─[ぼちぼち]───────────────────────────────── ジェイカレッジ 第99.2 回 松本秀幸さん 〜 スマホ3分の努力で英語がマスターできる! ■日時: 2017/10/26(木) 1900-2100 ■場所: 東大前駅 徒歩1分 アカデミー向丘 ■会費: 3000円 ■申込: http://kokucheese.com/event/index/487853/ 素敵な仲間が集まりますよ。 ─[ちらちら]───────────────────────────────── ↓ ↓ ↓ ↓ ---------------------------------------------------------------------- ■■ ■■ Webook of the Day 死ぬにはちょうどいい時期だ!の季節便 □□□ http://webook.tv ■■ Shinnosuke Matsuyama ■■ ------------------------------------------------------2017.10.10---- 一度しか死ねない。だったら、めでたい死に方をしたい。 ---------------------------------------------------------------------- ■■【今日の一冊】~ なんとめでたいご臨終 最後まで家で朗らかに生きられる! -------------------------------------------- |小笠原文雄/著 |小学館|2017年6月 |ISBN:4093965412|1512円|319P -------------------------------------------- __《 この本のツボは? 》_________ 私の両親は、最後、特養と呼ばれる施設で亡くなりました。 親不孝なことをしたと今も思っています。 施設で食事を喉につまらせて青くなってしまったとき、このまま逝か せてあげたい・・・と思ったことも何度かありました。 自宅で父が脳血栓でなんども倒れたとき、救急車を呼ばずにこのまま 逝ってしまったほうが本人も幸せかも・・と思ったこともありました。 救急車もない昔なら、そのまま亡くなっていたかもしれないところを 無理矢理、こちらの世界に引き戻され、そして、何本ものチューブを 着けられ、尊厳もなく生かされ、床ずれをお越し、食べることも起き 上がることもできず、植物のように生かされる。その姿は、深い不条 理を感じざるをえませんでした。 医学や医療や介護が内包している大切な問題を、技術の進歩(とビジ ネスの発展)のためだけに突き進んでいる今の社会の在り方に、深い 疑問を今も感じています。 このごろ思うのは、自分が死ぬときは、死ぬ権利が欲しいということ です。家族と半ばマジに話しています。死ぬ自由もなく、植物のよう に生かされているのは、自分も家族も不幸にします。 先日の日野原先生のように105歳の最後まで、尊厳を保って行きき ることができた方はとても幸せな最後だったかもしれません。 しかし、今、よのなかには、とても不幸な「生」がたくさんあるよう に思えて成りません。75%の人が病院で亡くなります。 で、やっと本日の本。 在宅看取りを1000人以上も行ってきた名医であり、日本在宅ホス ピス協会会長でもある小笠原文雄さんが伝える「旅立つ人も見送る人 も満足な死に方」を教えてくれる本です。 人生は一度きりと同じように、死ぬのもたった一度しかできません。 どうせなら、「めでたいご臨終」をしてみませんか?という小笠原さ んの在宅医療は、高齢社会の日本に明るい灯をともしているように思 えます。 病院勤務医もしていた小笠原さんは、末期がんの丹羽さんが旅たつ時 に経験したカルチャーショックから、その後は在宅医療に真摯にとり くんでこられました。 家で苦しみ始めたら、救急車を読んで病院へ。そして延命治療を受け て苦しんで亡くなる・・・そんな人が多い中、小笠原さんの在宅ホス ピス緩和ケアの医療で、幸せそうに亡くなる人が多くいるといいます。 本書に耳慣れない言葉「緊急退院」というのが登場します。 "緊急入院"はよく聞きますが、その逆。余命わずかという人が家に帰 りたい・・というときに、緊急に退院するのです。 小笠原内科では、即日退院して、在宅ホスピスケアに移行できるよう 病院と連携をとっているそうです。 様々な事例の紹介がわんさか登場します。どれも、あ〜こんなふうに 最後を迎えるのもいいな〜というものです。 いくつかご紹介しましょう。 ★ 余命3ヶ月を宣告された女性の患者さんが、「もう一度海外に行 きたい」ということで、緊急退院。様々な在宅ケアを行い、諦めてい た夢をかなえ、3ヶ月後に穏やかに旅立たれました。 ★ 70代の男性は、肺がん、肝転移で余命半年。病院を離れ在宅ケ アにして一番の喜びは、お酒を飲めること。訪問診療にいくたびに焼 酎で乾杯をされたようです。上松さんの次の一言が、響きます。 「病院じゃ、酒はのめないからな」 ★ 退院したら5日の命、と宣告されていた大野さん72歳は、なん と退院して家で暮らすようになってから5年経った今でも元気に暮ら しています。自宅という環境は、生きるエネルギーを大きくします。 ★ 余命1、2ヶ月を宣告され寝たきりだった安藤さん(87歳)は、 退院してから3ヶ月後、喫茶店にもいけるようになるまで回復。 「安藤さんなんでそんなに元気になったの?」という小笠原さんの 問いに、安藤さんは、こう答えます。 「病院ではひっきりなしに看護師さんやお医者さんがきてくれたけれ と誰とも心が通わなかった。孤独死しそうでした。でも家では、娘や ヘルパーさんなどが来てくれ、1時間も話してくれる・・」 こんな事例が一杯です。 そして、みなさん、在宅医療でとても朗らかに生き、笑顔で旅立つ。 小笠原医院の「お別れパンフ」が紹介されています。その中に、こ んな一分が・・・ 慌てて、救急車を呼ばないでください。ステーション(小笠原 医院)に連絡してください。看護師がくるまでの時間は、お別 れの時間としてください。 救急車を読んで、死ぬ前に救急車が到着してしまった場合、何がお きるか分かりますか? 悲劇です! という小笠原さん。 (とても共感できる言葉です) 「延命治療などで強制的に生かされるのではなく、希望と喜びの中 で生かされているからこそ、旅立つときを選ぶ。そんな不思議な力 が宿るのです。"最後までここで暮らしたい"という願いがかない、 自然の摂理の中で、希望死、満足死、納得死ができたとき、ご遺族 は悲しみの涙の中にも、笑顔でお別れをします」 現代の医療現場(75%が病院で死亡)にある自然の摂理に反した 不条理に立ち向かっている一人のお医者さんの試みを、多くの方に 知って欲しいと願うばかりです。 高齢化社会で自分らしく生きるため、そして希望通りに死ぬため、 私たちが知っておきたい大切なことが、書かれています。 あなたも、ぜひ、死ぬ前にお読みください。w __《 おすすめ度は? 》___________ ★★★★★ + 納得死 __《 知りたい? 》_______ ・在宅ケアをされている方 ・家で死にたいと思っている方 ・笑って逝きたいという方 __《 買いたい? 》_______ 879位/→位 ・アマゾン → http://bit.ly/medetaiRINJU ---------------------------------------------------------------------- ■■今日のおまけ:(Jカレッジ 99.2回) ジェイカレッジ第99.2回を予定しております。(10月26日:木) 今日の本の著者、松本秀幸さんのご登壇です。 スマホの画面を毎日みているあなた。おそらく1時間以上は見て いることでしょう。そんなあなたが3分だけ違うことに使えば 奇跡が起きるかもしれません。そのきっかけになるセミナーです。 ■日時: 2017/10/24(木) 1900-2100 ■場所: 東大前駅 徒歩1分 アカデミー向丘 ■会費: 3000円 ■申込: http://kokucheese.com/event/index/482438/ 楽しみ、楽しみ ♪ とってもライブなセミナーになりますよ。 ---------------------------------------------------------------------- ■■ 新刊応援!(こんな本もお勧め!) ▼90分で遺言書 〜 塩原 匡浩 塩ちゃん、がんばりました。おめでとうございます。 死ぬ前に遺言を残すのも、納得死の条件ですね。 本書は、そのよいきっかけになるはずです。 → http://amzn.to/2xtbkym ▼「「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる」〜 阪本啓一さん 阪本さんの最新作。かなり面白い事例と考察がいっぱいです。 軍手、タオル、キャンドル、印鑑、クリーニング店、保育園……。 本書には書名の通り「こんなもの誰が買うの?」がいっぱい。 そこにある秘密とは・・・ → http://bit.ly/daregaKAU ▼「10万棟のビルを洗った社長のすごい掃除力 」〜佐藤正和さん 自社開発の植物性バイオ洗剤で日々建物の外壁をきれいにする 佐藤さんのユニークな取り組み。 → http://amzn.to/2fZ1sS5 ▼「名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと」〜 おおたとしまささん これは最高に痛快な本です。今年のベスト5に必ず入ります。名門校でもあり 同時に迷門校でもある。なにしろ数学の先生がヤギをかっているし・・・笑 → http://bit.ly/meimonmusashi ▼ 田坂広志さんの2作品がPOD( print on demand )でも入手可能に! (1)『人生の成功とは何か - 最期の一瞬に問われるもの』 → http://amzn.to/2xdPdZm (2)『なぜ、働くのか - 生死を見据えた「仕事の思想」』 http://amzn.to/2haWZ2e ▼「すぐやる人の"超えてる"思考法」〜 藤沢久美さん監修 奥田元トヨタ会長、スティーブ・ジョブズ、稲森和夫など成功者たちの すごい言葉から超えてる思考法が垣間みれる本です。 → http://amzn.to/2fJTiwZ ---------------------------------------------------------------------- ■■ 臨機応援!(勝手に応援しちゃうよ) ○「中谷彰宏塾・旅行塾」 ◆11月4日(土)17時~18時50分 【特別授業】高萩徳宗に学ぶ『旅行をもっと楽しむ作法』」 旅行を楽しむための作法を伝授します。 http://shop.an-web.com/products/detail.php?product_id=3250 中谷さんと高萩さん、すごいことがおきますよ! ○「100冊倶楽部・再起動か?」 この指と〜まれ〜♪ ・自分小説 私の流儀 出版企画参加者募集 Webook出版では現在第二弾が進行中ですが、第三弾として 上記の企画参加者を募集します。 これだけじゃ、わかんない。でも面白そう・・・って思った方 松山までメールください。男女年齢問わず。 → webook@yahoo.co.jp ---------------------------------------------------------------------- ●今日の鍛錬: ( 0回 ) 目標Pushups500回 ---------------------------------------------------------------------- 発行者 : Webook of the Day 松山真之助 ( hello@webook.tv ) 発 行 : まぐまぐ ID= 969 登録解除: http://webook.tv/mm.html 携帯版Webook : http://bit.ly/WebookM 新刊/30分の朝読書で人生は変わる。→( http://amzn.to/oS3Zoz ) -------------------------------------------------------------------- 徳縁:レジェンド財団: http://legend-foundation.org/ 書縁:メルマガ書評 : http://webook.tv/ 講縁:ジェイカレッジ: http://jcollege.jp/ 呟縁:Twitter: http://twitter.com/webookoftheday 顔縁:Facebook : http://on.fb.me/Webook 本棚:田坂広志さん : http://bit.ly/webookTASAKA 本棚:福島正伸さん : http://bit.ly/webookFUKUSHIMA 本棚:田中靖浩さん : http://bit.ly/webookTANAKA 本棚:藤原和博さん : http://bit.ly/webookFUJIHARA ======================================================================