、MovableTypeやWordPressといった様々なエンジン(プログラム)があ
ったりするように、WikiにもWikipediaのエンジンであるMediaWikiや、世界で
もっともシェアが高いPukiWiki、FSWiki、Hikiなど、さまざまな種類のエンジ
ンがあります。

初めて、わたしがWikiに触れたのは、プログラマであり作家である結城浩さん
が、2001年に公開されたYukiWiki < http://www.hyuki.com/yukiwiki/ > でし
。YukiWikiは日本語が使える国内産Wikiエンジンの第一号で、結城さんはエン
ジンとしてYukiWikiを公開されただけでなく、ご自分のサイトに設置され
< http://j.mp/yukiwiki > 、誰でも編集できるおもしろいツールとしてサイ
トの読者に触ってみることを呼びかけられました。

それまで、ウェブ上にページを作ったり、書き込みをするのは、blogはまだな
い時代で、ftpでhtmlファイルをアップロードしたり、bbsで投稿をするのが主
流でした。いずれも情報発信者がひとりで執筆し、固定的なテキストとして投
稿する形式がメインでした。ところが、Wikiはひとつのページを、複数人で書
き換え、一つの成果に向かってコラボレーションできるツールです。これは、
わたしにとって、ものすごい衝撃でした。

また、2001年のYukiWiki登場をはじめとし、ハッカーたちが、次々と日本語が
使えるWikiエンジンを生み出しました。わたし自身は、文系出身のプログラマ
で、残念ながらハッカーと呼ばれるほどの技術はありません…。ひとりの平凡
なプログラマとして、先進的なハッカーにあこがれ、一人でも多く、すばらし
いハッカーに出会いたい!そして彼らの作り出すWikiエンジンと、(表現が大
げさかもしれませんが)Wikiによって変えられた世界を見たい!というミーハ
ー気分でWikiばなを開催しようと思いました。

Wikiばなは、日本国内でWikiエンジンを開発しているプログラマの注目を集め
ることに成功し、2004年3月に最初に開催したWikiばなに集まったのは12名ほ
どでしたが(でもメンバーは濃かった)、一年後、2005年3月に開催した「第
4回Wikiばな Wiki博覧会」では、Wikiエンジン開発者による発表が13件、参加
者全員あわせると80名の規模になり、その後、一年間、技術評論社のSoftware
Design誌で、Wikiに関する雑誌連載の企画を任されました。

過去の活動を見ると、2008年の一年間は、活動にブランクがあります。この期
間はWiki自体、機能の方向性が定まり、世間でのWikiの認知度もWikipediaの
普及と共に定まり、安定した期間と言えますが、Wikiばなを開催する適当なテ
ーマが見つからなかったため、あえて無理せず、活動を休止していました。

しかし、2009年は、Wikiばなにとってひとつの転機になりました。第一回Wiki
ばなから参加されていたメンバーのひとり、メーリングリストとWikiを融合さ
せたqwikWebの開発者の江渡浩一郎さんが『パターン、Wiki、XP-時を超えた
創造の原則』 < http://amzn.to/bCdXw9 > という、Wikiの起源に迫る本を刊
行されました。この本では、Wikiがどのような人々によって、また、どのよう
な考えのもとに、生まれてきたツールなのかを、歴史を振り返り、解きほぐし
た本です。プログラマでなくとも、ウェブの文化に興味のある方は、ぜひご一
読ください。

2009年07月に、この『パターン、Wiki、XP』を主軸に、一年半ぶりに「第七回
Wikiばな ~Wikiの起源へ~」を開催することができました。この回から、
Wikiばなは、Wikiエンジン開発よりのテーマよりも、ウェブ全体の中で、Wiki
を運用したり、ウェブの中で情報を取り扱うには、何を考える必要があるのか、
という、プログラムよりも人間寄りのテーマを主として扱うようになりました。

2010年03月第八回Wikiばなでは集合知を扱い、2010年06月「第十回Wikiばな」
ではサイエンスコミュニケーターの方々を招き、専門知を一般の人が使うとは、
一体、どういうことかという内容を扱いました。


◆- 1-1. Wikiばなが目指しているもの-オープンでフラットな話し合いの場

Wikiばなの「ばな」は恋バナの「バナ」です。名前に「ばな=話」が入ってい
るように、来場者同士が、ディスカッションというよりは、もっとゆるく話を
しあえる場の提供を目指しています。

当初はポジションペーパーを用いたワールドカフェ方式に近い形式で開催して
いましたが、最近は、本編は発表やライトニングトークといった登壇者が来場
者に対して話をする形式です。これでは、来場者同士が話をしあうことがあま
りできません。

ですから、本当のWikiばなはその後に続く懇親会が本領発揮の場と考えていま
す。共通のテーマに関心を寄せる不特定多数の方が集まる場です。仲間内で固
まってしまったり、ふだんオンラインではよく見かけるIDの方に話を伺うチャ
ンスを、名刺交換レベルで終わらせてしまうのは残念です。

知らない人同士でも話をしあえる仕掛けとして、次のようなことを実施してい
ますが、これは現時点でのアイディアで、もっと良いアイディアがあったら、
どんどん積極的に取り入れたいです。もし、このメルマガの読者の方で、イベ
ントを開催し、来場者同士のコミュニケーションを活性化するアイディアをお
持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

◆- 1-2. Wikiばなで実施している仕掛け

a. 来場者名簿はあらかじめオープンにする

b. 来場者に申込時、Twitter IDを任意記入してもらい、TwitterのWikiばな公
  式アカウントでイベント毎に専用のリストを作成し、どんな人が来場する
  かを明示的にする

c. Twitterにおける公式ハッシュタグを早めに主催者が指定する。

d. イベント当日、来場者ははがき大の大きな文字の名札(第十回からはTwitter
  のアイコンも名札に印刷するようにしました)を着用してもらう

e. 懇親会では全員が輪になり、簡単な自己紹介タイムを設ける(一人10秒程度)

f. 適当な時間でテーブル移動をしてもらう(人の配置換えを強制的に行うこ
  とにより仲間内で固まらないようにする)

g. 懇親会の場作り(テーブルセッティングや片付け)や、懇親会途中、飲食
  物が不足し予算があまっている場合は買いだし部隊をその場でつのり、居
  合わせる人に手伝ってもらう(知らない人とでも共同作業を通して会話の
  きっかけを発生させる)

以上の他、細かな仕掛けは他にもたくさんありますが、「1. 来場者名簿はあ
らかじめオープンにする」に手応えがあります。このメリットおよびデメリッ
トを記しておきます。

一般的なイベントですと、スタッフやメインの発表者しか、誰が来るのかわか
りません。来場者同士は互いに誰が来るかを知りません。また、メインの発表
者は当日の主役ですので、イベント終了後、参加者が発表者などと話をできる
時間も限られています。

しかし、あらかじめ来場者名簿が公開され、誰が来るのかわかっていれば、メ
イン発表者以外にも「あ、この人とは一度お会いしてお話したかったんだ」と
いうような方も発見できます。来場者名簿にそのような人が登録していれば、
メイン発表者以外にも人に出会う楽しみが増加し、イベントに行く動機が増え
ます。これが、メリットです。

デメリットとしては、やはり、はじめての人と挨拶をしたり、話をしあうこと
が苦手、でも、メインの発表は聞きたいという方がいます。そうした方は、最
のWikiばなの形式では本編と懇親会を分離し、本編だけ聞いて、懇親会前にさ
くっと帰られるのもよし、ご自由にどうぞ、というところで、現在は対応して
います。

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 ◆ 2. イベント開催に役立つアプリケーションとウェブサービス ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さて、いよいよ、イベント開催のための、利用アプリケーションやウェブサー
ビスの解説に入ります。

Wikiばなで心がけているのは、ひとつのウェブサービス内…たとえばSNSや一
つのblogなど…でイベントの告知やアーカイブを完結させずに、コンテンツの
役割に対し効果的なウェブサービスを連携し、幅広く活用している点です。

Wikiばなでは、一回のイベントを開催するのに、場面に応じて、次のようなウ
ェブサービスを使っています。

a. イベント情報を集約する公式ページ(Wiki)
b. 企画や運営に関する議論するシステム(qwikWeb)
c. 告知(各種MLやSNS、Twitterなど)
d. 来場者募集(こくちーず)
e. イベント中継
e-1. テキスト(Twitter)
e-2. 動画(Ustream)
f. イベント終了後の報告
f-1. 発表者による資料のウェブ公開(SlideShareなど)
f-2. 来場者によるイベント終了後のレポート(個人のblogや日記)
f-3. 写真記録(Flickr)、中継ログ(togetter、ハッシュタグクラウド)など

このように沢山のウェブサービスを利用しますが、情報はすべて公式ページに
集約されていきます。準備段階から、企画から告知、運営、そしてイベント終
了後の記録は、公式ページからリンクを張り、たどれるようにしています。

(例)第十回Wikiばな公式ページ http://j.mp/wikibana10

◆- 2-1. パスワードを忘れないために

まず最初に用意しておきたいのは、ウェブサービスではなくアプリケーション
です。パスワード管理ツールです。ウェブサービスをたくさん使うと、その分、
管理するパスワードが増えていきます。またパスワードの生成やそれをひとつ
ひとつ覚えておくのは面倒くさいですね。普段、TwitterやSNSやblogなどで記
事を投稿する方は、自分のログインパスワードを覚えておくだけでいっぱいい
っぱいではないでしょうか。そこで、わたしはパスワード管理ソフト「KeePass」
< http://keepass.info/ > を利用しています。

KeePassはパスワードを管理するだけではなく、パスワードの生成や、ログイ
ンURLなどを記憶しショートカットでログイン画面を開いたりユーザ名、パス
ワードを自動入力してくれるところも便利です。

ここで、イベントを開催するときにわたしが心がけていることですが、イベン
ト関連で使うウェブサービスのユーザ名(イベント名のユーザ名、これを公式
アカウントと言います)・パスワードは、一人だけで握るのではなく、少数の
主要なスタッフにはシェアしておきます。

それは、万一、管理者が何らかの事情で身動きが取れなくなったときの、イベ
ント開催を遂行する代替要員を確保しておくためです。少なくとも、「リアル
イベント開催のためのパターンランゲージ」の中にある共同開催者(一緒に企
画を考える相方)には、これらのパスワードを知らせておきます。

◆- 2-2. 成長する公式ページ

公式ページは、どんなイベントでも、(短縮URLを除く)一意のURLのページを
用意するのが良いと、わたしは考えています。それはWikiでも良いし、blogで
もよいし、HTMLをアップロードしたものでも構いません。

ここで重要なのは、開催予告から終了後もイベントの記録として残しておける
一意のURLであることです。

もちろん、メーリングリストなどで、イベント情報をコピーして流すというの
も効果的な告知方法なのですが、プログラムや発表者、また、開催時刻、懇親
会の有無など、メーリングリストに告知を流した後に変更されたり、決まった
りする事柄も、多々あります。

そうした時に、一意のURLを示し、「最新の情報はこちらをご確認ください」
としておくと、後からの変更に対する、主催者の精神的負担も格段に楽になり
ます。

また、最近は告知の媒体としてTwitterが盛んに使われています。Twitterに流
せる情報は140文字とイベントの告知としては情報量が少ないので、開催日付、
タイトル、発表者、ハッシュタグ情報のみを記し、「詳細はこちら」と公式ペ
ージへリンクをすると有効的です。

公式ページとして選ぶツールですが、blogのエントリを公式ページとしても良
いのですが、blogですと通常、一回更新されたら、そのエントリに対する追加
情報はないというのが一般的な認識です。

それに対し、Wikiは随時情報が変更、修正されるツールとして認識されていま
すから、これも情報の更新・修正に対する精神的負担が軽減されます。ただし、
Wikiは、どの部分が更新されたかが、わかりづらい部分もあります。ですから、
履歴機能や差分機能がついたWikiを選択すると良いでしょう。

もう一つ、Wikiを使う利点は、告知だけではなく、まとめWikiとしても利用で
きる点です。管理者一人が作成したり情報を掲載するのではなく、スタッフや
発表者、来場者が、それぞれの判断で作成し、ウェブ上に掲載したコンテンツ
(告知や、運営スレッドや、中継ログや、開催後のレポートblogなど)へのリ
ンクを、複数人でまとめてゆけます(もちろん、リンクだけではなく、編集ル
ールをうまく作れば、より多くの人の編集協力を招くこともできます)。

イベント自体、一人でできることではありません。イベントは複数人の協力者
によるコラボレーションの賜です。そのコラボレーションをオンライン上でも
続けるには、Wikiは最適なツールと言えます。

◆- 2-3. オープンな来場申込

来場者申込のウェブサービスも、さまざまにありますが、Wikiばなではここ数
回、「こくちーず」 < http://kokucheese.com/ > を利用しています。

理由は、次の3点です。

a. 来場申込数や申込終了日の条件を満たした場合、自動的に申込をクローズ
  できる
b. 来場申込者リストの公開・非公開の選択ができる
c. 来場申込をされる方が来場申込以外の操作をしないで登録できる

個人情報保護の観点から、来場者申込リストを公開することをためらわれるケ
ースもあるかもしれませんが、「登録する名前は通称でも可」という前提にし
ておき、また、リストを公開することと公開する項目を明示しておけば、むし
ろ、イベント運営はやりやすい、というのが、Wikiばなでの感触です。

(ただし、Wikiばなは、ウェブ上での活動に偏った方が多く来場されるイベン
トですので、未成年者対象のイベントや、学校や地域関連のイベントではこの
限りではないかもしれません)。

こくちーず以外にも、SNSなどを利用した来場申込サービスがありますが、あ
らかじめユーザ登録をしていないといけません。イベントの趣旨や来場者層に
もよりますが、来場申込以外にユーザ登録が必要なものは、来場者層の幅をせ
ばめたり、申込の敷居を上げたりすることがあります。

来場申込リストは、ウェブ上に公開できる・できないというのも重要ですが、
csv形式でデータを取り出せるかというのも大切です。csv形式でリストを取り
出せれば、そのデータを加工して、来場者の名札や出欠チェックシートを作る
ことが楽になります。その観点からは、わたしは試したことはありませんが、
Googleドキュメントのスプレッドシートを利用しても良いかもしれません。

◆- 2-4. オンライン上の会話空間

イベントを開催するためには、いくつかの会話空間が必要になってきます。

Wikiばなは、発表者との事前打ち合わせをのぞいて、ほとんどの企画・運営の
会話がオンライン上で行われるため、意図的に次の雑談、運営、企画の3つの
会話空間に区切って、ウェブサービスを利用しています。

具体的には、雑談のための会話空間はTwitterのハッシュタグを利用し、企画、
運営のための会話空間は、qwikWeb < http://qwik.jp/ > というWikiとメーリ
ングリストが融合したシステムを使っています。

□ (1). 雑談のための会話空間

雑談のための会話空間は、Twitterがまさにそれです。特に「公式ハッシュタ
グを使おう」で詳細を記しますが、ハッシュタグのツイートはイベントに関す
る雑談空間として最適です。

Twitterではスタッフの募集なども行いますが、挙手があったらその方を、運
営のqwikWebへ誘導しています。理由は、Twitterはログの流れが速かったり、
見えているタイムラインが人によって異なるため、なるべく、関係者が共通の
ログを追えるようにするためです。もしも、Twitterで運営に関わる何かが決
まった場合は、できる限りtogetterなどでログをまとめ、公開し、公式ページ
からリンクしておきます。

□ (2). 運営のための会話空間

運営のための会話空間は、個人情報(具体的には本名と携帯番号を結びつける
情報)を除いて、フルオープンなMLとして、ログを公開しつつ、運営していま
す。また、誰でも、qwikWebへの参加は自由にできます。Wikiばなの運営のた
めの会話空間はこちらです。http://qwik.jp/wikibana/

ここでqwikWebを使うのは、MLだけではなく、Wikiとしての機能もある点です。
メールの件名がWikiのページ名になるので、たとえば、簡単な投票や、役割分
担表などをqwikWebのページに表を作り、みんなで編集していくと、話がスム
ーズにすすみます。

(qwikWebを用いた役割分担表の例)
第十回Wikiばなスタッフリスト
http://qwik.jp/wikibana/200.html

▽メモ:オープンなML+WikiとしてのqwikWebの設定
a. サイト設定(_SiteConfig.html)の「open」項目を「true」に設定
 qwikWebの内容が、ML登録者以外でも見られるようになります。
b. メーリングリスト設定(_GroupConfig.html)の「unlimited」項目を
  「false」に設定
 デフォルトですとqwikWebは一定期間、MLの投稿やWikiの編集がないと消滅
 しますが、unlimitedをfalseにすることで、その制約が外れます。

□ (3). 企画のための会話空間

企画のための会話空間は、qwikWebを使いますが、運営とは別に、一回ごとに
作成しています < http://qwik.jp/wikibana10/ > など。主催、企画、メイン
の発表者など少数の人のみ、了承を取ってから登録します。

また、このqwikWebはクローズドにし、ライトニングトークの応募用のメール
アドレスとしても使ったり、一般に情報を公開したくない事柄を扱います。

▽メモ:クローズドなML+Wiki、一般公募の投稿可能なqwikWebの設定
a. サイト設定(_SiteConfig.html)の「open」項目を「false」に設定
  qwikWebの内容が、ML登録者以外には見えません。
b. メーリングリスト設定(_GroupConfig.html)の「forward」項目を「true」
  に設定
  外部メールアドレスからの投稿を受け付けるようになります。ただし、こ
  の設定にすると、メールでの新規メンバの登録はできなくなります。

◆- 2-5. イベントとTwitter

Twitterはすでに何度か言及していますが、さまざまなシーンで活用できます。

この項目では、イベントとTwitterとの観点からTwitter利用のポイントを説明
します。

□ (1). 公式ハッシュタグを使おう

まず、イベント開催が決まったら、公式ページやアカウントで主催者がハッシ
ュタグを周知します。ハッシュタグを通して、興味を持った人がイベントに関
する話題を追えるようになります。また、フォローしあっていない来場者同士
もコミュニケーションが出来ますし、Ust中継(Ustream)をしている場合、会
場に居ない参加者からの質疑応答なども受け付けられるようになります。何よ
り、イベント当日にハッシュタグを通してツイートされた投稿は、貴重なイベ
ントの記録となります。

ハッシュタグは、ハッシュタグクラウド < http://hashtagcloud.net/ > とい
うウェブサービスに登録すると、ログが取得しやすくなります。ハッシュタグ
クラウドで取得したログは、イベント当日分に限り、公式サイトなどに保存し、
イベントの記録として公開するのも良いでしょう。Wikiばなでは、ハッシュタ
グクラウドで取得したcsvのログを、Wiki記法に置換し、公式サイトに掲載し
ました < http://j.mp/wikibana10hashlog > 。

イベント時のTwitterのログを保存するのは、ハッシュタグクラウドの他に、
togetter < http://togetter.com/ > の利用もあります。togetterの場合、一
定期間の大量の投稿をまとめるのはTwitter APIの使用回数の制限にひっかか
りやすいのと、「公式」としてどこまでツイートを拾うか迷うことがあるので、
最近わたしは、ハッシュタグクラウドの利用が良いかなと考えています。一方、
togetterのデコレーション機能は、ツイートの文字を装飾することによって、
視覚的にイベントの文脈を伝えられたりもするので、ここら辺、どのツールを
使ってまとめるかは編集意図の在り方と好みの問題かとも思います。

□ (2). Twitter中継

Wikiばなでは、2009年8月の第七回Wikiばなの時に、初めてTwitter中継を始め
ました。このときは、公式アカウント < http://twitter.com/WikiBana > に、
専用スタッフを二名入れ、交代で中継、いわゆるtsudaりをしてもらったので
すが、投稿回数の制限が入ってしまい、途中から、公式アカウントからの
Twitter中継ができなくなりました。また、スタッフをしてくださった方の感
想では、集中力の負荷が高く、疲労が激しかったそうです。

そこで、第八回からは、公式ハッシュタグ(#wikibana)をアナウンスし、来
場者やUst中継を見ている方に、自由にtsudaりや、感想を、ハッシュタグをつ
けてツイートしてもらうようにしました。公式ハッシュタグのアナウンスは、
イベント告知開始時に公式ページに入れ、また、当日は前説などでもアナウン
スを入れると、「このイベント、中継しても大丈夫かな?」と迷われる来場者
に親切です。

当日、公式アカウントからは、タイムライン上にプログラムの区切れが見える
ように、発表者の入れ替え時にのみ、演目と発表者名とハッシュタグをつけた
ツイートを投稿しましょう。イベント時の公式ハッシュタグのログをまとめ、
あとから読み直す時に、その区切りが大変役立ちます。

□ (3). はがき大の名札にTwitterアイコンを

Wikiばなでは、来場者に名札を装着してもらうのを通例としています。また、
第十回Wikiばなからは、はがき大の名札になりました。名前の文字が大きく印
字されるのがとても良いです。(これは、IT系勉強会やコミュニティにある
「はがきサイズの名札クラスタ」に影響されています)。

名札には、名前を記すのが通常ですが、しかし、オンライン活動を主体とした
参加者がメインのWikiばなでは、常用するアイコンによって、人を識別するこ
ともよくあります。来場者名簿に登録してもらったお名前と、Twitter IDが異
なる場合、なかなか人が合致しません。

そこで、来場申込をしてもらう時に、Twitter IDも申請してもらい、このデー
タをもとに、Twitterからアイコン画像を取得して、名前と共に名札に印刷す
る簡単なプログラムを作りました。このプログラムは汎用的ではないのですが、
こちら < http://j.mp/wikibana10nafuda > に掲載しています。ご自分で作ら
れる際、参考にしてください。

懇親会などでは、アイコン名札が大活躍で、「あっ、あのツイートを書いてら
っしゃる方ですね!」というような、「知っているような知らないような微妙
な間柄の方」ともスムーズにお話ができます。

なお、Twitterのアイコンを名札に使用するには、来場申込時に「Twitter ID
を入力された方のTwitterアイコンは名札に印刷します」など、明示しておく
のが大切です。

____________
 ◆ 3. おわりに ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大変、駆け足で、また、取りこぼしているTipsもあるのですが、イベント開催
時のウェブサービス利用のポイントを説明しました。

Wikiばなの場合、ウェブサービスを利用しイベント開催をするコツは、次の
3点です。

1. ひとつのウェブサービスで完結せず、複数のウェブサービスを使い分ける
2. 来場者申込時、登録したどのデータをウェブに公開するのかあらかじめ
  明示する
3. 最終的には公式ページからリンクしまとめ、アーカイブにする

今回記したノウハウが、これからイベントを開催する方のお役にたてば幸いで
す。


[筆者の横顔]

柴村しのぶ(しばむら・しのぶ a.k.a shino)。1973年生まれ。
横浜在住。2000年より個人サイト < http://www.freedomcat.com > を運営。
2004年よりWikiばなを不定期に開催。羽釜でご飯を炊くのが好き。
人間とコンピュータと書くことに興味がある。


Copyright (C) SHIBAMURA Shinobu 2010- All Rights Reserved.
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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

◇2010-07-13(Tue):
国民読書年記念講演会「図書館と読書-ドイツ・ヨーロッパの経験」
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bremenlecture.html

◆2010-07-16(Fri):
国立国会図書館講演会「電子図書館の可能性」
(於・京都府/国立国会図書館 関西館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/dl_future.html

◇2010-07-16(Fri):
第1回 eSciDoc.JP ワークショップ
(於・東京都/物質・材料研究機構 東京事務所)
http://www.nims.go.jp/publicity/seminar/20100716-escidocjp.html

◇2010-07-17(Sat):
日本図書館研究会 情報組織化研究グループ 2010年7月月例研究会
「ネットワーク文化情報資源で活用する人名典拠情報構築に関する研究とその成果」
(研谷紀夫)
(於・大阪府/大手前大学 いたみ稲野キャンパス)
http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/news.html#201007

◇2010-07-23(Fri):
大学図書館問題研究会神奈川支部 2010年7月例会
「年表から公共図書館を俯瞰する」(奥泉和久)
(於・神奈川県/鶴見大学図書館)
http://book.geocities.jp/dtkkng/

◆2010-07-24(Sat):
第20回 メル・プラッツ公開研究会「地域と記憶-地域社会で共有される映像」
(於・新潟県/新潟大学 五十嵐キャンパス)
http://mellplatz.net/info/study/000225.php

◇2010-07-24(Sat):
三田図書館・情報学会 2010年度月例会 第144回
「再編される出版コンテンツ市場と図書館の役割」
(於・東京都/慶應義塾大学 三田キャンパス)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html

◇2010-07-24(Sat):
南山大学人類学博物館 オープン・リサーチ・センター 情報部会シンポジウム
「博物館資料の文化資源化」
(於・愛知県/南山大学 名古屋キャンパス)
http://www.nanzan-u.ac.jp/MUSEUM/event/

◆2010-07-27(Tue):
国立国会図書館講演会
「セマンティック・ウェブと図書館:機械が情報を読む時代へ」
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bib_lecture_h22.html

 ______________
  ■ 掲載希望の送り方 ■
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 連絡先:zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
 きまり:自薦他薦不問。添付ファイル禁止。募集者によるサイト必須。
 その他:掲載可否は編集部判断。上記書式に整形した上での連絡歓迎。
    :掲載するイベントは、本カレンダーから傾向をご理解ください。

===================================
 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

[講義・講演](予定)

◇2010-12-08(Wed):
北海道大学高等教育機能開発総合センターの科学技術コミュニケーション教育
研究部(CoSTEP)で講義します。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100517/1274054108


[開催・協力](予定)

◇2010-09-17(Fri):
全国図書館大会 平成22年度(第96回)奈良大会で第16分科会
「Future Librarian」に向けたネットワーク事例ショーケース」を開催します。
http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/

◇2010-11-25(Thu):
L-1グランプリ2010-若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門の
開催に協力しています。
http://www.toshokanshinko.or.jp/senden/


[講義・講演](終了)

◆2010-07-10(Sat):
大図研オープンカレッジ「これからの学術系電子メディア(あるいは電子出版)」
で講演しました。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838657


⇒執筆・講演のご依頼をお考えの方、お早めにお知らせください。
 私の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。

[参考]執筆・講演一覧
    http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/help.html

※執筆・講演等、お気軽にご相談ください。


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            -ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』
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◆2010-07-05(Mon): 7月24日(土)、
         図書館をネタに飲む会@横浜を開催します。参加募集中!

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100707/1278475955

>>
2010-07-24(Sat):
図書館のむ会@大阪
(於・大阪府/すーぱー百番)
http://taniwataru.blogspot.com/p/event.html
<<

に向こうを張って?、

>>
2010-07-24(Sat):
図書館をネタに飲む会@横浜
(於・神奈川県/横浜 関内or野毛)
http://bit.ly/9cT7pV
<<

を開催します。

「図書館」はあくまでキーワードであり、ネタであり、肴に過ぎません。図書
館で働く人、図書館に関わる人ではない人の参加こそ、大歓迎です。

・開催時間:19:00~21:00 ※その後、2次会に移動
・開催場所:横浜市内の関内 or 野毛
・参加費用:3000~4000円くらい 
      ※飲食量に応じて、適宜割り勘。学生割引、若者割引あり。
・参加予定:原聡子さん、辻佑果さん、井上奈智さん、内沼晋太郎さん
(@numabooks)、和田昌樹さん(@m_wada)、@manabukatoさん、@nyaanenetさ
ん、杉浦裕樹さん(@HirokiSugiura)、shinoさん(@freedomcat)、信時裕子
さん、他7名+岡本真(@arg)

なお、図書館をネタに飲む会@横浜自体は夜の開催ですが、希望者がいれば、
午後に集合して、横浜市内中心部の図書館的施設を巡るツアーを実施します。
現在訪問したいと思っているのは、

・横浜市立中央図書館
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/
・横浜美術館 美術情報センター
http://www.yaf.or.jp/yma/artinfomation/
・放送ライブラリー
http://www.bpcj.or.jp/
・日本新聞博物館 新聞ライブラリー
http://newspark.jp/library/
・有隣堂本店
http://www.yurindo.co.jp/
・神奈川近代文学館
http://www.kanabun.or.jp/
・BankART Studio NYK Cafe Lib
http://www.bankart1929.com/
・日本郵船歴史博物館
http://www.nyk.com/rekishi/
・海外移住資料館 図書資料室
http://www.jomm.jp/library/
・TSUTAYA 横浜みなとみらい店
http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/1764.html

・横浜都心部図書館的施設ツアー候補地
http://bit.ly/bnh540

あたりです。もちろん、全部ではありません。参加する方のご希望をうかがっ
て決定します。

なお、すでにあちこちに声をかけており、当日は、

・横浜コミュニティデザイン・ラボ
http://yokohamalab.jp/
・くるくる関内
http://blog.goo.ne.jp/kurukurukannai
・横浜ストリーム
http://yokohamastream.jp/

等に関わっている方が参加する予定です。ぜひ、ご参加ください!

・図書館をネタに飲む会@横浜 参加申込窓口
http://bit.ly/9cT7pV


◆2010-07-06(Tue): 大妻女子大学社会情報学部「情報社会論」第9回授業
            -「変わり出した社会(3)-情報・知識の変化」

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838661

以下、メールマガジン掲載を省略


◆2010-07-07(Wed): 「横浜ストリーム」オープニングトークシリーズ vol.2
            でのライトニングトークと、横浜ストリームのこと

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838660

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155534
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155539

昨晩のことだが、

>>
2010-07-06(Tue):
「横浜ストリーム」オープニングトークシリーズ vol.2
『地域×デジタルアーカイブ -北仲ACTワークショップ』
-連続公開勉強会「過去と現在、記録と物語」特別編
(於・神奈川県/Applause アプローズ)
http://yokohamastream.jp/article/news93.html
<<

で、5分間のライトニングトークに登壇し、「若者の記憶を記録に-くるくる
関内イブニングウォークの経験から」という話をさせていただいた。これは、

・「6月2日(水)、くるくる関内×横浜市大 関内くるくるイブニングウォー
ク&トークを開催します。」(くるくる関内、2010-05-20)
http://blog.goo.ne.jp/kurukurukannai/e/3abc31082c707c407167916ee17e095e

を素材に、いまという瞬間に生み出され、流れていく情報をアーカイブするこ
との意義について、簡単に話してみた。

ちなみに会場で紹介した上記のイブニングウォークで撮影した写真は以下にあ
る。

・横浜開港150周年 みんなでつくる 横濱写真アルバム
  - kurukuru_kannaiさんのアルバム
http://www.yokohama-album.jp/picture/view/256/

さて、せっかくなので、今月から動き出した活動を一つ紹介しておきたい。こ
の催しは「横浜ストリーム」オープニングトークシリーズというものだが、オ
ープニングとあるように、先週から「横浜ストリーム」という活動が始まって
いる。

・横浜ストリーム(横浜地域情報化推進協議会)
http://yokohamastream.jp/

私も個人として、またおそらく法人としても関わることになるのだが、総務省
のICTふるさと元気事業の一環として、地域レポーターが地域活性化支援する
ユビキタスメディア基盤事業という取り組みが横浜で始まっている。今後どの
ような展開になっていくのか、まだ私自身も見えきってはいないのだが、積極
的に関わっていく予定だ。イベントも随時開催していくので、

・横浜ストリーム(横浜地域情報化推進協議会)
http://yokohamastream.jp/
・横浜ストリーム (yokohamastream) on Twitter
http://twitter.com/yokohamastream

等で動向を注視してほしい。


◆2010-07-08(Thu): 第17回 東京国際ブックフェアに参加し、
                   東京大学の松尾豊研究会で話題提供

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838659

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155610

朝から、

>>
2010-07-08(Thu)~2010-07-11(Sun):
第17回 東京国際ブックフェア
(於・東京都/東京ビッグサイト)
http://www.bookfair.jp/
<<

へ。

大日本印刷やGoogleのブースの盛況ぶりを見つつ、

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155620
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100708113750

・版元ドットコム
http://www.hanmoto.com/

のブースへ。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155627
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155614
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155612

7月16日(金)に発売が開始される

・岡本真、仲俣暁生編『ブックビジネス2.0-ウェブ時代の新しい本の生態系』
(実業之日本社、2010年、1995円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/arg-22/

を先行販売する計画があったので、今日、ブックフェアに来たのだが、製本等
の都合で結局先行販売は明日となった。しかし、その分、会場を見て回ること
ができたのだが、一番の収穫は富士通が参考出品していた100グラム程度の重
さの電子ペーパーだろう。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155632

この大きさ、重さ、明るさは衝撃的。後は速さが課題か。製品化に向けて、ど
のようなスペックになるのか、大いに気になる。

その後、東京大学に向かう。今日は、

・東京大学大学院工学系研究科 総合研究機構
http://sogo.t.u-tokyo.ac.jp/

の研究員として、松尾豊さんの研究会で学生の方々に話題提供させていただい
た。

・松尾豊
http://ymatsuo.com/japanese/

学生の方々は実に活発。ぜひ、彼ら・彼女らの研究・開発を実用化していくシ
ーンや、企業と連携していくシーンで貢献したいものだ。


◆2010-07-09(Fri): インターン打ち合わせ会議を実施

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838658

今日は、インターンの有元よしのさん(筑波大学 知識情報・図書館学類)、
三津石智巳さん(筑波大学 知識情報・図書館学類)に横浜までお越しいただ
き、終日、現在お二人にご担当いただいている仕事について、状況の共有と今
後の検討に勤しむ。

夕方からは、

>>
2010-12-18(Sat):
第3回知識共有コミュニティワークショップ
-インターネット上の知識検索サービス研究
(於・滋賀県/龍谷大学 瀬田キャンパス)
http://www.infosocio.org/cfp_workshop_a2010.html
<<

の件で、プログラム・実行委員の一部で打ち合わせ。今年は西日本での開催な
のだが、同じ日に

>>
2010-12-18(Sat):
第3回 楽天研究開発シンポジウム
(於・東京都/品川シーサイド楽天タワー)
http://rit.rakuten.co.jp/conf/rrds3/
<<

が東京で開かれる。規模が違うとはいえ、参加対象が近いので、どちらにも参
加を希望するであろう方々にとってのベストな策を巡って相談。


◆2010-07-10(Sat): 再び第17回 東京国際ブックフェアを訪れ、
                 大図研オープンカレッジ(DOC)に参加

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100711/1278838657

一昨日に引き続き、再び、

>>
2010-07-08(Thu)~2010-07-11(Sun):
第17回 東京国際ブックフェア
(於・東京都/東京ビッグサイト)
http://www.bookfair.jp/
<<

へ。今回は無事、

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711174534

・岡本真、仲俣暁生編『ブックビジネス2.0-ウェブ時代の新しい本の生態系』
(実業之日本社、2010年、1995円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/arg-22/

が並んでいるところを目撃できた。編著者でありながら、実物を見るのは実は
今日が初めて。1年前に開催した

>>
2009-08-17(Mon):
第1回ARGフォーラム
「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」
(長尾真 国会図書館長×金正勲・津田大介・橋本大也)
(於・東京都/学術総合センター  一橋記念講堂)
http://sites.google.com/site/argforumsite/
<<

を、その後、拙速を避け、大事に議論を重ねてきた結果であることを思うと、
実に感慨深い。この本ができるまでについては、近々に、

・マガジン航
http://www.dotbook.jp/magazine-k/

に書きたいと思う。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100711155608

午後は、

>>
2010-07-10(Sat):
大図研オープンカレッジ(DOC)
「これからの学術系電子メディア(あるいは電子出版)」
(於・東京都/日本図書館協会)
http://d.hatena.ne.jp/dtk-doc/
<<

に参加。講演を拝聴して終わりという研修ではなく、3名の講師を約30名の参
加者が3グループに分かれて囲みつつ、グループ単位で議論するというインタ
ラクティブな内容だった。大テーマは「電子メディアとこれからの大学図書館」
で、最終的には理想的な未来にたどり着くためのアクションプランをつくるこ
とが目的だったが、そこまでは至らず。しかし、それはそれでよいと思う。こ
ういう会議は1回や2回で成功するものではなく、30名ほどの方々が同じ時間・
空間を共有し、同じ方法論の中で意見を言い合えたことは大きな一歩ではない
だろうか。

8月の末に開催される

>>
2010-08-28(Sat)~2010-08-30(Mon):
大学図書館問題研究会 第41回(2010)全国大会 in OSAKA
(於・大阪府/千里ライフサイエンスセンタービル)
http://sites.google.com/site/dtk2010osaka/
<<

につながればと思う。ともあれ、開催事務にあたられた方々に感謝。


◆2010-07-11(Sun): 創刊12周年と『ブックビジネス2.0』の刊行

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100712/1278863658

ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)がスタートしたのは、1998年7月11日。12年
前のこの日に創刊準備号を発行し、翌12日に第1号を発行した。以来12年。メ
ールマガジン版は明日発行する号で第435号になる。干支で言えば一周り。こ
れまでの読者、寄稿者に感謝するばかりだ。

さて、ここのところ何度か話題にしているが、この創刊12周年の時期に結果的
にあわさることになったのだが、実は初の編著書となる

・岡本真、仲俣暁生編著、
 津田大介、橋本大也、長尾真、野口祐子、渡辺智暁、金正勲著
 『ブックビジネス2.0-ウェブ時代の新しい本の生態系』
 (実業之日本社、2010年、1995円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408108537/arg-22/

が間もなくオンライン、オフラインの書店で販売が始まる。Amazonではすでに
予約が始まっているので、ご関心をお持ちの方には、ぜひお早めにお申し込み
いただければと思う。
なお、目次は以下の通り。

>>
・津田大介「電子書籍で著者と出版社の関係はどう変わるか」
・橋本大也「印税九〇%が可能なエコシステムを」
・岡本真「未来の図書館のためのグランドデザイン」
・長尾真「ディジタル時代の本・読者・図書館」
・野口祐子「多様化するコンテンツと著作権・ライセンス」
・渡辺智暁「ウィキペディアから「出版」を考える」
・金正勲「「コンテンツ2.0」時代の政策と制度設計」
<<

お読みいただければ幸い。



             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) [ARG-435] 2010年7月12日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】横浜市中区太田町2-23横浜メディア・ビジネスセンター6F-A
【 ISSN 】1881-381X
【E-Mail】zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
【サイト】http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/
【ブログ】http://d.hatena.ne.jp/arg/
【今号のウェブ版】http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/435.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌掲載記事の取り扱いは、著作権法に則って行ってください。本誌の許可を
得ていない記事の転載は違法です。引用は著作権法の範囲内で。記事を情報源
として二次的に利用する際には、情報源としての本誌の存在を明記してくださ
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最新号 2017/03/27
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